Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

代々と継続されるもの…(ディヴェリシドーリス・アウランティオノデュローサ)

2017-06-23 19:08:57 | ウミウシ

昨日梅雨が明けた沖縄島ですが、その昨日からすでに真夏全開みたいな感じになってます。

朝からギラギラの陽光で灼熱…。

熱中症と日焼けに十分な注意が必要な週末になりそうです。

そしてその先も晴れマークが並ぶ週間予報で、いい感じです。

風は南~南西。晴れ。

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橙(ダイダイ)は、ミカン科の常緑小高木。

正月飾りに使われることからもわかる通り、冬に実を熟します。

その語源は『代々』なのだとか。

これは冬に熟した果実が年を越しても落ちず、2~3年なり続けることからそう呼ばれるようになったのだそう。

「代々と続く、代々と栄える」という意味で正月の縁起物になったわけですね。

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瘤(こぶ)は、打撲や病気によって皮膚や臓器の一部が盛り上がったもの。

この語源は、『かぶ(株)』や『かぶ(頭)』と同源で、丸い塊という意味なのだとか。

ただ『かぶ(株)』には、ずっと残っているものという意味もあります。

つまり、株は木を切った後にずっと残っている根元のことだから。

そのずっと残っているもの…という意味が株式という名称にも繋がっていくみたいです。

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二つの言葉を繋げると、『代々残っていくもの、代々残していくもの』

何を?

本日当地は、それを深く考える日でした……。

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さて、では何故この二つの言葉を繋げることになったのかというと…

〈イロウミウシ科Diversedoris属ディヴェリシドーリス・アウランティオノデュローサ Diversedoris aurantionodulosa 17年5月15日 沖縄島安和〉

本種の学名種小名は、『橙(色の)小さい瘤の多い』って感じの意。

和名はまだありません。

背面に散在する小さな突起を、瘤に見立てたのでしょうね。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

 

コメント
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