Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

青い一族(クロヘリシロツバメガイ)

2018-08-20 19:26:22 | ウミウシ

陽光サンサン、海は凪。気持ちいいコンディションだった本日のやんばるです。

ここ数日はこんな感じが続いてます。

相変わらず台風が次々に発生していますね。

20号に関しては関係なさそうですが、19号からのうねりが、明日以降入るという予報。

でもそんな気配は、今日のところは全く感じませんでしたけど…。

風は北東。晴天。

■■

体調が悪そうな人に、『顔が青いけど大丈夫』なんて聞いたりしますよね。

あるいは恐怖で『顔が青ざめる』なんて表現をしたりもします。

顔には血管が集まっているのだとか。

身体の冷えや貧血によって顔の皮膚の血管が収縮して血流が滞ると、青白いあるいは青ざめた顔色になるのだそう。

また人は恐怖を感じる場面に遭遇したとき、身の危険を感じて毛細血管を収縮させ、傷ついた際にもできるだけ出血を抑えようという防衛反応によって顔が青ざめるのだとか。

どちらにしても血流に関係しているわけですね。

しかし世界には、そういう理由ではなく顔が青い人、というか顔だけではなく全身の皮膚が青い人がいるのだそう。

アメリカ東部のアパラチア山脈で暮らす一族で、近年まで隔絶されていた地域で独自の生活をしていた一族なのだとか。

遺伝子疾患で肌が青かった一人の人物に始まり、地理的文化的に隔絶されていたために近親婚を繰り返すことになり、その子孫たちが青い肌になっていったのだそう。

そして数十人の青い肌の一族が形成されたのだとか。

もちろんこの一族が発見されているということは、既に隔絶は解除されていて、近親婚ももう行われていないそうです。

■■

さて…

〈カノコキセワタガイ科ニシキツバメガイ属クロヘリシロツバメガイ Chelidonura pallida 18年7月12日 沖縄島新里〉

学名種小名は『青白い』の意。

青白いというか、真っ白にしか見えませんけれど…。

まあだからか、和名の方は白ですね。

因みに白いツバメっているのかなぁ…とか思って検索してみると、以外とあちらこちらで目撃されてました。

縁起が良いと大人気になってたりしてたりも…。

 

コメント
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