寒波の影響で、日中の最高気温が15℃という寒~い日になった本日のやんばるです。
まあ、北日本では大雪になっているようで、それに比べたら十分に暖かいのかも知れませんけど…。
北寄りの風も強く、空はドンヨリ。くっきりと冬色を感じられた一日でした。
風は北~北東。曇ときどき弱雨。
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インドでは「モンスーンというと小学生でも知っているが、気象台ではこれについて何も知らない」と言われているのだとか。
これはインドではモンスーンが身近でありながら、厳密な定義が成されていない俗語であることを意味しているのだそう。
モンスーンとは、ある地方で一定の方角への風が特によく吹く傾向があるとき、季節によって風の吹く方角が変化するものを呼ぶのだとか。
ようは季節風のことですよね。
アラビア語で『季節』を表す"mawsim"がポルトガル語の"monçao"になり、オランダ語の"monssoen"を経て、英語の"monsoon"になったのだそう。
出発がアラビア語なのは、この言葉がそもそもアラビア海に吹く季節風のことだったから。それが季節風を表す気象用語として広まり、インドや東南アジアでは雨期を意味する語としても使用されているのだとか。
インドから紅海沿岸の地域にかけて、古代からこのモンスーンを利用して海上貿易が行われていました。
いわゆる季節風貿易ですね。
この貿易で、18世紀の南インドからは上質なアラビカ豆(コーヒー豆)がヨーロッパへと帆船で運ばれました。長い航海のなかで熱帯の海風にさらされ、豆は膨張・熟成され、独特のアロマとまろやかな口当たりに変化したのだそうです。
蒸気船の時代になり航海の時間は大幅に短縮されたため、ただ運ぶだけではこの変化は得られなくなります。そこで『モンスーニング』という特殊な工程を豆に施すことになりました。
それは、インド南部のマラバール海岸にある風通しのよい倉庫で、2~3ヶ月モンスーンにさらすという方法でした。この工程を経た豆は黄金色に変貌するのだそうです。
この豆は工程と場所に因み、『モンスーンマラバール』と呼ばれています。
『モンスーンマラバール』は、雑味も酸味もなくて飲みやすく、ミルクとの相性も良いのだそうですよ。
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さて…
〈フエダイ科フエダイ属ヨコフエダイ Lutjanus malabaricus 18年11月22日 沖縄島湾奥〉
画像は幼魚。
学名種小名は『マラバール海岸の』の意。
タイプ産地なのでしょうか。
当地では上質な白身魚として人気が高いのだそうです。