午前中からひんやりとした雨。肌寒い一日になった本日のやんばるです。
まあ今晩中に低気圧が通過して、明日の日中には晴れ間が広がりそうですが。
そして明後日からの週間予報ではずっと夏日の予想気温になってます。
風は南東~東。雨。
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ピジン語という言語があります。どの地域のどんな民族が使っている言語かというと…、実はそういう特定の言語をさすものではありません。
共通の言語を持たない人々が、通商などの目的で接触してコミュニケーションが行われるときに、お互いの言語体系が混ざり合って生じてくる新しい言語体系のことなのだとか。いわゆる混成言語の一つ。
ピジン語は世界各地に見られますが、太平洋諸島でのピジン英語がよく知られているのだそう。
このことを踏まえた上で…
地理的にはオセアニアに属し、オーストラリアの北、ソロモン諸島の西、インドネシアの東、ミクロネシア連邦の南に位置する立憲君主制国家、といわれて国名が思い浮かびますでしょうか。これでぱっと国名が出てくる方は相当な方ではないでしょうか。まあ、何が相当かは置いとくとして。
ともかく、この国の名は『パプアニューギニア独立国』です。イギリス連邦加盟国かつ英連邦王国の一国で、従って現在の国家元首はエリザベス2世女王陛下です。
パプアニューギニアには3万年前から人類が生活していたといわれているそうで、今でも800以上の言語グループに別れた少数民族が、独自の伝統文化を守りながら生活しているのだとか。
その伝統文化の最も特徴的なものが『シンシン(SING SING)』と呼ばれる民族舞踊なのだそう。
もちろん部族によって衣装や音楽そして踊りは全く異なっていて、鳥や木、山の精霊を表すために羽根や真珠や動物の皮で化粧をして着飾り、伝説的な戦いのような重要な出来事が演じられるのだとか。
冠婚葬祭や宗教儀式に伴って踊られるものだそうですが、主要な町で年に一回行われる『シンシンショー』というフェスティバルでも観賞できるのだとか。その催しは、世界的にも注目されるようになっているのだそうですよ。
で、その『シンシン』という呼び名、スペルからもうお分かりかもしれませんが、英語の歌う(sing)からきたピジン語なのだそうです。
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さて…
〈フサカサゴ科オニカサゴ属ウルマカサゴ Scorpaenopsis papuensis 19年2月18日 沖縄島安和〉
学名種小名は『パプア(パプアニューギニア)の』の意。
儀式的に着飾っているような色彩・模様に見えたりも…。