梅雨が明けてから真夏日続きのやんばるです。
半島北側エリアの風裏のビーチはもう灼熱~な感じになってます。
この先も真夏日続きの予報です。
風は南。晴天。
■■
青いウィル・スミスが印象的な映画『アラジン』が公開中ですね。これは『千夜一夜物語』あるいは『アラビアンナイト』として知られるイスラム世界の説話集のなかの1篇が原作。
『千夜一夜物語』はペルシャの王に妻が毎夜物語を語るという形式の、枠物語手法で描かれた代表的な物語集の一つ。
それが世界中に広まることになったきっかけは、1704年のフランスからなのだとか。
その当時、ルイ14世に仕えていた東洋学者のアントワーヌ・ガランが、アラビア語の写本からフランス語に翻訳し出版したことで、ヨーロッパ中に『アラビアンナイト』のブームが起きたのだそう。
ところで『千夜一夜物語』といえば、と聞かれたらどの物語が思い浮かびますか?
前述の『アラジン』、それに『シンドバット』、あとは『アリババ』。僕がぱっと思いつくのはこの三つくらいです。
ところがこの三つの物語、元々の『千夜一夜物語』には存在しないのだとか。
ガランが翻訳した写本には282夜までしかなく、結末もなかったのだそう。しかしガランを含む多くのヨーロッパ人によって次々と物語が追加され、いくつもの異なる結末が創作されたのだとか。
そして『アラジン』も『シンドバットの冒険』も『アリババと40人の盗賊』もあとからつけくわえられた物語なのだそうです。
だから『魔法のランプ』も『開けゴマの呪文』も、アラビア語版には存在しないわけです。
というわけで、僕は『千夜一夜物語』を一夜も知らないということになってしまいました…。
因みにこの『開けゴマ』という呪文。何故ゴマなのかということに関する説は複数あるそうですが、その一つに『性的な隠喩説』というのがありまして、他の説はこの説を覆い隠すために提唱されたという可能性があるのだとか。
まあ、この説の詳細は書きませんけど…。
■■
さて…
〈ヘビギンポ科ヘビギンポ属ゴマフヘビギンポ Enneapterygius bahasa 19年5月6日 沖縄島安和〉
学名種小名は、インドネシア共和国の国語である Bahasa Indonesia に因んでいます。