北寄りの風は少し強めでしたけど、たっぷりの陽光が心地よかった本日のやんばるです。
南の海上には台風があったり、熱低があったりしてますが、沖縄島には近づく気配なし。
台風のシーズンも終わったようで、季節が一つ進んだ感じのこの頃です。
週末にかけては少し冷え込みそうな予報になってたりしますし…。
風は北東。晴れ。
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『一網打尽』
悪党の一味を一挙に一人残らず捕まえること。
これは中国の二十四書の正史の一つ、『宋史』の故事が意味の由来なのだとか。当時の検察官が政府の公金不正流用疑惑を調査し、その現場をおさえて一斉逮捕したときに、「吾、一網打尽せり」と叫んだことからこんな意味で使われるようになったのだそう。
とはいえ、もともとの意味は単に『網を打って一度に多くの魚をとらえる』というものだったよう。もちろんこの場合の『網』とは、『漁網』のことですね。
漁網は漁具のなかでも大量の水生生物を採捕でき、高い漁獲収益を期待できる漁具ですが、そもそも網ってどのくらい昔から存在していたのでしょうか。
古代ローマにはレティアリウスという剣闘士がいたのだそう。これは日本語では『網闘士』あるいは『投網闘士』または『投網剣闘士』などと訳され、投網を使って敵を絡め取り銛で戦う闘士なのだとか。
だから少なくとも古代ローマでは、網は道具として確立されていたということなのでしょう。
日本にも夏の季語として『投網』はありますし、相撲の決まり手の一つに『網打ち』なんていうのがあるのだとか。
また古くから網目模様は、着物や食器に用いられていますね。なんでも縄文土器にもみられるのだそう。
『一網打尽』の言葉のように、敵を一度に捕らえつくして勝利を得るとして、網目模様は武将の紋章にも喜ばれたのだとか。
あるいは『一網打尽』のもともとの意味から、『たくさんの幸せをとらえる』という意味で縁起の良い模様だとされているのだそう。
この模様の食器を使っていると、『中風(いわゆる脳梗塞)』にならないためのお守りになると言われているのだそうですよ。
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さて…
〈サンゴガニ科サンゴガニ属アミメサンゴガニ Trapezia septata 19年9月27日 沖縄島安和〉
とても縁起の良い模様を纏ったサンゴガニ。
この画像、中風のお守りになるかな…。