Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

自由形は本当に自由な感じ(オヨギベニハゼ)

2019-11-12 20:25:58 | ハゼ科

気持ちの良い秋の青空、乾いた風が心地よかった本日のやんばるです。

週末まではこんな空が続きそうな予報です。

台風25号が発生したり、26号が発生しそうだったり、11月なのにねぇ…。

まあ、どちらも沖縄島には近づくことはないようですが。

風は北東。快晴。

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ほぼ全ての動物は、潜在的に泳ぐことが出来るとされているのだとか。

全ての動物はそもそも水中を泳ぐ動物から進化したわけですから、違和感は感じません。陸上で暮らす動物も、泳ぐ動物が進化の過程でその形態を変化させて陸上に進出したわけですから。

しかしヒトやゴリラなどの霊長類は、他の動物と比較して相対的に泳ぎがあまり得意ではないと言われているのだそう。まあ、個人的には納得できるかな。あんまり泳ぎに適した身体構造をしているとは思えませんから。ちなみに水中を最も速く泳ぐ哺乳類はシャチで、その最高速は時速80km。最も速く泳ぐ動物はカジキマグロで、時速100kmを超えるのだそうです。そして人間が泳ぐ速度は、時速6.5kmくらいだそうで…。

それでも人類は太古の昔、それこそ二足歩行を始めた原始時代から泳いでいたようです。

古代ギリシャ時代の彫刻や絵画からは水泳が盛んであったことがわかるものがあり、古代ローマ時代には文化人の条件として文字が読めることと並んで水泳が出来ることが必要とされていたのだとか。

また古代エジプトや古代中国では兵士の訓練に水泳が取り入れられていたという記録があるのだそう。

現代でも水泳は盛んで、競泳はオリンピック種目になってますよね。第一回のアテネオリンピックからの種目です。

しかしその競泳の中の自由形は現在とは違っていて『平泳ぎ』だったのだとか。当時は『平泳ぎ』が最も速い泳ぎ方だったということ。

その後、背泳ぎで泳ぐ選手が出てきて、これが最速に。そしてさらにクロールが登場して、以後クロールが自由形の主流になったのだそう。

したがって、クロールよりも速い泳法が現れれば、またそれが主流になるかもしれないのです。

実際に自由形のルールには泳法は指定されていません。それどころか、レース中に泳法を変えてもいいのだとか。

本当に自由な感じですね。

2000年のシドニー五輪では、オーストラリア代表の選手が100m自由形リレーで最後の10mをドルフィンクロールという新泳法で泳ぎ、世界記録を更新したのだそうですよ。

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さて…

〈ハゼ科ハゼ亜科ベニハゼ属オヨギベニハゼ Trimma taylori 19年9月27日 沖縄島安和〉

学名種小名は『Taylor氏の』の意。

アメリカの魚類学者Leighton R.Taylor,Jr.に因んでいます。

画像の個体はアオギハゼの群れに一個体だけ紛れ込んでいました。

アオギハゼと一緒に背泳ぎしてました…。

 

コメント
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