じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

風林火山 第33回「勘助捕らわる」

2007-08-21 23:59:25 | 風林火山
遅ればせながら風林火山の感想でございますぅ~~今回は中身の濃ゆ~~~~~~い対決シーン満載 勘助サマ宇佐美さん、勘助サマ景虎のやり取りはしびれました 詳細は後に回すとして……

太郎、、、後の武田義信ですけど元服しましたね 傳役の飯富さんは感慨無量な表情。「それがしは戦場では猛将と言われているけど本当は臆病者。だけど若君のためなら甲斐を強国にすべく戦える」と自分の気持ちを吐露するんですよね~~晴信さんが飯富さんを傳役にしたのはさすがだと思いましたね~~飯富さん自身の人間としての魅力が現れている言葉です でもぉぉ~~太郎クン 勘助サマがいなくても武田家は大丈夫ってのは禁句 ですよ~~お屋形様の怒りだけでなく、勘助サマ のじいの逆鱗にも触れた…か 原作では太郎クン=正室の子供ということで勘助は嫌っていたという記載があるんですけど、じいも思わず「こいつ、気に入らん」と思ってしまいました ま、そうは言っても可哀想な最期なんですよね~~聡明だったゆえに晴信さんと対立することになるし、飯富さんもそのせいで悲惨な運命を辿っちゃうわけですから。これまた聡明な信繁さんが生きていたら運命が変わってたかも~~なんて言われてますけどね。。。

太郎クンのことはこのくらいにして、勘助サマですよ もう~~囚われの身になって大変なことになってる~~まさかここでは死なないでしょ(そんなことになったら風林火山が終わっちゃう)って分かっていてもハラハラドキドキでした。お屋形様、早く助けてあげて~~~ってマジにお願いなんてしてみたりして ま、最後はお屋形様が心憎い救出劇」を繰り広げてくれるんですけど、お北様に諭される晴信さん、一息子に戻ったオロオロな表情だったのが可愛かったです

で、ピンチの勘助サマ 宇佐美さんに「酒でも飲まぬか、道安……いや、山本勘助!」と言われて軍師対決スタート 静かな、でも根底に熱いマグマを感じるような凄いやり取りでした。いいですね~~お互いに「演じること」の火花を散らせるなんて……これぞ役の雰囲気まで醸し出せる力のある役者だからこそ成り立つシーンだと思いました 勘助サマと宇佐美さん、敵同士な立場なんですけど、単純明快取っ組み合いの喧嘩(…は、しないですよね)とかあからさまな対決姿勢は見せない。二人ともある程度年を重ねているので、達観している部分があるというのは共通してると思うんですよね~~敵なんだけど認めていて、お互いの立場を超えたところで客観的な目で「この戦いは面白い」「自分も関わる価値がある」と楽しんでいるような感じにも見えるんですわ でもね~~そうは言っても根っこの部分は違う。。。後の勘助サマと景虎の対決シーンでも分かることですけど、勘助サマは人間の善悪の営みに関わる中での達観、宇佐美さんは人間の営みを超えた上での達観(一般的に「達観」というと後者の方か?)ではないかなぁ~~と感じました。それに、勘助サマの方が熱い内面を隠し切れてない……そんなところにお茶目さを感じるんですけどね

宇佐美さんは景虎に仕えることになり、勘助サマは捕らえられるぅぅ~~景虎にいっそうの怒りです 勘助サマを酷い目にあわせるなんて……超個人的な恨みですけど許せないっ でもね~~矛盾してるかもしれないけど、獄中の勘助サマ、何か……イイ お屋形様に思いを馳せて寝転んでいる姿、アップ映像は罪 口元&はだけた胸に萌え萌えしちゃったんですけど 悪女ですよね~~可哀想な勘助サマがお気に入りなんて その後の逆立ち……正直なところ意味不明 格子越しにニョキッと出てきたきちゃない足はツボだったんですけど、、、あそこで「姫様~~」はもっと意味不明。由布姫との絆&雪 を絡ませたかったのか???必要ないと思うんですけどね~~~取って付けたような演出は ま、由布姫の「自分が勘助を助けたい」というセリフは全国の魔女の心を代弁していたかと

勘助サマ 景虎の対決、既にこの時点で景虎への怒り by じいは沸点に達してたんですよ。出てくる度に肩に力が入るセリフ回し&棒読み寸前の喋り方にウンザリ、更に喋ってる内容も←こちらは演じてる人に罪はないけれど 正しいことを言ってるのは分かるけど納得できないなぁって感じてて……しかも、勘助サマは凄いオーラで言葉を投げかけてるのに、それを受ける景虎のオーラ&器が物足りないんですよ。ここでもうちょっとこうしてくれたらなぁ~~と思うことが多々。特に対立する両者の意見のぶつかり合いの時に、景虎は勘助サマに背中を向けてることが多かったんですけど、その背中からは何も感じず まぁね~~背中で語れるってのは役者を本業にしてる人の中でだってそうそういるわけじゃないんですよね。まして、景虎の中の人は、本業じゃないんだし、それなりに健闘してるとは思うんですけど。。。でもね~~酷だとは思うけれど、ついついレベルの高いものを求めてしまうんですわ。。。だからと言って「他のこの人ならっ」という人は思い浮かばないので偉そうなことはいえないと思うんですけど、もうちょっと内面から雰囲気や心が溢れる人とのやり取りだったら凄いシーンになるのになぁ~と、ふと考えてしまいました あ、でもね~~一つだけ な表情@景虎を発見「一杯の酒で良いのか?」っていったところの表情は良かったです 神仏一筋 な景虎の一瞬の驚き&迷い が垣間見えたような……もしかしてこの瞬間なのかなぁ~~勘助サマの存在を認めるようになったのは???

ま、景虎 の話はこれくらいにしときます。そんなことよりも……勘助サマの言葉は心に沁みましたね~~ 「それがし、神仏に救われたことはござりませぬ。それがしは人を好んでござりまする。人の醜さ、狡さ、弱さ、儚さ、憎しみ、迷い、偽り、虚しい欲深さも好んでござりまする……(中略)……それがしは、さようなものに救われて参りました」ふと、獄中のマクヒースの場面を髣髴させるような感じ 勘助サマが発する一言一言がズッシリと心にのしかかってくるんですよね~~これまでの勘助サマの歩んできた人生も感じたし、自分の経験なんぞ思い出したりなんかして。。。綺麗事だけでは救われない 敢えて負の面に手をあてられることで救われることもあると思うから 勘助サマと景虎、内野さんが「異文化同士だから対立するのも無理ない」みたいなことを話されてましたけど、ホント、どこまでも分かり合えないし戦うことになるのは当然だなぁ~~と納得してしまいました まぁ、じいは勘助サマ だから愚かで虚しくても人間的な武田勢の方の意見に賛同…かな 勘助サマへの を除いたとしても、聖人君子や勧善懲悪のヒーローよりもダメダメな部分もあるキャラの方が説得力があるので好きなんですけどね……って、これ、内野さんが演じられる役に共通する、、、ってことは……やっぱりヘタレですね

さてさて、来週は真田殿メインの話みたいですね。忍芽さん大活躍 ランディとローラのやり取りもありそう…か……な
コメント (3)
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