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●名言集 その7
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『守破離(しゅ・は・り)』
『規矩作法(きくさほう)
守りつくして 破るとも
離るるとても 本を忘るな』
千利休「利休道歌」より
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剣道,柔道,華道,茶道,書道・・・・などの、哲学や道徳も包む、「道」と呼ばれる教えにおいてよく遣われる言葉である。
守は、敬愛する師の教えを厳しく遵守する時。
破は、遵守して学んできた師の教えを超えようとする時。
離とは、教えを請うた師の全てを吸収し、そこから離れて自分独りの孤高の道を歩き始める時のことである。
基本や型と呼ばれるものは、若い時には画一的で窮屈で退屈に思える時がある。
しかし、その基本や型というものは、長い時間をかけて洗練されてきた肉体の動きや先人の精神が凝縮された結晶のようなものである。その延長線上にこそ、そこを超えうる革新的なものが創造されるのだ。
先人・歴史・伝統を疎かにするものには、創造的な仕事は訪れない。
未来は、現在や過去と連続している。一瞬たりとも断絶していないのだ。
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●名言集 その7
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『守破離(しゅ・は・り)』
『規矩作法(きくさほう)
守りつくして 破るとも
離るるとても 本を忘るな』
千利休「利休道歌」より
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剣道,柔道,華道,茶道,書道・・・・などの、哲学や道徳も包む、「道」と呼ばれる教えにおいてよく遣われる言葉である。
守は、敬愛する師の教えを厳しく遵守する時。
破は、遵守して学んできた師の教えを超えようとする時。
離とは、教えを請うた師の全てを吸収し、そこから離れて自分独りの孤高の道を歩き始める時のことである。
基本や型と呼ばれるものは、若い時には画一的で窮屈で退屈に思える時がある。
しかし、その基本や型というものは、長い時間をかけて洗練されてきた肉体の動きや先人の精神が凝縮された結晶のようなものである。その延長線上にこそ、そこを超えうる革新的なものが創造されるのだ。
先人・歴史・伝統を疎かにするものには、創造的な仕事は訪れない。
未来は、現在や過去と連続している。一瞬たりとも断絶していないのだ。
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合理性も
これにまさるものには
結局出会えないと考えています
そもそも、ここちよいと感じる方向に
未来は延長していきたいから
なにもないところからの全くの自由や
まったくの革新的な状況には
苦痛があります
この苦痛は
基本や型から発生する
習得しつくせない恐怖感からすると
他人と共有しづらいと思います
本当に「自由」で、何やってもオールオッケー!と言われると、僕らは基本的に途方にくれますよね。
何かの軸とか、型とか、そんなたたき台があって初めて、僕らは何か寄る辺があるし、無限の不安に陥らなくて済む。
歴史とか時間とともに形成されてきたものって、壊すのは一瞬だから、ほんと気をつけないといかんですなー。