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木村秋則さんの新刊「地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと」ロングセラーズ (2014/3/28)が、思わず目に入った。
文字と行間が大きいのですぐ読めます。
最近は文字が小さい学術書(発生学)を読んでいるので、気分転換にこういう本を読むとほっこりする。
<今まで呼んだ木村さんの本の感想>
●小原田泰久「木村さんのリンゴ」(2013-10-01)
●木村秋則「すべては宇宙の采配」(2013-09-26)
●木村秋則、荒了寛「リンゴの心」
<木村さんのご友人など>
○山崎隆「奇跡のりんごスープ物語」(2013-09-20)
○高野誠鮮「ローマ法王に米を食べさせた男」(2013-10-03)
○田口ランディ「アルカナシカ」(2011-07-03)
*******************
<内容紹介>
猛暑・洪水・水不足・干ばつ・食料不足・山火事・生物絶滅、近年の連続する自然大災害は、地球の浄化作用!?
地球のカレンダーはあと何枚も残っていない!?
世界で初、無農薬でのリンゴ栽培を成功させた著者。
「誰もリンゴの無農薬栽培の方法を教えてはくれませんでした。〔中略〕自然からたくさんのことを教えられたのです。リンゴの木から、虫から、草から、土から、大自然が、不可能を可能にする方法を教えてもらったのです(本書「まえがき」より)」
――そんな著者だからこそ、現在進行しつつある「地球の危機」をより強く訴えられる。
「今、わたしは、行き過ぎた「不自然」を「自然」に戻すことをしなくてはいけないのではないかと思っています。 ずいぶんと壊してしまった自然を、元に戻す努力をしなくてはなりません。 人の手で壊すことができたのですから、人の手で戻すことができるはずです(本書「まえがき」より)」
「もうそろそろ星?という単位を意識して生きてもよいのではないでしょうか? 日本人としてだけではなく、アメリカ人としてだけではなく、ドイツ人としてだけではなく、「地球人」としての自覚を、みんなが持てば、おのずとわたしたちの「思い」も「行動」も変わると思います。(本書「見返し」より)」
地球がなくならないようにするために
みんなが笑って暮らせる明日のために
『奇跡のリンゴ』映画化で大反響の著者が贈る人類への提言。
最近とみに増えた自然災害、地球に生まれたあなたが今読むべき一冊。
*******************
[要旨]
地球がなくならないようにするために、みんなが笑って暮らせる明日のために。『奇跡のリンゴ』映画化で大反響の著者が贈る人類への提言。
[目次]
第1章 「地球人」としての自覚をもつこと
第2章 「水」と「油」のような生き方
第3章 「すべきこと」を捜すのではなく「すべきでないこと」をしない
第4章 「病気」も自然の一部。勝手に癒しが起こる
第5章 食べものを変えると心も変わる
第6章 「時空」を超えた世界がある
第7章 「常識」を疑うことから始める
第8章 自然大災害は地球の浄化作用
第9章 一人では生きていけない
第10章 何かひとつ「バカ」になってやってみる!
*******************
この出版社が用意している説明文と目次を読むだけで、ほとんど木村さんが言いたいことは伝わってきてしまった。(^^;
目次って、そういう意味でホント便利ですよね。情報が圧縮してあるというか。
ということで、
木村さんのメッセージのポイントしては、
・宇宙的な視点から「地球」を見る。
→まったくその通りだと思う。バックミンスター・フラーが言う「宇宙船地球号」の感覚。仲違いしない。
・それぞれが「自然」とは何か、対話し実践する。
→自分も、医療の観点から「自然」を考えている。
・「何かをする」ことに視点を向けるより、「何かをしない」ことを実践する方がいい。
→確かにそっちの方がストレス少なそう。
・「病気」にマイナスの意味をつけない
→この世には「自然治癒」という調和の世界へ到る精妙な仕掛けがあります。「自然」の状態と対話することが大事。
・「バカ」になる
→アントニオ猪木も猪木詩集「馬鹿になれ」(角川文庫)という最高に素敵な本出してますが、要は常識に縛られず素直になれ、ってことだと思います。
どれもシンプルですよね。
やはり現場で実践している木村さんの言葉は身にしみます。
*****************
ゲーテ
「大豆を植え、野菜を植え、雑草を育てなさい。
そうすれば、永遠に農業は可能である。」
*****************
ということをゲーテが当時言っていた、ということは初耳だった。
*****************
アインシュタイン
ミツバチがいなくなれば、人間は四年しか生きられない。
*****************
とかも重い言葉です。
<参考>ローワン・ジェイコブセン「ハチはなぜ大量死したのか」文春文庫
・日本の農薬使用量は世界一
・ウシは自分が糞をした場所の草を5年間は食べない。なぜなら、硝酸態窒素は劇毒だから。
・有機JASマークは、単に認可された肥料、農薬、堆肥のこと。未熟堆肥を使って栽培しても有機栽培ということになる。未熟堆肥は牛の生態に学んで、5年?は寝かせて使ったほうがいい。
など。
いろいろな豆知識も勉強になりました。
要は、この眼前に展開している「自然」を、虚心坦懐に観察して、自然と対話しながら生活していこう、ということです。「自然」の中には当然のように宇宙も含まれていることがいいですねー。(^^
木村さんは、自然栽培の本質は土にあるとおっしゃった。
自分も、医療における土作り。土壌作りをしたいな、と思っている。
土壌さえよければ、あとはそれぞれが自由に根を張り、自由に自分の花を咲かせればいい.
すべての人は、今やっていることが、天から与えられた天職だと思う。あとは、それを本当の意味で受け入れるかどうか、そこだけの違いだと思う。
文字と行間が大きいのですぐ読めます。
最近は文字が小さい学術書(発生学)を読んでいるので、気分転換にこういう本を読むとほっこりする。
<今まで呼んだ木村さんの本の感想>
●小原田泰久「木村さんのリンゴ」(2013-10-01)
●木村秋則「すべては宇宙の采配」(2013-09-26)
●木村秋則、荒了寛「リンゴの心」
<木村さんのご友人など>
○山崎隆「奇跡のりんごスープ物語」(2013-09-20)
○高野誠鮮「ローマ法王に米を食べさせた男」(2013-10-03)
○田口ランディ「アルカナシカ」(2011-07-03)
*******************
<内容紹介>
猛暑・洪水・水不足・干ばつ・食料不足・山火事・生物絶滅、近年の連続する自然大災害は、地球の浄化作用!?
地球のカレンダーはあと何枚も残っていない!?
世界で初、無農薬でのリンゴ栽培を成功させた著者。
「誰もリンゴの無農薬栽培の方法を教えてはくれませんでした。〔中略〕自然からたくさんのことを教えられたのです。リンゴの木から、虫から、草から、土から、大自然が、不可能を可能にする方法を教えてもらったのです(本書「まえがき」より)」
――そんな著者だからこそ、現在進行しつつある「地球の危機」をより強く訴えられる。
「今、わたしは、行き過ぎた「不自然」を「自然」に戻すことをしなくてはいけないのではないかと思っています。 ずいぶんと壊してしまった自然を、元に戻す努力をしなくてはなりません。 人の手で壊すことができたのですから、人の手で戻すことができるはずです(本書「まえがき」より)」
「もうそろそろ星?という単位を意識して生きてもよいのではないでしょうか? 日本人としてだけではなく、アメリカ人としてだけではなく、ドイツ人としてだけではなく、「地球人」としての自覚を、みんなが持てば、おのずとわたしたちの「思い」も「行動」も変わると思います。(本書「見返し」より)」
地球がなくならないようにするために
みんなが笑って暮らせる明日のために
『奇跡のリンゴ』映画化で大反響の著者が贈る人類への提言。
最近とみに増えた自然災害、地球に生まれたあなたが今読むべき一冊。
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[要旨]
地球がなくならないようにするために、みんなが笑って暮らせる明日のために。『奇跡のリンゴ』映画化で大反響の著者が贈る人類への提言。
[目次]
第1章 「地球人」としての自覚をもつこと
第2章 「水」と「油」のような生き方
第3章 「すべきこと」を捜すのではなく「すべきでないこと」をしない
第4章 「病気」も自然の一部。勝手に癒しが起こる
第5章 食べものを変えると心も変わる
第6章 「時空」を超えた世界がある
第7章 「常識」を疑うことから始める
第8章 自然大災害は地球の浄化作用
第9章 一人では生きていけない
第10章 何かひとつ「バカ」になってやってみる!
*******************
この出版社が用意している説明文と目次を読むだけで、ほとんど木村さんが言いたいことは伝わってきてしまった。(^^;
目次って、そういう意味でホント便利ですよね。情報が圧縮してあるというか。
ということで、
木村さんのメッセージのポイントしては、
・宇宙的な視点から「地球」を見る。
→まったくその通りだと思う。バックミンスター・フラーが言う「宇宙船地球号」の感覚。仲違いしない。
・それぞれが「自然」とは何か、対話し実践する。
→自分も、医療の観点から「自然」を考えている。
・「何かをする」ことに視点を向けるより、「何かをしない」ことを実践する方がいい。
→確かにそっちの方がストレス少なそう。
・「病気」にマイナスの意味をつけない
→この世には「自然治癒」という調和の世界へ到る精妙な仕掛けがあります。「自然」の状態と対話することが大事。
・「バカ」になる
→アントニオ猪木も猪木詩集「馬鹿になれ」(角川文庫)という最高に素敵な本出してますが、要は常識に縛られず素直になれ、ってことだと思います。
どれもシンプルですよね。
やはり現場で実践している木村さんの言葉は身にしみます。
*****************
ゲーテ
「大豆を植え、野菜を植え、雑草を育てなさい。
そうすれば、永遠に農業は可能である。」
*****************
ということをゲーテが当時言っていた、ということは初耳だった。
*****************
アインシュタイン
ミツバチがいなくなれば、人間は四年しか生きられない。
*****************
とかも重い言葉です。
<参考>ローワン・ジェイコブセン「ハチはなぜ大量死したのか」文春文庫
・日本の農薬使用量は世界一
・ウシは自分が糞をした場所の草を5年間は食べない。なぜなら、硝酸態窒素は劇毒だから。
・有機JASマークは、単に認可された肥料、農薬、堆肥のこと。未熟堆肥を使って栽培しても有機栽培ということになる。未熟堆肥は牛の生態に学んで、5年?は寝かせて使ったほうがいい。
など。
いろいろな豆知識も勉強になりました。
要は、この眼前に展開している「自然」を、虚心坦懐に観察して、自然と対話しながら生活していこう、ということです。「自然」の中には当然のように宇宙も含まれていることがいいですねー。(^^
木村さんは、自然栽培の本質は土にあるとおっしゃった。
自分も、医療における土作り。土壌作りをしたいな、と思っている。
土壌さえよければ、あとはそれぞれが自由に根を張り、自由に自分の花を咲かせればいい.
すべての人は、今やっていることが、天から与えられた天職だと思う。あとは、それを本当の意味で受け入れるかどうか、そこだけの違いだと思う。
やっている人がいます。F1を使わず、在来種の
復興に頑張っています(F1は肥料をあげてナンボ
の野菜らしいです)。在来種の復興は大変だ
そうですが、不自然を自然に返えそうと、コツコツ
頑張っている人は確実に増えています。
世界中移動しておいそがしそうなのでお疲れなのかもしれないですねぇ。
>是誰庵玉猫様
そうですね。弘前に行って話を聞くと、他にも数人、無農薬りんご完成されている方おられるとのことです。おそらく、木村さんは自分は宣伝マンとなり、活動されているんでしょうね。それぞれ役割がありますからね。
いづれにしても、すべてのジャンルにおいて、「自然」というものを見直す時期に来ているのは間違いないと思います。
「いづれにしても、すべてのジャンルにおいて、「自然」というものを見直す時期」
とても納得です^^!
さささのさ!で読めるので、お薦めでーす。木村さんのお人柄がふんわりと伝わってきますYO!
『すべては宇宙の采配』も必読書ですが、お読みですか?!
今、人口が次第次第に都会に集中し始めています。それに伴い、地方の農地は荒地と化していくかもしれません。体に優しい食べ物を食べることができるのは、ほんの一部の人たちだけになっていく可能性があります。 日本の安心安全な農業も守って行きたいものですね。
きょう、それこそキュウリを買ったところでした・・・(^^;
ただ、奈良産の「半白(はんじろ)きゅうり」というのがあり、八百屋で『戦後、きゅうりの品種は、生食用の歯切れがよく食味の良い白イボ緑色果系が主流となり、果皮が固く粘質で漬け物利用が主だった黒イボ半白系品種は姿を消していった。一部の産地ではその後品種改良された生食にも適する半白きゅうりが生産されている。』と書いてあったので、かってみました。たしかに、このキュウリは形が歪ですね。やはり、自然の造形というのは、曲線の美だと思いますね。直線世界というのは、それこそ脳化社会の副作用のようなもので。
いづれにしても、いい自然を次の世代、その次の世代、数百年後のまだ見ぬ世代・・・に残したいものです。そのためにできることをコツコツとできる範囲でやればいいのだと思います。 けっきょく、自分の魂が転生したら、それはまさに「未来の自分」の世代にもなるわけですから、ある意味で「自分が蒔いた種は自分が刈り取る」を地でいくことになるわけですが。。。(^^;
「いい自然」を残していくために、できる範囲のことをコツコツ続けていきたいと思います。「自分が蒔いた種を自分で刈り取る」まさにおっしゃるとおりですね^^♪
そうですね。結局、過去を振り返るのはだれかを批判したり評価するためのものではなく、現在の自分に何ができるかを考えるための道具にすぎないと思うので、いま自分ができるベストを尽くそうと思いますね。小さいことでも大きいことでも、そういう自分の中での意識のシフトがいちばん重要なポイントなのだと思います。