<1>
父親の個展が終わりました。盛況に終わってよかった。
来ていただいた方、ほんとうにありがとうございました。
御誘いを受けて、来年も京都でやる予定になるみたい。
京都は意外に東京から近いですからね。
マリンバ奏者の通崎さんのお家にも遊びに行きたいし、お寺も行きたいし。今度は鞍馬山に行きたいな。
京都はいいとこドスエ。
<2>
翻訳の仕事が終わりました。
英語日本語、英語日本語、英語日本語・・。
英語を日本語に変換する。
EIGO wo Nihongo ni Henkan suru.
これはローマ字でした。
学術書なのです。固い医学書なのです。
意訳して読みやすい日本語に変換したい欲望を抑えました。
原本で使われている形容詞や名詞に込められた意味を損なわないように日本語に変換するよう努力しました。
学術書には学術書特有のリズムがあるのです。
それを肥後川柳のように自由に熊本弁で訳したらきっと怒られます。
翻訳は意外に楽しいです。言語の勉強になるし。
村上春樹さんが気分転換のように翻訳をしている気持ちがわかりました。
また話が来たらやりたいな。
<3>
来週は川崎市民アカデミーというところで講義をしないといけない。
尊敬する竹内先生から頼まれた光栄な仕事です。断りはしません。
一般の方に、分かりやすい言葉で語ることを心がける。
専門用語を避けて、相手に伝わることを強く意識しながら話したい。
テーマは認知症です。そこに副題として「わたし」をつけました。
認知症と「わたし」
認知症という記憶障害を入り口として、「わたし」を深く思索し、「人間」を深く思索しようと思ってます。
「わたし」は、自分にとっての「わたし」でもありますし、あなたにとっての「わたし」でもあります。
この地球上には60億以上の「わたし」がある。
「わたし」には狭いego(自我)もあるし、広いself(自己)もある。
インド哲学では梵我一如と言って、梵(ブラフマン=宇宙の根源)と我(アートマン=最内奥の「わたし」)は一つであると言います。
ひとつ。ひとつ。ひとつ。
ひとりを意味するALONEという言葉があります。
ALONEは、ALL+ONEという言葉らしいです。(ほんとかどうかは確かめようがない)
つまり、「すべて」と「ひとつ」を足すとALONEになる。
このあたりに、「わたし」という言葉が持つ壮大な世界のシークレットコードが隠れているように感じています。
そして、その「わたし」の謎を解くことは、人間の生と死や、時間(過去、現在、未来)の謎にも通じると直感的に感じています。
そこまで書くと長くなるので今回は書きません。
もちろん、講義の中ではそこまでは到達できないかもしれません。
ただ、それなりにあがいてあがいて、お金を払ってきて頂く川崎市民の方々のために、頑張って人間の根源を考えてみようと思ってます。
行ってよかった、聞いてよかったと思って頂きたい。
1ミリでも世界をいい方向に傾けることができれば、いいと思う。
そんなこんなで、「脳」や記憶にまつわる本を読み漁っています。
<4>
いきなり関係ない話に飛びます。
この前探偵ナイトスクープを見ていて、「掃除好きな男」という人が出ていました。
自分の家は掃除しつくしたので、他人の家を掃除したいという応募。
その男性の部屋も出ました。
その部屋には何もありません。
彼によると、すべて捨てたそうです。
これは掃除ではないと、自分は思いました。
案の定、掃除に行ったゴミ屋敷の女性の部屋も、物を捨てまくってさっぱり。それで掃除終了ということになっていました。
これは掃除じゃないと、自分は2回目で思いました。
<5>
家に花を飾りました。
父の個展で頂いた胡蝶蘭。
いいものですね。植物がある生活。
そういえば。
友人から盆栽を頂き、それも育てています。
なかなか芽の出るスピードが遅いですが、成長が楽しみです。
ひとつの種。
この中に芽や葉や茎や花や・・・そんないろんな時間や存在の可能性が詰まっていると考えると驚きです。
それは、どんな人間でもひとつの受精卵という、ひとつの細胞から展開されたことと相似です。
人間は60兆個の細胞の集合体ですが、元々はひとつの受精卵でした。
それは自分の父と母の細胞に由来します。
さらにそれを果てしなく元にたどると、人類の起源にまでさかのぼり、さらに元にたどると生命の起源にまでさかのぼる。
どんな人の細胞にもDNAにも、そんな果てしない記憶が刻印されている。気付かないだけ。
それを考えると、生きてるだけで、存在しているだけで、きっとどんな人でも幸せです。
「幸せ」にはなるものではないと思う。
どんな人でも「幸せ」なのです。
それを感受できるか、知覚できるか、に過ぎないように感じます。
そのために、僕らは人生を生き、絵を描き、本を読み、仕事をし、探偵ナイトスクープを見て、花を育てながら。
父と母に感謝し、祖父と祖母に感謝し、生きとし生きるすべての存在に感謝しながら、いまをいきるのだと思います。
父親の個展が終わりました。盛況に終わってよかった。
来ていただいた方、ほんとうにありがとうございました。
御誘いを受けて、来年も京都でやる予定になるみたい。
京都は意外に東京から近いですからね。
マリンバ奏者の通崎さんのお家にも遊びに行きたいし、お寺も行きたいし。今度は鞍馬山に行きたいな。
京都はいいとこドスエ。
<2>
翻訳の仕事が終わりました。
英語日本語、英語日本語、英語日本語・・。
英語を日本語に変換する。
EIGO wo Nihongo ni Henkan suru.
これはローマ字でした。
学術書なのです。固い医学書なのです。
意訳して読みやすい日本語に変換したい欲望を抑えました。
原本で使われている形容詞や名詞に込められた意味を損なわないように日本語に変換するよう努力しました。
学術書には学術書特有のリズムがあるのです。
それを肥後川柳のように自由に熊本弁で訳したらきっと怒られます。
翻訳は意外に楽しいです。言語の勉強になるし。
村上春樹さんが気分転換のように翻訳をしている気持ちがわかりました。
また話が来たらやりたいな。
<3>
来週は川崎市民アカデミーというところで講義をしないといけない。
尊敬する竹内先生から頼まれた光栄な仕事です。断りはしません。
一般の方に、分かりやすい言葉で語ることを心がける。
専門用語を避けて、相手に伝わることを強く意識しながら話したい。
テーマは認知症です。そこに副題として「わたし」をつけました。
認知症と「わたし」
認知症という記憶障害を入り口として、「わたし」を深く思索し、「人間」を深く思索しようと思ってます。
「わたし」は、自分にとっての「わたし」でもありますし、あなたにとっての「わたし」でもあります。
この地球上には60億以上の「わたし」がある。
「わたし」には狭いego(自我)もあるし、広いself(自己)もある。
インド哲学では梵我一如と言って、梵(ブラフマン=宇宙の根源)と我(アートマン=最内奥の「わたし」)は一つであると言います。
ひとつ。ひとつ。ひとつ。
ひとりを意味するALONEという言葉があります。
ALONEは、ALL+ONEという言葉らしいです。(ほんとかどうかは確かめようがない)
つまり、「すべて」と「ひとつ」を足すとALONEになる。
このあたりに、「わたし」という言葉が持つ壮大な世界のシークレットコードが隠れているように感じています。
そして、その「わたし」の謎を解くことは、人間の生と死や、時間(過去、現在、未来)の謎にも通じると直感的に感じています。
そこまで書くと長くなるので今回は書きません。
もちろん、講義の中ではそこまでは到達できないかもしれません。
ただ、それなりにあがいてあがいて、お金を払ってきて頂く川崎市民の方々のために、頑張って人間の根源を考えてみようと思ってます。
行ってよかった、聞いてよかったと思って頂きたい。
1ミリでも世界をいい方向に傾けることができれば、いいと思う。
そんなこんなで、「脳」や記憶にまつわる本を読み漁っています。
<4>
いきなり関係ない話に飛びます。
この前探偵ナイトスクープを見ていて、「掃除好きな男」という人が出ていました。
自分の家は掃除しつくしたので、他人の家を掃除したいという応募。
その男性の部屋も出ました。
その部屋には何もありません。
彼によると、すべて捨てたそうです。
これは掃除ではないと、自分は思いました。
案の定、掃除に行ったゴミ屋敷の女性の部屋も、物を捨てまくってさっぱり。それで掃除終了ということになっていました。
これは掃除じゃないと、自分は2回目で思いました。
<5>
家に花を飾りました。
父の個展で頂いた胡蝶蘭。
いいものですね。植物がある生活。
そういえば。
友人から盆栽を頂き、それも育てています。
なかなか芽の出るスピードが遅いですが、成長が楽しみです。
ひとつの種。
この中に芽や葉や茎や花や・・・そんないろんな時間や存在の可能性が詰まっていると考えると驚きです。
それは、どんな人間でもひとつの受精卵という、ひとつの細胞から展開されたことと相似です。
人間は60兆個の細胞の集合体ですが、元々はひとつの受精卵でした。
それは自分の父と母の細胞に由来します。
さらにそれを果てしなく元にたどると、人類の起源にまでさかのぼり、さらに元にたどると生命の起源にまでさかのぼる。
どんな人の細胞にもDNAにも、そんな果てしない記憶が刻印されている。気付かないだけ。
それを考えると、生きてるだけで、存在しているだけで、きっとどんな人でも幸せです。
「幸せ」にはなるものではないと思う。
どんな人でも「幸せ」なのです。
それを感受できるか、知覚できるか、に過ぎないように感じます。
そのために、僕らは人生を生き、絵を描き、本を読み、仕事をし、探偵ナイトスクープを見て、花を育てながら。
父と母に感謝し、祖父と祖母に感謝し、生きとし生きるすべての存在に感謝しながら、いまをいきるのだと思います。
今日、とうか昨日(?)数十年ぶりに
幸せになりたい とリアルタイムで
心が欲し哀しんでおりました。
このような感情は久し振りで動揺しましたが
さっきまで 不幸ではない と
認識していたのに
些細なことで折れました。
幸せになりたい と 言葉にだしてしまうと
哀しみは深くなり 前向きではなくどこか
後ろ向きな言葉となり自分自身にとりついたように思います。
リアルに言葉が心に響きました。
実はわたし。すごい晴れ女なんです。
周囲の人が驚くほどの
見事なまでの晴れっぷりを披露します。
ありがとう。
わたしは幸せでした。
不幸ではない どころではなく
幸せ者です。
なにしろ 太陽に愛されているのですから。
それだけで充分でした。
おかげ様で発想の転換ができました。
陽が昇るたびに太陽に愛されているんだと思い
雨は降るたびに雨にまで愛されていると
そう考えることにしました。
感謝です。
ひどく納得ですね。一人であることを痛感するには、周りの自分以外の存在が必須。「こんなにたくさんいるのに、私ひとり」的な。もしも、自分ひとりしかここにいなかったら、他を知らなかったら、「alone」という概念は必要ないものね。
うん。面白い。確認しようがないけど、本当な気がします。
全然話は違うけど、apple社の「iPhone 4S」。シリーズ4まで来たんだから、次は「5」出せばいいのに、と思いました。でも、どこかで4Sは「for Steve (Jobs)」だと聞きました。これもまた、本当かうそか確認のしようがありませんが、私自身は嘘でも素敵な話だと思ったので、ことの真偽を確認せぬままこうやって人に吹聴しているわけです。なんか、心温まるなあと思って。フフフ。
探偵ナイトスクープ、私も大好きです。あのローカル感が。「超困っているんだけど、テレビでこれを解決してもらうのもなあ…」というような内容の時ほど、タレントが親身になってその問題を解決してくれる感じに暖かさを感じますね。
無理に東京進出、とか全国区に拡大、などとしない感じがまたいいです。
いろいろ反応しすぎですが、本当は、お父様の個展に感激した、ということをもっとも書きたかったのですが。。。それはまた今度、直接。
表題のところの絵が!とってもいいね。
おっぱいと赤ちゃん、に見えて思わずホワンとしちゃいました~。
はじめまして。こうして知らない方が何の縁かこのブログを読んでいるということは不思議なものです。むしろ、親しい人の方が伝えていませんので。こうしてコメントを書いてもらえると嬉しいです。
おっしゃるとおりです。
「幸せになりたい」という言葉には、同時に「いま現在幸せではない(と自分が思っている)」ということを意味しますので、「幸せではない」という現実がどんどん引き寄せられてくると思います。そういう風に、現実というのはある意味自分が引き寄せるところがあると思います。
「何かがあれば幸せになる」というのも同じもので、それは同時に「その何かが得られても、失われると不幸になる」ということを意味しますし、それは永遠に影を追いかけるようなものだと思いますね。
だから、「幸せである」というのが通常状態なのだと思います。ただ、生きてるだけで。
「晴れ女」とおっしゃられていますし、それはそう確信することで、ほんとうに晴れを引き寄せるのだと思います。だから、現実世界とは不思議なものだ、とよく思いますね。ある種、自分が思考することが何らかの形で実現していきますし。
幸せではないと思い込んでいる人は、うまい具合にそれを正当化する理由を見つけてあてはめていくもので。まるでジグソーパズルのようなものですね。自分自身が合うピースを探す、多少形が合わなくても無理にでも合わせる、という意味では。
太陽が昇るたびに太陽に愛されている、っていうのは素敵なことですね。
北米のインディアンは、自分たちが太陽の運行をつかさどっていると考えています。彼らは、そういう自負と誇りを持って日々生きている。
科学的な事実と、その人にとっての真実は違いますしね。
自分は、その人にとっての真実の方を、大切にします。
>>>牧さま
父の個展も見に来てくれてありがとう!
あなたのように感受性豊かな女性に見てもらえて光栄です。
いまは、緊急カテでよばれて、いろんな治療がひと段落した合間に書いてます。
朝2時。眠い。
alone = all + one。いいでしょ?自分もこの言葉を聞いてすごく好きになりました。
apple社の「iPhone 4S」、そういう説もあるんですね。
自分は電話関係の波には全く乗れてないので、スマートフォンもあまりよくわかりません・・・。
携帯電話は、自分が緊急でよばれることが多いツールなだけに、そこまで機能を求めないのかもしれません。
ほんとは、携帯に縛られるのもいやなんだけど、なかなか今の生活から抜け出るのはあと10年以上はかかるだろうし・・
探偵ナイトスクープ、いいよね。うちの家族はみんな好きですよ。
あの不思議な雰囲気は絶妙ですよね。
表題のところの絵、おっぱいと赤ちゃん、たしかにそういうのイメージしてます。さすが!!すべてに包まれたひとり。生命の誕生です。