日常

月と血と潮

2015-11-01 10:29:56 | 考え
最近はバタバタあわただしい。
そんなときは月と対話する。

月のリズムの方が、生命の歴史は長い。
人間の臓器に、月へんが多いのは偶然ではないだろう。心臓、腎臓、肝臓、脾臓、腸、脳・・・・。どこを見ても月ばかり。

太陰暦と太陽暦。
太陰暦は海のリズム。太陽暦は陸のリズム。

海のリズムは波のリズム。波は風や月の引力が引き出すリズム。引き潮と満ち潮の数億年に渡る繰り返しを、生命は全身に浴びていた。

陸に上がって海がなくなったので、血液という形で海水を体に閉じ込めた。
「血潮」は、血液が月の力の影響を受けていることを直観した人が残した言葉。真実を射ぬいた言葉は、歴史の荒波にもまれても、必ず残る。



自然は常に美しい。美を見いだされるのを待っている。
ゴッホもそんなことを言っていた。
『自然が本当に好きなら、あらゆるところで美を見いだせるだろう』
『美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。』



ここ1週間の月は特別に美しかった。二つに割れたように見えたのは一瞬だった。
1Q84?青豆?天吾?

『1Q84』BOOK2
「あなたは死ぬのが怖い?」
「とくに怖くはありません。私が私として生きていることに比べれば」

『1Q84』BOOK3
(青豆)「希望があるところには必ず試練があるものだから」

『1Q84』BOOK3
(青豆)「私という存在の中心にあるのは愛だ。」




月は、宇宙から地球を覗く覗き穴のようにも見えるし、宇宙の目のようにも見える。