仕事ではボロ雑巾のように働き、疲れ果て、そして家路につく。精一杯、日々生きている。
風呂に入るのも面倒くさく、明日の朝入ろうと思う。すぐにでも眠りたい。
でも、そんな風に「仕事で疲れたイメージ」の中で眠りにつくと、夢の中でも「仕事に追い回されるイメージ」でうなされそうだと思う。だから本を読む。眠い目をこすりつつ、本を読む。一行でもいいから、読む。
・・・・
翌朝の目覚め。
本のシオリは先に進んでいるものの、数時間前に読んだはずの数ページは、とんと読んだ覚えがない。
やれやれと思いながら、シオリを数ページ前に戻す。
その数ページだけでも読もうとした数時間前の自分の懸命な行為は、一見すると無駄のように見える。
でも、夢の世界の住人はきっと喜んでいたはずだ。
眠りの直前によきイメージを脳の中にツルリとすべり込ませてくれたおかげで、きっとキャーキャー喜んでくれているはず。
・・・・
どんなに眠かろうとも、そんなことを信じながら夢の世界の住人のために、意地でも一行でも読んで、眠りに就くのです。
<2012年3月 購入本>
■1960年代
〇望月信成、佐和隆研、梅原猛「仏像―心とかたち」NHK出版 (1965/04)
○宮崎 忍勝「新・弘法大師伝」大法輪閣 (1967)
○片岡 弥吉「かくれキリシタン―歴史と民俗」NHKブックス (1967)
■1970年代
○M.マグドナルド・ベイン「心身の神癒―主、再び語り給う」霞ケ関書房 (1972)
〇五来重「仏教と民俗―仏教民俗学入門」角川選書(1976)
○司馬 遼太郎「空海の風景〈上〉〈下〉」中公文庫(1978/1)
■1980年代
〇吉野 裕子「陰陽五行と日本の民俗」人文書院 (1983/06)
○ジョーゼフ キャンベル「千の顔をもつ英雄 (上) (下)」人文書院 (1984/01)
○テオドール シュベンク「カオスの自然学―水・大気・音・生命・言語から」工作舎(1986/5)
○ドロシーカーネギー,デールカーネギー「ハンディーカーネギー・ベスト」創元社 (1986/11)
〇奈良康明「釈尊との対話」NHKブックス(1988/07)
〇ヒューゴー・オドナー,高橋 和夫(訳)「スウェデンボルグの超生理学」日本教文社 (1988/08)
■1990年代
〇柳田聖山「未来からの禅」人文書院 (1990/01)
○島田 明徳「「気」の意味―仙道が伝える体の宇宙」地湧社 (1991/04)
○石田 秀実 「中国医学思想史―もう一つの医学」東京大学出版会 (1992/07)
○境野勝悟「老荘思想に学ぶ人間学」致知選書(1993/5)
○司馬遼太郎「歴史の中の日本」中公文庫(1994/06)
○司馬遼太郎「「明治」という国家〈上〉〈下〉」NHKブックス (1994/1)
○F.デーヴィッド ピート「賢者の石―カオス、シンクロニシティ、自然の隠れた秩序」日本教文社 (1995/10)
○小栗康平「哀切と痛切」平凡社ライブラリー(1996/10)
○ゲルハルト ヴェーア「C.G.ユング―記録でたどる人と思想」青土社 (1996/09)
〇秋山さと子「占いとユング心理学 偶然の一致はなぜ起こるのか」ベストセラーズ (1996/03)
○オットー ベッツ「象徴としての身体 (象徴のラビリンス)」青土社 (1996/09)
○夏目 房之介「マンガと「戦争」」講談社現代新書(1997/12/18)
〇河合隼雄、中沢新一(編纂)「現代日本文化論〈1〉私とは何か」岩波書店 (1998/1/28)
○エルヴィン シュレーディンガー「精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察」工作舎;改訂版(1999/01)
■2000年代
〇加賀 栄治「孟子 センチュリーブックス 人と思想 37」清水書院 (2000)
〇菅野 覚明「神道の逆襲」講談社現代新書)(2001/6/20)
○佐々木 馨「生と死の日本思想-現代の死生観と中世仏教の思想-」トランスビュー (2002/3/20)
○白川静「常用字解」平凡社(2003/12/20)
○岡野守也「唯識と論理療法 仏教と心理療法・その統合と実践」佼成出版社 (2004/10)
○空海、宮坂宥勝、頼富本宏「空海コレクション 1 」ちくま学芸文庫(2004/10/7)
○宮坂宥勝「空海コレクション 2 」ちくま学芸文庫(2004/11/11)
○畑村 洋太郎「失敗学のすすめ」講談社文庫(2005/4/15)
○松岡正剛 「17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義」春秋社 (2006/12/25)
〇チャールズ・サイフェ「宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号」早川書房 (2007/9/21)
○熊本日日新聞社「水俣から、未来へ」岩波書店(2008/5/28)
○石牟礼道子「あやとりの記」福音館文庫(2009/3/20)
○小池龍之介 「仏教対人心理学読本」サンガ(2009/9/25)
〇ジョージ・オーウェル,川端康雄(訳)「動物農場―おとぎばなし」岩波文庫(2009/7/16)
■2010年代
○竹内 啓二「いのちと愛の思想―廣池千九郎の聖人研究の継承と発展」モラロジー研究所(2010/11)
○フリードリヒ・ニーチェ、丘沢静也(訳)「ツァラトゥストラ(上)(下)」光文社古典新訳文庫(2010/11/11)
○多田富雄「寡黙なる巨人」集英社文庫(2010/7/16)
○畑村 洋太郎「失敗学実践講義 文庫増補版」講談社文庫(2010/5/14)
○鶴見俊輔「かくれ佛教」ダイヤモンド社 (2010/12/10)
○デイヴィッド・サルツブルグ 「統計学を拓いた異才たち」日本経済新聞出版社 (2010/4/2)
〇佐々井 秀嶺「必生 闘う仏教」集英社新書(2010/10/15)
○高橋 秀実「ご先祖様はどちら様」新潮社 (2011/04)
○畑村 洋太郎「未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ」講談社現代新書(2011/7/15)
○山口 仲美「日本語の古典」岩波新書(2011/1/21)
○柴田勝二「村上春樹と夏目漱石――二人の国民作家が描いた<日本>」祥伝社新書(2011/7/1)
○河合俊雄「村上春樹の「物語」―夢テキストとして読み解く」新潮社 (2011/08)
○加藤典洋「村上春樹の短編を英語で読む1979-2011」講談社(2011/8/26)
〇萩尾 望都「マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編」河出書房新社 (2012/2/21)
風呂に入るのも面倒くさく、明日の朝入ろうと思う。すぐにでも眠りたい。
でも、そんな風に「仕事で疲れたイメージ」の中で眠りにつくと、夢の中でも「仕事に追い回されるイメージ」でうなされそうだと思う。だから本を読む。眠い目をこすりつつ、本を読む。一行でもいいから、読む。
・・・・
翌朝の目覚め。
本のシオリは先に進んでいるものの、数時間前に読んだはずの数ページは、とんと読んだ覚えがない。
やれやれと思いながら、シオリを数ページ前に戻す。
その数ページだけでも読もうとした数時間前の自分の懸命な行為は、一見すると無駄のように見える。
でも、夢の世界の住人はきっと喜んでいたはずだ。
眠りの直前によきイメージを脳の中にツルリとすべり込ませてくれたおかげで、きっとキャーキャー喜んでくれているはず。
・・・・
どんなに眠かろうとも、そんなことを信じながら夢の世界の住人のために、意地でも一行でも読んで、眠りに就くのです。
<2012年3月 購入本>
■1960年代
〇望月信成、佐和隆研、梅原猛「仏像―心とかたち」NHK出版 (1965/04)
○宮崎 忍勝「新・弘法大師伝」大法輪閣 (1967)
○片岡 弥吉「かくれキリシタン―歴史と民俗」NHKブックス (1967)
■1970年代
○M.マグドナルド・ベイン「心身の神癒―主、再び語り給う」霞ケ関書房 (1972)
〇五来重「仏教と民俗―仏教民俗学入門」角川選書(1976)
○司馬 遼太郎「空海の風景〈上〉〈下〉」中公文庫(1978/1)
■1980年代
〇吉野 裕子「陰陽五行と日本の民俗」人文書院 (1983/06)
○ジョーゼフ キャンベル「千の顔をもつ英雄 (上) (下)」人文書院 (1984/01)
○テオドール シュベンク「カオスの自然学―水・大気・音・生命・言語から」工作舎(1986/5)
○ドロシーカーネギー,デールカーネギー「ハンディーカーネギー・ベスト」創元社 (1986/11)
〇奈良康明「釈尊との対話」NHKブックス(1988/07)
〇ヒューゴー・オドナー,高橋 和夫(訳)「スウェデンボルグの超生理学」日本教文社 (1988/08)
■1990年代
〇柳田聖山「未来からの禅」人文書院 (1990/01)
○島田 明徳「「気」の意味―仙道が伝える体の宇宙」地湧社 (1991/04)
○石田 秀実 「中国医学思想史―もう一つの医学」東京大学出版会 (1992/07)
○境野勝悟「老荘思想に学ぶ人間学」致知選書(1993/5)
○司馬遼太郎「歴史の中の日本」中公文庫(1994/06)
○司馬遼太郎「「明治」という国家〈上〉〈下〉」NHKブックス (1994/1)
○F.デーヴィッド ピート「賢者の石―カオス、シンクロニシティ、自然の隠れた秩序」日本教文社 (1995/10)
○小栗康平「哀切と痛切」平凡社ライブラリー(1996/10)
○ゲルハルト ヴェーア「C.G.ユング―記録でたどる人と思想」青土社 (1996/09)
〇秋山さと子「占いとユング心理学 偶然の一致はなぜ起こるのか」ベストセラーズ (1996/03)
○オットー ベッツ「象徴としての身体 (象徴のラビリンス)」青土社 (1996/09)
○夏目 房之介「マンガと「戦争」」講談社現代新書(1997/12/18)
〇河合隼雄、中沢新一(編纂)「現代日本文化論〈1〉私とは何か」岩波書店 (1998/1/28)
○エルヴィン シュレーディンガー「精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察」工作舎;改訂版(1999/01)
■2000年代
〇加賀 栄治「孟子 センチュリーブックス 人と思想 37」清水書院 (2000)
〇菅野 覚明「神道の逆襲」講談社現代新書)(2001/6/20)
○佐々木 馨「生と死の日本思想-現代の死生観と中世仏教の思想-」トランスビュー (2002/3/20)
○白川静「常用字解」平凡社(2003/12/20)
○岡野守也「唯識と論理療法 仏教と心理療法・その統合と実践」佼成出版社 (2004/10)
○空海、宮坂宥勝、頼富本宏「空海コレクション 1 」ちくま学芸文庫(2004/10/7)
○宮坂宥勝「空海コレクション 2 」ちくま学芸文庫(2004/11/11)
○畑村 洋太郎「失敗学のすすめ」講談社文庫(2005/4/15)
○松岡正剛 「17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義」春秋社 (2006/12/25)
〇チャールズ・サイフェ「宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号」早川書房 (2007/9/21)
○熊本日日新聞社「水俣から、未来へ」岩波書店(2008/5/28)
○石牟礼道子「あやとりの記」福音館文庫(2009/3/20)
○小池龍之介 「仏教対人心理学読本」サンガ(2009/9/25)
〇ジョージ・オーウェル,川端康雄(訳)「動物農場―おとぎばなし」岩波文庫(2009/7/16)
■2010年代
○竹内 啓二「いのちと愛の思想―廣池千九郎の聖人研究の継承と発展」モラロジー研究所(2010/11)
○フリードリヒ・ニーチェ、丘沢静也(訳)「ツァラトゥストラ(上)(下)」光文社古典新訳文庫(2010/11/11)
○多田富雄「寡黙なる巨人」集英社文庫(2010/7/16)
○畑村 洋太郎「失敗学実践講義 文庫増補版」講談社文庫(2010/5/14)
○鶴見俊輔「かくれ佛教」ダイヤモンド社 (2010/12/10)
○デイヴィッド・サルツブルグ 「統計学を拓いた異才たち」日本経済新聞出版社 (2010/4/2)
〇佐々井 秀嶺「必生 闘う仏教」集英社新書(2010/10/15)
○高橋 秀実「ご先祖様はどちら様」新潮社 (2011/04)
○畑村 洋太郎「未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ」講談社現代新書(2011/7/15)
○山口 仲美「日本語の古典」岩波新書(2011/1/21)
○柴田勝二「村上春樹と夏目漱石――二人の国民作家が描いた<日本>」祥伝社新書(2011/7/1)
○河合俊雄「村上春樹の「物語」―夢テキストとして読み解く」新潮社 (2011/08)
○加藤典洋「村上春樹の短編を英語で読む1979-2011」講談社(2011/8/26)
〇萩尾 望都「マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編」河出書房新社 (2012/2/21)