ゼレンスキー氏、G7首脳らに「7月平和サミット」開催を提唱(読売新聞オンライン 午後10:45 · 2023年5月23日)
古代中国(戦国時代)の軍事理論書で世界で著名な(武士の国、日本でも歴史的に読まれてきた)孫子の作戦篇(Web漢文大系)に「故兵聞拙速、未睹巧之久也。」とあります。
故に兵は拙速を聞きくも、未だ巧の久しきを睹(み)ざるなり。
戦争は戦術がまずくとも素早くやること(速やかに勝って戦争を終わらせること)。戦術が巧みで長期戦になることは今まで見たことがない(そのような事例は聞いたことがない)。
武器の到着を待っているのかもしれませんが、戦争は可能なら早く終わらせた方がいいです。厭戦気分はウクライナよりロシアの方が強いという計算かもしれませんが、支援疲れを甘く見ない方がいいのでは?ウクライナは支援で国を維持している状態です。最大の支援国のアメリカですが、次が共和党なら支援に消極的になるとも言われています。言いにくいことをあえて言えば、ウクライナは長距離砲、戦車、戦闘機を次々に要求しており、勝つビジョンが案外見えないんですよね。百も承知でしょうが、進軍しないと領土の奪還は無理であって、幾ら外交的圧力をかけてもプーチン大統領が引くと思えません。
戦車の供与の段階でハルキウ反攻のように機甲部隊での電撃戦かとイメージしていましたが、(空対空が主任務の)戦闘機の要求で良く分からなくなってきました。勝つのに空爆での支援が必要と考えているのでしょうか?それは戦闘機の供与で可能でしょうか?勝つイメージが見えなければ、支援の継続も難しくなっていくのではないかと愚考しますが如何でしょうか?ゼレンスキー大統領は当初早期の反攻を示唆していましたが、それを打ち消す発言に変わっています。そして今回の7月サミットの提案ですが、延期に次ぐ延期がせっかく高まった士気を下げないのか疑問に思った次第です。
最後に誤解のないよう付け加えておくと、私はウクライナの勝利を支持しており、全領土の奪還を目指して行けるとこまで行けばいいと思っています。戦っているのはウクライナに他ならず、その苦労と損害は計り知れないとも思いますが、日本の国益もあるのであって、無限の愛という訳にはいかないのも事実です。日本は(ウクライナごと)ロシアに勝った国でもあります(日露戦争)。そしてその結末は日比谷焼討事件だったんですね。民主国家にとって国民の支持は何より重要と思いますが、戦争が国民の思い通りに必ずしもならないという歴史の教訓があります。苦戦を怖れているようにも見え、やってみなければ始まらない面もあると思った次第ですが、武器の到着を待っている、支援疲れにしない自信があるというなら、ひとまずこれ以上付け加えることはありません。
追記:ウクライナ情報機関トップ “大規模反転攻勢 まもなく始まる”(NHK 2023年5月23日 6時37分)
>ウクライナ国防省の情報部門のトップがNHKの単独インタビューに応じ大規模な反転攻勢について、最小限の兵器などで近く始めることができるという認識を示しました。ただ、反転攻勢では激しい戦闘が長期にわたる可能性を示唆し「作戦の継続にはかなりの備蓄が必要だ」としてゼレンスキー大統領が参加したG7広島サミットをきっかけに欧米側による兵器の供与がどこまで進むのか注視する考えを示しました。
・・・このニュースをチェックしないまま書いた記事ですが、消したりせずそのままにしておきます。まぁまもなくが伸びているのも事実なので。
古代中国(戦国時代)の軍事理論書で世界で著名な(武士の国、日本でも歴史的に読まれてきた)孫子の作戦篇(Web漢文大系)に「故兵聞拙速、未睹巧之久也。」とあります。
故に兵は拙速を聞きくも、未だ巧の久しきを睹(み)ざるなり。
戦争は戦術がまずくとも素早くやること(速やかに勝って戦争を終わらせること)。戦術が巧みで長期戦になることは今まで見たことがない(そのような事例は聞いたことがない)。
武器の到着を待っているのかもしれませんが、戦争は可能なら早く終わらせた方がいいです。厭戦気分はウクライナよりロシアの方が強いという計算かもしれませんが、支援疲れを甘く見ない方がいいのでは?ウクライナは支援で国を維持している状態です。最大の支援国のアメリカですが、次が共和党なら支援に消極的になるとも言われています。言いにくいことをあえて言えば、ウクライナは長距離砲、戦車、戦闘機を次々に要求しており、勝つビジョンが案外見えないんですよね。百も承知でしょうが、進軍しないと領土の奪還は無理であって、幾ら外交的圧力をかけてもプーチン大統領が引くと思えません。
戦車の供与の段階でハルキウ反攻のように機甲部隊での電撃戦かとイメージしていましたが、(空対空が主任務の)戦闘機の要求で良く分からなくなってきました。勝つのに空爆での支援が必要と考えているのでしょうか?それは戦闘機の供与で可能でしょうか?勝つイメージが見えなければ、支援の継続も難しくなっていくのではないかと愚考しますが如何でしょうか?ゼレンスキー大統領は当初早期の反攻を示唆していましたが、それを打ち消す発言に変わっています。そして今回の7月サミットの提案ですが、延期に次ぐ延期がせっかく高まった士気を下げないのか疑問に思った次第です。
最後に誤解のないよう付け加えておくと、私はウクライナの勝利を支持しており、全領土の奪還を目指して行けるとこまで行けばいいと思っています。戦っているのはウクライナに他ならず、その苦労と損害は計り知れないとも思いますが、日本の国益もあるのであって、無限の愛という訳にはいかないのも事実です。日本は(ウクライナごと)ロシアに勝った国でもあります(日露戦争)。そしてその結末は日比谷焼討事件だったんですね。民主国家にとって国民の支持は何より重要と思いますが、戦争が国民の思い通りに必ずしもならないという歴史の教訓があります。苦戦を怖れているようにも見え、やってみなければ始まらない面もあると思った次第ですが、武器の到着を待っている、支援疲れにしない自信があるというなら、ひとまずこれ以上付け加えることはありません。
追記:ウクライナ情報機関トップ “大規模反転攻勢 まもなく始まる”(NHK 2023年5月23日 6時37分)
>ウクライナ国防省の情報部門のトップがNHKの単独インタビューに応じ大規模な反転攻勢について、最小限の兵器などで近く始めることができるという認識を示しました。ただ、反転攻勢では激しい戦闘が長期にわたる可能性を示唆し「作戦の継続にはかなりの備蓄が必要だ」としてゼレンスキー大統領が参加したG7広島サミットをきっかけに欧米側による兵器の供与がどこまで進むのか注視する考えを示しました。
・・・このニュースをチェックしないまま書いた記事ですが、消したりせずそのままにしておきます。まぁまもなくが伸びているのも事実なので。
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