観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

北朝鮮の核武装路線を止める現実的な方策とは

2024-11-13 03:52:52 | 外交安全保障
X@tetsuo_kotani>トランプ周辺から北朝鮮との軍備管理に前向きな発言が出始めている。北朝鮮を核保有国として認めるということ。

これは激震。本当に?北朝鮮が寝返って、ミサイルの向く方向が変わるなら一考に値すると思いますが(拉致問題も案外進む可能性があります)、核武装国として認められた北朝鮮と相対するなんて嫌ですよ。ニクソン訪中がアメリカ最大の敵を育てたみたいな話になる。

X@Gurenko_Andri>もしウクライナが負けたら、次は台湾有事だと思っていたのですが、意外と次は朝鮮有事かもしれません。露のテレビで「西側は露朝条約は北朝鮮が露を助ける為にあると言うが、実は逆で、北朝鮮は露の核の傘に入ったのだ。だから北朝鮮は米日韓の侵略から守られる」と報道されています。

これは北朝鮮の軍備管理の話でしょうね。トランプさん周囲が北朝鮮の核保有を認める可能性を示唆したことに対する反応で、北朝鮮がアメリカに届くミサイルを保有しない代わりに核を認める話があったと記憶しています。対アメリカでは北朝鮮の代わりにロシアが核の傘を提供するんですね。

これは韓国にとっては特に恐ろしい話で、尹大統領が北朝鮮の非核化の堅持に早速言及していますが、韓国が核武装・核共有しないと、アメリカが理由をつけて撤退した後、通常戦力で南侵が始まり、アメリカは助けに来ないというような事態が想定される訳で、それが北露の狙いのように思われます。

日本も他人事ではありません。日本も北朝鮮のミサイルの射程範囲です。アメリカが(ロシアとの相互確証破壊の均衡で)北朝鮮に核を使わないことを決断してしまうと、どうやって日本を守るんでしょうか。米軍基地追い出し運動とは何か?自称平和主義者の降服寝返りを連中は当てにしているのではないか?

ただしトランプさんは2016年に日本の核武装に言及していますが(「トランプ氏、日本の核兵器保有を容認 米紙に語る」日経2016年3月27日)、北朝鮮の話が先に進むと、空白が生じて、そこで戦争が発生する可能性があります。核無き世界なんて言ってる場合じゃなく、日本は真剣に核議論するべきです。

核武装路線の止まらない北朝鮮に対して、イランは意外と核武装を本気では実行していません。これはサウジやUAEの対抗核武装が現実的で意味が無いと見ているからでしょう。現実的な核議論・核武装の準備による抑止が重要と考える次第です。勿論核拡散は問題ですが、核共有は核武装には当たりません。

気になるのはサウジのイランへの接近です。まさかとは思いますが、イランに核武装させて、自分も核武装しようとは思ってないでしょうね?サウジは日本にとって重要な資源供給国ですが、ビンラディンを育てたとも言われる国です。全面的に信用する訳にはいかず、核拡散に反対の基調は確認したいです。

韓国 北朝鮮ICBM ロシアから技術支援受けた可能性を指摘(NHK 2024年11月11日)

>通常、発射前に行われるエンジンの実験が確認されていないなどとして、ロシアから技術支援を受けた可能性を指摘しました。

・・・あれらは嘘つきですからね。北朝鮮がロシア支援の見返りを期待して軍を出したのではなく、技術支援の見返りに軍を出したのかもしれません。

X@show_muran>来年1月までに、北朝鮮は駆け込みで核実験するだろうか。これに限らず、この3ヶ月はいろいろ注意が必要な時期。

1月20日で大統領就任。それまではバイデン政権。準備期間を長くとっているんでしょうけど、レームダックの期間が長いと、それはそれで悪い面もあります。北朝鮮は核実験が何時でも出来る状態で待機していたなら、やるんでしょうね。

ロシアの戦争終わらせられる?アメリカ前駐ロ大使の考察(NHK 2024年11月12日)

>中国は北朝鮮が核・ミサイル技術を進展させることを望んでいないと考えています。
>プーチン氏は北朝鮮よりも中国から幅広い、より多くの支援を得ているので、自制するかもしれません。

・・・ロシアによる北朝鮮への核の傘提供発言に中国は拒否感を示していないようです。

これは恐らく中国の核武装が核の傘を提供するのに十分でないことを意味するのでしょう。確かに北朝鮮の核武装路線は暴走しています。しかし中国は本気でこれを止める気が無いようにも見えます。核武装国で超大国の中国に北朝鮮が核ミサイルを撃ち込むことは無いだろうからです。

従って中国はロシアに北朝鮮の核武装を止めるように働きかけることも無いだろうと思います。北朝鮮の核武装が進展しているのは自らの意志です。ただ西側の北侵が現実的とは考えてないはずです。残るは北朝鮮による南侵の可能性ですが、少なくとも北朝鮮は一方的な軍拡で西側から利益を引き出す気です。

北朝鮮には韓国左派政権から利益を引き出した成功体験があります。ミサイル輸出に希望を持っているかもしれませんし、サイバー攻撃に期待しているかもしれません。韓国では左派が復権しています。つまり成功していると自認しており、核ミサイル開発を止めることはありません。ロシア中国も止めません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿