NGC 4414 (NASA-med).jpg(パブリックドメイン ウィキペディア「銀河」より >NGC 4414はかみのけ座にある典型的な渦巻銀河。直径約55,000光年。地球からの距離はおよそ6,000万光年の彼方にある。)(※北朝鮮の人工衛星(地球観測衛星)光明星3号2号機は銀河3号によって打上げられた)
日曜討論「最新分析 北朝鮮問題の行方は」(3月17日)を視聴しました。出演は藤崎一郎,礒崎敦仁,小原雅博,中林美恵子,古川勝久,李相哲
非核化の定義に触れられるところがありましたが、筆者は「①核実験場や研究施設・核爆弾のリストを北朝鮮がつくって提出しアメリカが認めた後にそれらを廃棄する。②IAEAを他の国と同様の条件で受け入れる。原子力の平和利用は認める。」を考えています。
①は隠し持つことは不可能ではないかもしれませんが、持っていると宣言できない以上、脅しに利用出来ません。また北朝鮮との全面戦争を想定した時、あるいは核攻撃の可能性を否定しきれないかもしれませんが、そもそも先軍政治の北朝鮮との戦争はアメリカにしても大変なリスクなのであって、アメリカほどの国でも38度線を越える理由を考えている訳ではないという話だったと記憶しており、実際上の問題は少ないと考えられます。所謂「朝鮮半島の非核化」に関して言えば、韓国は核実験場や核兵器の研究施設を持っている訳ではなく問題ないと考えます。持ちこみの可能性ですが、持っている持ってないを米軍が戦略上明かせない以上、北朝鮮がアメリカと韓国の連携を認めるしかないような気がします。北朝鮮だって核武装国である中国との血の友誼があるのであって、アメリカを始めとした中朝関係をどうこう出来る訳ではありません。少なくとも韓国軍はニュークリアシェアリングも含めて現状で核兵器にタッチしていません。万一北朝鮮が核武装政策に再び舵を切るようなことがあれば、韓国は核武装論が盛んな国ですから、例えばニュークリアシェアリングで対抗のような話が再燃すると考えられます。北と南がイーブンという形で朝鮮半島の非核化は達成できると筆者は見ています。北朝鮮はソウルを人質にとっていますし、一方的に核武装できないのであれば、案外核武装に軍事的合理性はなく、国際社会の制裁は番組で触れられていましたが結構効いているようですから、制裁解除を目的に北朝鮮が非核化に舵を切る可能性は依然十分と考えます。リビアの話はよく言われますが朝鮮半島とは全然状況が違うでしょう。
②は原子力の平和的利用すら認めないのは北朝鮮が受け入れ困難です。韓国も原子力発電をやっている訳ですから、落としどころは条件の平等しかないと考えます。勿論北朝鮮がIAEAと協調できるか予断を許しませんが、恐らく非核化を決断しさえすれば、わざわざ誤魔化すメリットは少ないと考えられます。誤魔化したところで核実験場や核研究施設が廃棄されていれば再開発は困難で、万難排したところで国際社会に再び制裁されるだけです。北朝鮮はウラン産出国という意味でも平和的利用の拒否は交渉を不可能にするだけではないでしょうか?また日本の原子力発電所に対する北朝鮮のテロの可能性が指摘されることがありますが、防衛体制をシッカリすると共に、もっとも効率の良い対策は北朝鮮の原子力発電所を(報復で)何時でも破壊できる体制を日本が整備することだと考えています。
以上ですがもうひとつ考えなければならないのは研究者の処遇です。核兵器開発を断念したら自然に他の兵器開発や原子力の平和利用に移ることを考えるはずですし、廃棄・廃炉にあたる人材も必要なはずですが、気になるのは核拡散の可能性です。もっとも効率がいいのは引き続き核兵器の研究をすることですから、他国のヒキがある可能性がないとも言えません。研究に関わった人員のリスト提出も考えられますが、北朝鮮の外交関係に注目して怪しい国の監視も重要だと思います。
化学兵器や生物兵器といった他の大量破壊兵器も韓国と同じ扱いを求めることは重要だと思います(サイバー攻撃なんかは今回の話には乗せることは難しそうです)。
次に運搬手段のミサイルですが、ICBMはアウトを北朝鮮は約束するしかないと思います。ICBMだけでは抑止力が少なく研究を続けること=核兵器・大量破壊兵器全廃の意志なしと見るしかないと考えられます。例えば一発でも持っていたら何かの拍子に「持ってました」でワシントンを攻撃するよと言い出す可能性があります。まぁ一発だけならミサイル防衛でどうとでもなりそうで、そこまで固執する話ではないと思いますが、日本としてもアメリカの核の傘を守ることは重要なのであって、とにかく北朝鮮は(米本土を攻撃できる体制整備を進める)ICBM開発は諦めねばなりません。北朝鮮の防衛はどうなるかという話ですが、安全保障政策に完全はないのであって、北朝鮮はアメリカが同盟国を滅亡させるリスク(北朝鮮はそれを試みることが出来る戦力があります)を犯さない(北朝鮮が米本土を攻撃する体制整備をしないのであれば)と考えるしかありません。それでも気になるのであれば、例えば北朝鮮自身が血の友誼を深めていくことが考えられます。既に持っている短中距離ミサイルに関して言えば、日本は射程範囲ですがこれの全廃は難しいというか無理ですし(北朝鮮の主要産業にミサイル輸出があります)、廃棄を迫るより日本が抑止力を整備した方がコスト安で効率的と考えます。大量破壊兵器さえ米朝交渉で問題なしまで追い込んだら、運搬手段が残っていても飛躍的に日本の安全は高まります。後は日本が抑止できる体制を整備するだけです。ひとつだけ重要なのは、ミサイル実験を北朝鮮が挑発に使わないことで、日本も例えば北朝鮮のミサイル開発を認めるなりして通告を約束させることが重要ではないかと考えます。北朝鮮は国際社会の制止を振り切ってミサイル開発してきましたが、これからは国際社会との緊張を高めない安全保障政策が重要ではないでしょうか。
宇宙の平和利用はミサイル開発の口実になってきましたが、韓国も衛星をやっていますし、これも平和利用したいというなら認めるしかなさそうです。(例えばかつて中国の衛星破壊実験などの話題がありましたが)軍事利用も含めて既存の枠組みや文脈を踏まえて同列に扱うしかないんじゃないでしょうか。日本も北朝鮮の宇宙利用の監視を含めて宇宙政策に関心を持つことが重要だと考えられます。ミサイルに関して既に触れましたが、もう開発されたものは致し方ないというか、覆水盆に返らずというしかありません。
拉致問題に関して言えば、北朝鮮がこれから緊張を高めるような行動に移れば、あるいはチャンスが大きくなる可能性も考えられます。北朝鮮としては何としても制裁を回避したいでしょうが、核やミサイルで交渉が停滞した時、これまでの(事実上アメを担当してきた)韓国の窓口を動かす訳にはいきません(悪い行動に褒美を与えるようなことで交渉が動くはずがありません)。ただ全て圧力一本槍でいいかというと、米朝交渉決裂から挑発と報復のエスカレーションの軌道に戻る可能性が懸念されるものの、前述の理由で尚更北朝鮮のスポークスマンと言われる文在寅政権に頼る訳にはいかず、そろそろ別の窓口の可能性を考えるべき時だと考えます。核やミサイルといった安全保障の問題は米朝交渉+韓国の枠組みで進めてきましたが、もうひとつ重要なのが拉致問題という対外人道問題です。要は拉致問題で北朝鮮が譲歩することで、核・ミサイル交渉が停滞中に制裁の一部緩和を考えます。文在寅政権はああいう政権ですが当面継続しますし(韓国ファクターは当面変わる見込みがありません)、交渉に時間がかかり過ぎると、制裁が効き過ぎて(瀬取り対策は今後もドンドン進める予定です)北朝鮮が追い込まれすぎる危険性があります。追い込んだほうが譲歩すると安直に考える向きもあるかもしれませんが、北朝鮮とて体制の継続は譲れない一線ですから、追い込む一本槍が譲れない一線を越える可能性は否定しきれません。交渉を成立させるためにはどうしても北朝鮮の首を縦にふらせる必要があるのであって、日本が制裁を一部緩和する可能性を示唆することは選択肢を広げる効果があります。拉致事件が起こって既に久しく被害者の高齢化が心配されるところでもあり、交渉が早くスタートするに越したことはありません(核もそうですが、1ミリの疑念もなく疑惑を払拭することは現実的には難しく、北朝鮮に解決の意志が見られる場合、話し合いを進めない理由が無いと考えます)
具体的には例えば万景峰号の復活(日本海交易の一部復活)は制裁の緩和になると考えられます。北朝鮮も制裁を回避する必要があるのであって、正規ルートを認めれば瀬取りが少なくなる可能性もありますし、正規ルートなら不法な取引をチェックしやすいとも考えられます。
日曜討論「最新分析 北朝鮮問題の行方は」(3月17日)を視聴しました。出演は藤崎一郎,礒崎敦仁,小原雅博,中林美恵子,古川勝久,李相哲
非核化の定義に触れられるところがありましたが、筆者は「①核実験場や研究施設・核爆弾のリストを北朝鮮がつくって提出しアメリカが認めた後にそれらを廃棄する。②IAEAを他の国と同様の条件で受け入れる。原子力の平和利用は認める。」を考えています。
①は隠し持つことは不可能ではないかもしれませんが、持っていると宣言できない以上、脅しに利用出来ません。また北朝鮮との全面戦争を想定した時、あるいは核攻撃の可能性を否定しきれないかもしれませんが、そもそも先軍政治の北朝鮮との戦争はアメリカにしても大変なリスクなのであって、アメリカほどの国でも38度線を越える理由を考えている訳ではないという話だったと記憶しており、実際上の問題は少ないと考えられます。所謂「朝鮮半島の非核化」に関して言えば、韓国は核実験場や核兵器の研究施設を持っている訳ではなく問題ないと考えます。持ちこみの可能性ですが、持っている持ってないを米軍が戦略上明かせない以上、北朝鮮がアメリカと韓国の連携を認めるしかないような気がします。北朝鮮だって核武装国である中国との血の友誼があるのであって、アメリカを始めとした中朝関係をどうこう出来る訳ではありません。少なくとも韓国軍はニュークリアシェアリングも含めて現状で核兵器にタッチしていません。万一北朝鮮が核武装政策に再び舵を切るようなことがあれば、韓国は核武装論が盛んな国ですから、例えばニュークリアシェアリングで対抗のような話が再燃すると考えられます。北と南がイーブンという形で朝鮮半島の非核化は達成できると筆者は見ています。北朝鮮はソウルを人質にとっていますし、一方的に核武装できないのであれば、案外核武装に軍事的合理性はなく、国際社会の制裁は番組で触れられていましたが結構効いているようですから、制裁解除を目的に北朝鮮が非核化に舵を切る可能性は依然十分と考えます。リビアの話はよく言われますが朝鮮半島とは全然状況が違うでしょう。
②は原子力の平和的利用すら認めないのは北朝鮮が受け入れ困難です。韓国も原子力発電をやっている訳ですから、落としどころは条件の平等しかないと考えます。勿論北朝鮮がIAEAと協調できるか予断を許しませんが、恐らく非核化を決断しさえすれば、わざわざ誤魔化すメリットは少ないと考えられます。誤魔化したところで核実験場や核研究施設が廃棄されていれば再開発は困難で、万難排したところで国際社会に再び制裁されるだけです。北朝鮮はウラン産出国という意味でも平和的利用の拒否は交渉を不可能にするだけではないでしょうか?また日本の原子力発電所に対する北朝鮮のテロの可能性が指摘されることがありますが、防衛体制をシッカリすると共に、もっとも効率の良い対策は北朝鮮の原子力発電所を(報復で)何時でも破壊できる体制を日本が整備することだと考えています。
以上ですがもうひとつ考えなければならないのは研究者の処遇です。核兵器開発を断念したら自然に他の兵器開発や原子力の平和利用に移ることを考えるはずですし、廃棄・廃炉にあたる人材も必要なはずですが、気になるのは核拡散の可能性です。もっとも効率がいいのは引き続き核兵器の研究をすることですから、他国のヒキがある可能性がないとも言えません。研究に関わった人員のリスト提出も考えられますが、北朝鮮の外交関係に注目して怪しい国の監視も重要だと思います。
化学兵器や生物兵器といった他の大量破壊兵器も韓国と同じ扱いを求めることは重要だと思います(サイバー攻撃なんかは今回の話には乗せることは難しそうです)。
次に運搬手段のミサイルですが、ICBMはアウトを北朝鮮は約束するしかないと思います。ICBMだけでは抑止力が少なく研究を続けること=核兵器・大量破壊兵器全廃の意志なしと見るしかないと考えられます。例えば一発でも持っていたら何かの拍子に「持ってました」でワシントンを攻撃するよと言い出す可能性があります。まぁ一発だけならミサイル防衛でどうとでもなりそうで、そこまで固執する話ではないと思いますが、日本としてもアメリカの核の傘を守ることは重要なのであって、とにかく北朝鮮は(米本土を攻撃できる体制整備を進める)ICBM開発は諦めねばなりません。北朝鮮の防衛はどうなるかという話ですが、安全保障政策に完全はないのであって、北朝鮮はアメリカが同盟国を滅亡させるリスク(北朝鮮はそれを試みることが出来る戦力があります)を犯さない(北朝鮮が米本土を攻撃する体制整備をしないのであれば)と考えるしかありません。それでも気になるのであれば、例えば北朝鮮自身が血の友誼を深めていくことが考えられます。既に持っている短中距離ミサイルに関して言えば、日本は射程範囲ですがこれの全廃は難しいというか無理ですし(北朝鮮の主要産業にミサイル輸出があります)、廃棄を迫るより日本が抑止力を整備した方がコスト安で効率的と考えます。大量破壊兵器さえ米朝交渉で問題なしまで追い込んだら、運搬手段が残っていても飛躍的に日本の安全は高まります。後は日本が抑止できる体制を整備するだけです。ひとつだけ重要なのは、ミサイル実験を北朝鮮が挑発に使わないことで、日本も例えば北朝鮮のミサイル開発を認めるなりして通告を約束させることが重要ではないかと考えます。北朝鮮は国際社会の制止を振り切ってミサイル開発してきましたが、これからは国際社会との緊張を高めない安全保障政策が重要ではないでしょうか。
宇宙の平和利用はミサイル開発の口実になってきましたが、韓国も衛星をやっていますし、これも平和利用したいというなら認めるしかなさそうです。(例えばかつて中国の衛星破壊実験などの話題がありましたが)軍事利用も含めて既存の枠組みや文脈を踏まえて同列に扱うしかないんじゃないでしょうか。日本も北朝鮮の宇宙利用の監視を含めて宇宙政策に関心を持つことが重要だと考えられます。ミサイルに関して既に触れましたが、もう開発されたものは致し方ないというか、覆水盆に返らずというしかありません。
拉致問題に関して言えば、北朝鮮がこれから緊張を高めるような行動に移れば、あるいはチャンスが大きくなる可能性も考えられます。北朝鮮としては何としても制裁を回避したいでしょうが、核やミサイルで交渉が停滞した時、これまでの(事実上アメを担当してきた)韓国の窓口を動かす訳にはいきません(悪い行動に褒美を与えるようなことで交渉が動くはずがありません)。ただ全て圧力一本槍でいいかというと、米朝交渉決裂から挑発と報復のエスカレーションの軌道に戻る可能性が懸念されるものの、前述の理由で尚更北朝鮮のスポークスマンと言われる文在寅政権に頼る訳にはいかず、そろそろ別の窓口の可能性を考えるべき時だと考えます。核やミサイルといった安全保障の問題は米朝交渉+韓国の枠組みで進めてきましたが、もうひとつ重要なのが拉致問題という対外人道問題です。要は拉致問題で北朝鮮が譲歩することで、核・ミサイル交渉が停滞中に制裁の一部緩和を考えます。文在寅政権はああいう政権ですが当面継続しますし(韓国ファクターは当面変わる見込みがありません)、交渉に時間がかかり過ぎると、制裁が効き過ぎて(瀬取り対策は今後もドンドン進める予定です)北朝鮮が追い込まれすぎる危険性があります。追い込んだほうが譲歩すると安直に考える向きもあるかもしれませんが、北朝鮮とて体制の継続は譲れない一線ですから、追い込む一本槍が譲れない一線を越える可能性は否定しきれません。交渉を成立させるためにはどうしても北朝鮮の首を縦にふらせる必要があるのであって、日本が制裁を一部緩和する可能性を示唆することは選択肢を広げる効果があります。拉致事件が起こって既に久しく被害者の高齢化が心配されるところでもあり、交渉が早くスタートするに越したことはありません(核もそうですが、1ミリの疑念もなく疑惑を払拭することは現実的には難しく、北朝鮮に解決の意志が見られる場合、話し合いを進めない理由が無いと考えます)
具体的には例えば万景峰号の復活(日本海交易の一部復活)は制裁の緩和になると考えられます。北朝鮮も制裁を回避する必要があるのであって、正規ルートを認めれば瀬取りが少なくなる可能性もありますし、正規ルートなら不法な取引をチェックしやすいとも考えられます。
また、朝鮮人=弥生人ではなく縄文人が技術を受け入れたようで、そこのところも筆者の読み通りです(人の受け入れはあっても日本に吸収されたでしょう)。具体的に技術がどうしたという話も見られ、かなり推測が物証で裏付けられているところがあると思います。
問題は朝鮮半島・中国大陸における稲作・技術の伝播に移ってくるでしょうが、気候から燕の地域を通じた北回りは有り得ません。長江-朝鮮半島間の往来も難しく、山東半島からどう朝鮮半島に伝わったかという話になると考えています(そもそも長江における稲作の開始は早く、時間をかけて山東半島まで北上した後、朝鮮半島に伝来したと見るべきでしょう)。今のところ島伝いに遼東半島か、あるいは何かの拍子で(何らかの理由で往来ルートが確立しており)黄海道あたりに伝来したか、もっとも南かは分かりませんが、北朝鮮がこうした話に何時か絡んでくる可能性がないとも言えません。