八幡和郎氏の「韓国と日本がわかる最強の韓国史」(扶桑社新書)を買いました。氏も専門家ではないでしょうし、筆者が読んで疑問に思う箇所もありはしますが、日本人の立場にたった日韓関係史・韓国史朝鮮史に意識的に拘って書いているところが良いと思いました。まえがきで指摘されていますが(4p)「日本における韓国・朝鮮についての歴史観の特殊性として、日本語で半島史の研究をしているかなりの大きな割合が在日韓国・朝鮮人や、帰化した人であり、日本語文献の読者の大きな割合も彼らだという事情があります。」専門家が日本の立場に立たないと国民にも少なからず影響があるでしょう。何処か遠くの国の歴史ならまだしも数千年に渡って関係があるお隣の国の歴史です。欧米で例えるなら、在英フランス人やフランス系英国人がイギリスでフランス史を研究してそれが主流という状況でしょうし、在英ドイツ人やドイツ系イギリス人がイギリスでドイツ史の研究をしてそれが主流というようなものでしょう。アジアで言えば在韓日本人や日系韓国人が韓国で日本史を研究してそれが主流であるという状況ですし、在中日本人や日系中国人が中国で日本史を研究してそれが主流であるというような状況です。どう考えてもこれは有り得ません。ゆえにこの状況をまず認識して何とか良い方向に持っていく必要があると思います。そのための第一歩として、この本が役に立つかもしれないと思い、今後検討していこうと思っています(残念ながら時間がないので、今回はここまで)。
最新の画像[もっと見る]
- 子供とコロナ(追記:ファクターX=イソフラボン仮説) 3年前
- 東京の人流を止めるべし 4年前
- リニアで提訴と路線変更を 4年前
- 台湾はロックダウンで復活する 4年前
- 危機時に数を増やす 4年前
- 地裁の迷判決(同性婚訴訟) 4年前
- 抗堪性の強化と反撃力の整備 4年前
- 志位委員長の嘘とは 4年前
- ワクチン後進国日本とマスコミの炎上商法 4年前
- 労働分配率に関して 4年前