これまで総花的だった日本の防衛体制ですが、もっと優先事項特化型にすべきという村野将氏(ハドソン研究所)の提案があります(外交 Vol.71 Jan./Feb. 2022 「日本が直面する安全保障環境と戦略見直しの諸課題」)。
>日本には残存性に優れ、相手の防空網を確実に突破できる地上発射型の中距離弾道ミサイルが必要となる。
抑止力の維持のためには、残存性(抗たん性)が重要になりますね。網羅的に防衛力を整備したところで、抑止力が維持されなければ(相手の第一撃で潰れてしまえば)意味がありません。ただし、これは対中国戦略で必要になるということでしょう(詳しくありませんが、(通常戦力ででも)敵航空基地を叩ければ、尖閣侵略や台湾侵略を防ぎやすくなるということでしょうか)。対北朝鮮戦略では別の戦略が必要になりそうです(対ロシア戦略で言えば、F-35の三沢基地への配備等、既存の戦略を維持できれば大きな問題はないかもしれません)。
北朝鮮はなぜ今、こんなにミサイルを発射しているのか?(2022年1月の事情:リアル編)(黒井文太郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
>いわゆる敵基地攻撃能力では、北朝鮮のリアルな脅威である「米軍の核戦力による報復を覚悟で核ミサイルを撃ってくる時」の抑止力にはなりません。
>日本がやるべきことはミサイル防衛の向上です。すでに既存のミサイル防衛では撃ち落とせない極超音速滑空ミサイルを迎撃する新しいミサイル防衛システムの開発が米国で始まっており、そのプロジェクトへの協力と、将来完成したときに備えての運用の準備がたいへん重要です。
北朝鮮は核開発・ミサイル開発を着実に進めており、対米攻撃能力を高めることを目的としているようです。北朝鮮は対韓国で危ない橋を渡ってもおり(延坪島砲撃事件/天安沈没事件)、何をするか分からないところがあるのは皆承知していると思います。矛が抑止力になるのは当然ですが、究極的には米国の核戦力があるので、日本を守るためには盾が必要だと理解しています。これまでの既存のミサイル防衛システムが不要になったとは思いませんが(気になる人は専門家にでも聞いてください、新しいミサイルに対して防御が必要になってきたことは確かなようです。
>日本には残存性に優れ、相手の防空網を確実に突破できる地上発射型の中距離弾道ミサイルが必要となる。
抑止力の維持のためには、残存性(抗たん性)が重要になりますね。網羅的に防衛力を整備したところで、抑止力が維持されなければ(相手の第一撃で潰れてしまえば)意味がありません。ただし、これは対中国戦略で必要になるということでしょう(詳しくありませんが、(通常戦力ででも)敵航空基地を叩ければ、尖閣侵略や台湾侵略を防ぎやすくなるということでしょうか)。対北朝鮮戦略では別の戦略が必要になりそうです(対ロシア戦略で言えば、F-35の三沢基地への配備等、既存の戦略を維持できれば大きな問題はないかもしれません)。
北朝鮮はなぜ今、こんなにミサイルを発射しているのか?(2022年1月の事情:リアル編)(黒井文太郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
>いわゆる敵基地攻撃能力では、北朝鮮のリアルな脅威である「米軍の核戦力による報復を覚悟で核ミサイルを撃ってくる時」の抑止力にはなりません。
>日本がやるべきことはミサイル防衛の向上です。すでに既存のミサイル防衛では撃ち落とせない極超音速滑空ミサイルを迎撃する新しいミサイル防衛システムの開発が米国で始まっており、そのプロジェクトへの協力と、将来完成したときに備えての運用の準備がたいへん重要です。
北朝鮮は核開発・ミサイル開発を着実に進めており、対米攻撃能力を高めることを目的としているようです。北朝鮮は対韓国で危ない橋を渡ってもおり(延坪島砲撃事件/天安沈没事件)、何をするか分からないところがあるのは皆承知していると思います。矛が抑止力になるのは当然ですが、究極的には米国の核戦力があるので、日本を守るためには盾が必要だと理解しています。これまでの既存のミサイル防衛システムが不要になったとは思いませんが(気になる人は専門家にでも聞いてください、新しいミサイルに対して防御が必要になってきたことは確かなようです。
核共有 はアメリカがNoと言ったら使えないのは分かっていますが、自国の防衛に使えないというのはおかしな話で、アメリカの指導者の腰がひけるのを抑える効果はあると思います。
日本の安全保障の専門家は核共有の議論にも反対のようで、日本を守っているのかアメリカを守っているのか良く分からないところがあるように見えます。核を持たずに核武装国と戦うことに疑問を持たないのか不思議な人達です。
>長期的視点で見れば、日米の経済基盤がどれだけ強力でいられるか・・・戦争の抑止のためには防衛力の整備が重要で、防衛力の整備のためには経済的基盤が重要です。経済を犠牲にした防衛力の整備は北朝鮮みたいなもので持続可能ではありません。
>軍種間に顕著な勝者と敗者を生み出してしまう・・・究極的にはどの軍種が重要かは戦争してみなければ分からないと思いますが、リソースが限られている中、傾斜配分は避けられないということだと思います。戦争を未然に防ぐ意味で「ハッタリを利かせる」ことも重要ではないでしょうか?
>米国人もゲームに参加して、一緒にやるべきことを始める必要がある・・・戦略的に曖昧にしている部分もあると思うのですが、より明快に東アジアの安全保障にコミットメントしていく必要があるのかもしれません。(二国間の)日米同盟でさえ、NATOのように機能しないような気もします。
>地上発射型の中距離弾道ミサイルを北海道の演習場などに分散配備することが重要・・・侵略国の第一撃で安全保障機能が麻痺する脆弱な状態は侵略を誘発しかねません。ウクライナもロシアは簡単に蹂躙できると誤認されたことによって、侵略が誘発されました。第一撃を凌げる攻撃力の整備が重要です。
>遠征型の態勢は、前方展開型の態勢にシフトさせる必要があります>前方展開するローテーション部隊を増やす・・・米軍基地への攻撃は米本土への攻撃に近い意味があって、比較的安全と思われます。前方に部隊があれば小規模紛争にも対応しやすく、抑止力にもなるのではないでしょうか。
>フィリピンではこのようなローテーション展開が今後数年でできるようになるかもしれない心強い兆候があります。・・・親中と言われる政権が誕生したりしていて、どのような兆候かは筆者には分かりませんが、フィリピンが北方からの脅威に向き合うことを祈りたいものです。
>南シナ海における中国の能力を封じ込めるという意味で、ベトナムは非常に重要な国になる可能性があります。・・・このウクライナ戦争でいざ戦争になった時に頼りになるのは国際社会だと明らかになったと思いますし、同盟を含む事前の抑止力の整備が重要だと明らかになったと思います。
>米軍と自衛隊とを一体的に指揮するための統合司令部が必要・・・NATO型ということでしょうか。NATOが欧州防衛をしないということは考えにくく、日米一体の統合司令部は日本の安全を高めると考えます。中国は強力かつ発展しており、日米バラバラで何時まで対処できるのか考えてみるべきだとも思います。
>中国が日本を封鎖し、食糧やエネルギー供給を制限しようとしてきたら、どうやってその封鎖を打ち破るのか。我々が中国に対して封鎖を仕掛けるのか。その場合、どのような制裁を行うのかなどです。・・・物騒な話ですが、専門家が対処しておくべきことなんでしょうね。
>我々が直面している問題は無数にあり、それらの解決に取り組むのが早ければ早いほど、我々はより安全に暮らせるようになるはずです。・・・中国は台頭しており、スピード感を持って問題に対処しておくことが重要だと考えます。
JSF @rockfish31 >ドイツが防衛費GDP2%という数字目標を掲げてしまったので、日本も数字を掲げるべきだと思う。2%が適切かどうかは議論があるけれど。結局、何らかの具体的な数字を掲げないと話が進まない。
高木優也(画像は「埴輪_円板」東京国立博物館) @takagiyuya001 リツイート >じゃあ欧州より安全保障環境が厳しいということでGDP3%(テキトー)。雑とか適当とか否定的に捉えられますが、重要なことをザックリ決めるしかない時はあるんだろうと思います。専門家が根拠を持って数字をあげるのがいいと思いますが、皆が「間違い」を怖れて数字をあげなければ、何も決まりません。
○橋○一氏より先だから・・・。
>スティンガーやジャベリンと呼ばれるミサイル>備蓄が3分の1減ったとも伝えられている。これを補充するには何年もかかる。兵器の備蓄が完全でない状態で、近い将来、中国が台湾を攻撃したら、厳しい状況になる・・・ウクライナを支持しますが、正直欧州中心に支援してほしい気もします。経済規模で言えば、欧州は巨大でそれに比べてロシアは小さく、欧州にウクライナを支援する余裕はあるように思えます。逆に中国は巨大で日本は小さいです。まぁウクライナに擬せられる台湾はまだ攻められてはいないのですが(今攻められているウクライナに同情していない訳ではありません)。
>こうした議論を平時にしておけば、いざ有事となった際に何をすればいいのか、すぐにわかるため、負担は少なくなる・・・重要なことだと思います。安全保障の議論は被害の巨大さから起こってからは遅いと思います。
>日本が防衛費の増額を発表したことをアメリカは歓迎するが、増額分をどこに使うのかという疑問がある。本当に必要な分野に投入することが必須だからだ・・・安全保障の機能を高めるための増額であって、シビアに投資することが必要です。〇産兵器を愛好している場合ではありません。
>日本は何のためにその能力を持つのか?・・・自衛のためです。尖閣等を直接攻められる可能性もありますが、台湾有事に巻き込まれる危険性も高いです。日本の自衛力が高ければ、某国も日本を巻き込まないでおこうという判断をするでしょうし、そもそも台湾進攻を思い止まるかもしれません。
>アメリカ軍とのあいだでどう統合的に運用するのか?・・・個人的にはNATOのように運用するべきだと思います。その方が核の傘の信頼性が増すと思いますし、実際のところは現状でも核の傘の信頼性はあるのかもしれませんが、独裁者がどう判断するかが重要です。米韓は統合運用しているようですが、北朝鮮は本格的に韓国を攻撃したらアメリカは来ると絶対に思っていると思います。韓国軍単独になるのを北朝鮮は待っており、その後挑発を激化させる可能性もあります。元より北朝鮮と〇国では比較にもなりませんが。
>反撃能力はとても高価な買い物>日本は反撃能力の獲得に資金を投入するのであれば、ほかのどの能力の獲得をやめるのか・・・増えた分を重点分野に投入すれば、獲得をやめる必要はなくなります。あえて言えば、日本は島国だということを踏まえるべきで本土決戦を避け、海外展開は欧米に任せます。この議論の穴は経済財政です。財政赤字を拡大させて海外兵器を購入するのが現実的かですね。実力主義ではなく成果も重視しない日本にはこの議論は早いとも思っていますが。
>台湾有事の際には事態はとても早く展開する。その場合、アメリカは戦線から遠く離れており、迅速に部隊を投入するのは困難だ・・・今は前線の部隊を削減するべきではないと筆者は思います。今も米軍は東アジアの戦争を抑止しているはずです。
>中国が武力で台湾統一を試みる可能性はどれくらいあるのか?・・・中国が台湾を攻撃する可能性は普通にあると思います。本人が言ってますから。言ってないことでも起こるのが戦争です。恐ろしいことに〇国には能力もありますから、そう可能性は低くないと思います。歴史的に見て、帝国主義者の考えそうなことは次は日本です。ですから、台湾も日本は守った方がいいと思っています。ウクライナを欧州が守るように。