三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

LED通信

2009-02-21 10:40:27 | Weblog
照明は、1879年エジソンが電球を発明し以後蛍光灯も登場し長らく狭い部屋は電球で広い部屋は蛍光灯という棲み分けが出来ていました。10数年ほど前から電球より消費電力の少ない蛍光灯が電球のソケットに取り付けることが出来る蛍光灯も登場していますが、スポットライトや光の色の観点から電球もそれなりに活用されています。
近年では、高輝度(明るい)LEDが登場し電球や蛍光灯よりも遥かに消費電力が少なく長寿命ということで、既に屋外の大型映像装置や信号機などに利用され最近では室内照明用も発売されています。
まだ、コスト的に高く棒状の蛍光灯は数百円ですが、それに代わる棒状のLED照明は4万数千円とまだまだ購入しようとは思わないですね。
さて、LEDは照明だけでなく通信機能も併用できるという記事を読みました。
これは、LEDというのは点灯し続けているように肉眼では見えますが、実は毎秒200万回という高速で点いたり消えたりしていることから、この点滅パターンをデジタル信号に置き換えて大容量データを送ることができるとのこと。
これが実現すると、たとえば情報端末を手に美術館に入ると天井のLED照明からデータが情報端末に入り、絵画の紹介や美術館の案内ができます。
また、地下での携帯電話の通信に活用したりとか、信号機の光に周辺地域の情報を乗せカーナビなどで受信するとか、測量に使えるとかすごい可能性を秘めています。
これを早く実用化して日本の技術を世界に発信し外貨を稼いでもらいたいのと、当社としても何らかのビジネスに食い込むことが出来ればと思いました。

さきほどLED照明は毎秒200万回点滅しているが肉眼で分からない話しがありましたが、信号機の点灯している色を監視カメラなどで記録できないことがあります。これは、カメラも連続の動画を撮りっぱなしではなく、毎秒30コマや15コマという1コマ=1写真という記録をしているので、写真を撮った瞬間にLEDが光っていない時があるからです。
なお、人間の肉眼では毎秒30コマで記録した写真をテレビで連続で流したら動画に見えます。15コマではちょっとカクカク感があるかなという程度です。
ですから、LEDのように毎秒200万回の点滅は人間の肉眼では確認不可能です。
少しだけお勉強の時間でした。

コメント
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