三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

今日の日記はなかなか浮かびません。

2009-02-09 18:00:37 | Weblog
今日は何を書こうかと思いつつ早くも18:00になってしまいました。
たまに、思い浮かばない日がありまして今日はその日です。

そういえば、ビジネス誌で100年に一度の危機ということで、松下幸之助に学ぶというのがありました。
昭和4年に今と同じようにアメリカの株価大暴落をきっかけとした世界恐慌があり日本では、昭和恐慌と呼ばれました。
その頃の、松下電器は前年の昭和3年に銀行から融資を受け15万円の資金で本店並びに本店工場の建設に取り掛かっていました。
しかし、そこから未曾有の危機が訪れて、松下電器においても世間同様に11月頃から製品の売れ行きが急速に落ち込み、12月末には倉庫に入りきれないほどの在庫の山となったそうです。
そのとき、松下幸之助は入院しており幹部が従業員を半減しこの窮状を乗り切るしかないと相談しに来ました。その最後案たる結論を聞いて不思議にも急に元気が出てきて思案に余っていた打開の道がひらめいたそうです。
「生産は半減するが従業員は1人も解雇しない。そのために工場は半日勤務とし生産を半減するが従業員の日給の全額を支給し減収しないように。その代わり店員は休日を廃して全力をあげ在庫販売すること。」
としたそうです。
これを即日全従業員を集めてこの方針を実行するように伝えると、全員賛同し全員で努力し見事に功を奏し在庫の山は売りつくされて翌年には上昇軌道に乗って行ったそうです。
すごい決断とすごい社員全員の団結力ですね。

日本電産も12月のトヨタの決算下方修正報告日を知って3日前に下方修正するが全員の雇用は維持し、一時的に給与をカットするが上昇しだしたら賞与で返すといち早く決断し公表し社員の結束を高めています。
日本電産の永守社長も、松下幸之助クラスになってきてますがすごい決断です。

選択と集中がもてはやされていますが、常に前向きに考え決断と実行も大事ですね。
コメント
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