三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

展示会に行ってきました。

2009-10-23 08:44:16 | Weblog
昨日はびわ湖環境ビジネスメッセ2009に行ってきました。
会場は滋賀県長浜市の長浜ドームでした。
野球ができるドーム球場内での展示会だったため出展企業も多く、地方開催としてはかなり大掛かりでした。

その中で面白かったのは、動力と発電を同時にするモーターの出展がありました。
はじめは何を言っているのか理解できませんでしたが、ようはバッテリーからの電力でモーターを回し、その回っているモーターで発電しその電力で照明を照らしたりするので電池の容量の2倍の時間照明を照らすことが出来るという説明でした。
モーターのまわりには、コイルが12個あり、4個がモーターを回すコイルで8個が発電するコイルだとのこと。
この技術を活用すると、災害時の緊急電源装置、電動スクーター、ゴルフ場カートや直流/交流電圧変換装置としてなど用途はかなりあると思います。
これが実現するかしないかは別として、ふとしたきっかけで開発に着手し、特許出願し製品化の手前までこぎつけた熱意に感動しました。
人間言うのは簡単ですし、言いっぱなしの場合が多いと思いますが夢を形にできる方は尊敬に値すると思います。

また、アイディア賞をあげたいと思ったハイブリッドファンというのもありました。これは、天吊りエアコンの吹き出し口に扇風機の羽のようなものを取り付けてそのエアコンの風力でクルクルと回った結果のメリットとして、
・エアコンの直撃風を拡散
・冷暖房の温度ムラを少なくする
・空調効率が上がり電気代の削減につながるため結果的にCO2の削減になる
・面倒な工事も必要なく取り付け取り外しが簡単
というメリットがるとのこと。
面白いですね。

屋上や壁面緑化も多く出展していました。
その中で、コケをビッシリ敷き詰めた50cm角の平らな低いケースを屋根に敷き詰めた結果、屋根の表面温度を20度低減さすことが出来るとの事。
またそのコケが良いのは、ほぼノーメンテで雨が降らないと枯れたような状態になり、雨が降ると新芽を生やします。
今のところ5年ほど実験しているがコケ自身に変化がなくコケが生きているとのこと。また、ケースには土がないため雑草の種が付着して生えても土がないため直ぐに枯れてしまうとか。
当社は、このような取組は本業とはあまり関係ありませんがどこかでやりたいと思っております。

地球熱を利用して既に学校の冷暖房システムを構築した実績をもつ会社にも興味を惹かれました。
地球の温度は100メートルも掘ると年がら年中15度で一定です。
これを冷暖房にりようしていますので究極のエコです。
息子の中学校校区エリア内の近隣小学校3校が合併して冷暖房完備の学校となりますし、中学校も建て替えて冷暖房完備にすることが決まっていますので、息子の小学校だけが取り残されるような状態に成ります。
当然ながら息子の学校にも冷暖房をと訴えてしまうのですが、私の考えは単に冷暖房装置を設置してガンガン電気を使うのではなくエコで対応できないかと前々から思っており、地球熱利用の冷暖房システムはまさに合致します。
しかしながら問題があり、教室一つに一本の100メートル掘り下げる穴が必要となります。
全ての教室を対象にしようと思えば運動場中穴だらけにしないといけませんし、構築費がかなりの金額になってしまいます。
問題はあるのですが、香川県第一号になれないかと思いましたし、子ども達の勉強にもなると思います。

その他、ため池の水の汚れを改善するために、太陽電池を電力元にした湧昇循環流発生装置や目を引いたものは他にもありました。

それぞれの会社がそれぞれの道で熱意をこめて商売している過程での面白い発想などから製品化されたものが多数ありましたので、当社としても今までの開発品もありますが、これからも本業を極めて参りたいと思いました。

ただ残念だったのは、大規模展示会のため県外からも多くの来場が想定されていたにも関わらずお土産などの物産コーナーがあまりにも貧弱で狭くせっかくのPRする機会であり儲ける機会を損しているのではないかと思いました。
また、近くに道の駅もあったのですが、そこのレストランのメニューは地場料理が全くなく残念でした。

それと今日と明日は、サンメッセ香川での建設設備展に太陽光発電のブースを出展しています。
また、明日とあさっては、高松のトステム展示場でもさぬきトーヨー住機様のイベントにも出展します。
詳しくは、当社ホームページの新着情報をご覧下さい。
是非お待ちしております。


コメント
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