NTTドコモが米ツイッター社と提携し、ツイッターの利用者から集めた話題や位置などの情報をドコモに提供し、携帯電話の利用者が自分がいる場所付近で注目度の高い情報を瞬時に集められる技術を実用化すると載ってました。
これが出来れば、目的地の情報収集にかなり優位になり、ちょっと前の方が行ったグルメ情報だったり、観光情報だったり、防災にも使えそうですし、その場に行かないとその情報が仕入ることが出来ないので宝探しなどにも使えますね!
飲食店で食事した際、「この讃岐うどんの喉越しは最高や!」というつぶやきがその場所に残りますので、ある意味至る所に録音された皆さんの生の声を直接触れることによって楽しみが倍増するのではないでしょうか?
ただ、映画館に行くと、映画の感想だらけのつぶやきを入手してしまったら面白さが半減する事もあるでしょう。
当社もこれらで何か出来たらと思っております。
さて、話は変わりますが、東日本大震災後の原発問題からの損害賠償などで窮地に立たされている東電について、発電と送電の分離を求めている動きがあるようです。
これには、大手10社の電力会社は、今の地域別の枠組みが最も効率的だと反対しています。
産業界では、電力の直接販売に乗り出した企業もあるが、現状は電力会社の支配力が強すぎて大半の企業が自家消費にとどまっており、送配電網の利用料や求められる品質の電力を提供できなかった場合のペナルティー料金など大手電力に払うコスト負担が重く売電事業が採算に合わないので、これを契機に発電と送電を別会社にして新規参入を容易にしてほしいという声が上がっているそうです。
震災後に原発が当面難しくなった今、風力・太陽光や企業の自家発電など分散型電源の重要性が認識されつつありますし、世界的に脚光を浴びているスマートグリッド(次世代送電網)を推進する上でも発送電分離が必要と指摘しています。
確かにスマートグリッドは、世界的に大きく伸びますので、被災した地域を中心に一気に普及させることは可能ではないかと思っておりますし、それによって力をつけた国内企業は海外でも強くなり結果的に国益をもたらすのではないかと思います。
良く似た事が今年ありまして、この日記にも以前書いた、NTTをインフラ会社と情報提供会社に分離すべきと特にソフトバンクが問題提議し、国が議論したのですが結果的に分離に至らなかった事がありました。
分離により、NTTの体力が結果的に弱くなり情報通信分野で世界に負けてしまうのか?国内のより一層の競争を高め結果的に業界を底上げできるのかわかりません。
でも、今回の発電と送電の分離は、NTT分離と似すぎているくらい似ています。
また、既にNTTの有線網は様々な会社が利用して、様々なサービスを我々は享受していますので、結果的に分離に至らなくても今までの参入に対する障壁はかなり低くなるのではないでしょうか?
どちらにしてもこの流れが加速すると、思いもよらぬ電線によるサービスを受ける可能性があるような気がします。