昨日はINTEX大阪で開催されている地域防犯防災展へ行ってきました。
この展示会は昨年度まで縮小傾向にあったのですが、やはり東日本大震災後ということもあり、受付では長蛇の列が出来ていました。
当社は、防犯という意味合いでは監視セキュリティー機器を取り扱っていますし、自治体の防災行政無線もやってますので興味がありました。
様々なブースを見学しましたが、2件面白いものを見つけました。
1件目は、アルコールで動く燃料電池です。家庭用など燃料電池はガスを燃料として水素を作りそれを活用して給湯と電力を発生します。
ガスよりアルコールの方がコストが安いことと、アルコールを直接?燃料電池に活用できるので試作機としての展示でした。
なによりメリットは、当社も山の高台にある無線の中継局の工事や保守メンテナンスを行っています。
停電時は補助バッテリーであったり、さらにディーゼル発電機で電力を補っていますが、ディーゼルエンジンは騒音がかなりのもので、周辺に何も無い山の中継所であれば問題ないと思うのですが、都心部では騒音は問題だと思います。
燃料電池は購入額は別としてそれを補うには問題なさそうです。
試作機では、アルコール燃料10リットルで400ワット出力/24時間連続運転が可能だそうです。
出力的にまだ少ないと思いますが、将来の補助発電機となれるのではないかと思いました。
実際、キャンピングカー用の燃料電池は販売されており50万とか100万とか金額が高価ですがほとんど音がしないのが魅力です。
もう1件は、これも燃料電池ですが、携帯電話を充電できる燃料電池を展示していました。
この燃料電池が面白いのは、原料は水です。
燃料電池に水を補充すると水素カートリッジから水素を発生し電力をつくるそうです。
価格も2万5千円と高価ですが買って、展示会で使えるな!と思いました。
また、中小規模の燃料電池もありましたが、この会社の面白いのはカプセルに、とある微生物が入っている土を入れてあり、それで発電できるそうです。
試作段階で、小さいLEDが点灯する程度ですが、面白い事を考える人がいるもんだと関心しました。
東日本大震災で、田んぼに海底のヘドロが溜まって大問題というニュースを見ましたが、このような方が、ヘドロでも育つ食物とかヘドロを燃料にするとか何か考えてくれるような気がします。