友人との新年会のついでに アキハバラ へ。
↓ 早速 リチウム 電池 CR2032 専用 ホルダー を手に入れました。
↓ オリジナル?の電池を支えている金属の根元から ハンダごて を使って外します。
↓ 電池 ホルダー へ入れ替え、装着する場所は CR2032 の広さしかなく、交換する ホルダー 自体が大きいので メッキ 線を使って 蟹の足 みたいに延長して高さを稼ぎました。
この電池は メモリー 保持に使っています。電池を交換すると 1,000 ch の メモリー 全て リセット されました。不意に メモリー が消えるのを防止できるでしょう。ただ交換後、古い電池を調べたら消耗の程度は少なかったので電力消費は以外と少ないようです。
なお内蔵時計の電源は AC ( DC ) 外部電源経由で供給されています。AC または DC 電源を外すと再起動時に " PWRLOS " という嫌な表示が出ます。ただこれに関しては Owner's Manual に 問題ない と書いてあります。
以下 DRAKE R8B Owner's Manual から 抜粋 ( Vic 訳 )
特異な液晶表示について;
受信機への電源を遮断した後に立ち上げると ディスプレイ に " PWRLOS " ( Power Lost の意味 ) と表示されます。これは受信機の 機能に問題はなく正常 です。解消するには現在時刻を入れ直して下さい。
この表示を出さないよう リチウム電池を追加・改造する方法 が DRAKE R8 Mailing List に紹介されています。個人的には、そこまでの改造は不要です。
HIROKI さん、電波竿さん、ご指南ありがとうございました。
暇に任せて DRAKE R8B サービス・マニュアル の回路図を眺めていたら内蔵電池があります。
買ってから一回も内蔵 リチウム 電池を交換していないし、以前の持ち主がいつ交換したのか分からない。私の R8B は電源を繋がないと時計が継続して作動しないのは 電池切れのせいかも? → 内蔵時計の電源は AC ( DC ) 外部電源経由で供給されています。
ところが DRAKE R8B Ower's Manual には電池交換に関して メンテナンス の指示項目が見当たりません。取りあえず中を開けてみる事に。
↑ 何回見ても惚れ惚れするくらい奇麗に整頓された基板です。
回路図部品記号 BAT1 と書かれた リチウム 電池 CR2032 を見つけた。
だけど交換できない?これって電池を スポット 溶接してある?のか?外せません。困った。
どうやって交換するのでしょう?
つづく ...
R8B のダイアルを交換!
はっきり言って Drake R8 Mailing List の記事をそのまま採用!
「 IC-R72 の ダイアル へ交換すれば、しっくり来て、いい感じ ... 」
とか書いてあったので IC-R75 の ダイアル と交換しました。
↓ オリジナル の子供の オモチャ のような ダイアル ↓
↓ しっかりした IC-R75 の ダイアル と交換 ↓
操作感は大変良好!
重量感があって滑らかな回転、高級感が出ました。
酷い目にあったのは、牙を抜かれ ↓ R8B の ダイアル を付けられた IC-R75
久しぶりに帰国、
なんだかんだと言っても、日本がよか。
今日中に、やる事はまず、R8B Encoder 交換です。
予備を含めて ALPS Encoder が 3 個届いています。
まずはここをクリックして、以前のストーリーから、ご覧ください。← クリック
まず R8B を分解します。
久しぶりに開けました。 ( Encoder 以外は ) しっかりした造りですね~
左上が交換前の Encoder, 右下が交換する Encoder ...
シャフトの長さが違う。この程度では気にしない気にしない。
2005年に生産終了の正規部品が手に入っただけでも儲け物!
( 後書き;最初に付いていた部品が本物かも分からないし、シャフト 長の違いは結果的にほとんど影響無し。)
ハンダ ごてで部品を交換、おっと歯医者の予約が ... しばし中断 ......
......
定期歯科検診を終え作業を継続、計1時間ほどの作業です。
終わりました、( 今の所 ) 滑らないようです。
試験中、ちょうど RAE の IS が聴けます。
では当分様子をみます。
R8B は本当にしっかり造られていますね。
流石です。
でもこの エンコーダ を採用した理由 ... 理解に苦しみます。
P.S.
後ほど、不良と思われる Rotary Encoder を分解してみました。
ALPS という刻印が見れます。
ふーーん、こんな機械的な構造だったんですね。
光学的な構造かと思っていたのですが、200円程度、この大きさなら仕方ないでしょう。
こんな小さな部品でも少し手を加えるだけで " クリック " 感を追加できることが分かりました。
が、後日 ダイヤル を回すと " カチ, カチ " クリック 方式へ改造しましたが、止めた方がいいです。
理由は 1 回の クリック が 10 Hz ではなく 30 Hz くらい移動します。(^ ^ゞ
また、今回のように新品の Encoder へ交換しなくても接触不良程度なら、
Encoder 内部の清掃で回復するかも知れません。
また内部清掃程度ならハンダごて不要、精密ドライバーで Encoder を分解清掃できます。
( 分解清掃は " At your own risk. " にてお願いします。 )
昨年から使っている R8B, ダイアル を クルクル 回していると時々周波数が飛ぶようです。
10 Hz Step で少し早めに クルクル 回すと症状が出やすいです。
ダイアル をゆっくりと回すと症状は出ないので大したことはないと思っていましたが、
DRAKE R8 メーリング・リスト によると DRAKE R8 によくある特有の故障のようです。
私の場合、症状が出る頻度が少ないのと ジャンプ の程度が小さいので気付きにくいです。
早速 R.L. Drake の Technical Service に修理方法を質問してみました。
回答は R8 メーリング・リスト の書き込み同様 Encoder を交換してみたら!ということです。
耐久性に問題があるのかな?
でも米国 DRAKE 本社から直接、部品を取り寄せると、結構費用が嵩むことが判明し、
DRAKE 本社からの部品の取り寄せは諦めました。
DRAKE 本社の Technical Service からの回答で交換して使える部品が判明しました。
( 私の R8B Serial Number の場合 ) 帝国通信工業 ( NOBLE ) または、ALPS 電気 の Encoder 部品です。
なお 帝国通信工業 ( NOBLE ) 社の現行 カタログ では見つけられませんでした。
また ALPS 電気の当該部品は既に2005年を持って製造は終了したことを確認しました。
両方ともに生産終了なら部品の調達は早い方が良いと、まだ在庫のある部品店に数個余分に注文しました。
画像を見る限り R8B 発売当時の MSRP ( Maker Suggested Retail Price ) が 1,379 USD という受信機の Encoder にしては、
心もとない ↓ 小さな部品に見えますが、こんなものなのかな?
( 正規部品を仕入れてから、後から追加した画像です。)
R8B に使われている部品は、このように Vertical Type という形状です。
早速、自宅に部品が数個届いたようなので、次回帰国したときに修理・交換してみませう。
↑ Front End にある 9 Pole BPF ( Band Pass Filter ) 群 ... 水色の木々 ↑
※ 取説には 8 Pole と書いてあり、回路図は 9 Pole, 回路図を正解としましょう。
R8B を使い始めてからまだ日が浅いですが、印象を書いてみます。
長所;
1 S-AM は上等、また片側の側波帯選択による S-AM は混信除去の切れが良く音も良い。
2 長波帯の混変調が非常に少ない。※1
3 LC Filter の肩特性が良い。IF を 50kHz まで下げた成果? ※2
4 1,000 ch のメモリー ※3
短所;
1 SSB の復調、音があまり良くない? PBS ( ← 間違い PASSBAND OFFSET のこと ) の微調整不足
という基本的な操作ミスでした。
しかし USB / LSB が混ざる?AFRTS USB 放送が LSB でも聴こえる、ちょっと原因不明 ※4
どうも Wide Filterだけの現象のようです。SSB 用 2.3kHz / 1.8kHz Filter では問題なし。
2 ゴム製の押しボタンが押し難い、クルクル・ダイアルがプラスチック製で玩具っぽく、回転が軽過ぎる。
3 電源を遮断 ( 電源の元を OFF ) にすると時計がリセットされて、
毎回 " PWRLOS " ( Power Lost の意味 ) という嫌な表示が出る。※5
以下は短所には入りませんが、気に入らない点 ;
1 周波数の精度と安定度に問題は感じないが TCXO が無い。
2 金属製ケースの造りが薄く安っぽい。※6
※ 以下注釈
※1 R8B の回路図を見ると Front End にある 9 Pole BPF の内、
長波用に 10kHz ~ 500kHz 専用 BPF が割り当てられています。
この効果が大きいのでしょう ( 一番上の画像 )。
※2 切れの良さは R30A のメカフィルと同等!
※3 メモリーに青木 OM の周波数帳で中南米全部の周波数を入れても、まだ 2/3 余る。
※4 SSB は IC-R75 ( Option TCXO と SSB 3.3kHz Filter の組み合わせ ) が優秀であると、
再認識しました。
※5 スイッチをオフでも結構な電気を消費し多少の熱を持つ、
節電のため使わないときは電源を元から絶つようにしています。
電源の元を切ると時計はリセットされるが、周波数などのメモリーは消えないで残る。
※6 戦車のようにガッチリした R30A との比較。
R8B 全般としては、良い受信機だと思います。
噂通り 「 音が良い! 」
でも、音の良さだけで比較したら PALSTAR R30A / SE-3 と同じか、
または受信の場面によっては、少しだけ R30A / SE-3 の音の方が良い感じがします。
( 好みの違いでしょう。)
いえいえ、音は ST 管ラジオ の方が遥かに良いです。( 笑 )
サーチには R8B を使って, じっくり聴くには R30A という感じで使っています。
( R30A と SE-3 の組み合わせは操作が面倒で時間が掛かるけど、じっくり操作するには面白いので。 )
「 クール・ビズ 」、グンゼさん、良い造語を作りましたね。
さて、R8B 専用の AC-DC 電源を製作しましたが、
今年の夏は、昨年までと違って真剣に節電を考えてエアコンの使用も限定的になります。
暑い部屋で受信機を聴くことになるので、今回製作した電源もクール・ビズの服を着せるに越した事はないでしょう。
という訳で、ケースの一部を涼しい穴空きのアルミをケースにしました。
上蓋を取り替えただけの簡単な改修です。
アルミの板を切って、削って、涼しい感じになりました。
見るからに 涼しそうなケース ↓ です。
内部にホコリが溜まりそうですが、掃除すればいいことですね。
オリジナルは ↓ こちらでした。↑ に比べて ↓ 暑苦しそう。
R8B は後ろのスイッチで AC 100 V を選択できますが、専用 DC 電源を製作してみました。
R8B Manual によると DC 入力は 11 V ~ 16 V @ 2A となっており、
車のバッテリーから電源を取れるようになっています。
製作の理由は ...
内蔵 AC-DC 電源部を使わずに受信したかったのと、
R8B 電源部は結構な熱を発生させるようなので、受信機内部の熱源を減らしたかったためです。
とは言ってみたものの単なる電子工作趣味です。
↓ 後ろから見た所、DC コードは雑音混入防止のために撚線にしました。
17 A まで通電可能な太い線ですが奇麗に撚れたと思います。
↓ ブラック・ボックス ( 笑 ) 内部です。スカスカです。
使用した電源トランスは出力側が 3A 仕様、
定電圧レギュレータ IC は放熱を条件に 12V @ 3A です。
大きなトランスのせいで、かなり重い電源部となりました。
それにしても高額な電子工作となりました。
トランスは仕方ないとしても、高価な高速整流用ダイオードでブリッジを組みました。
高級オーディオに使う電源ではないので、安価な一般整流用ダイオードで十分でした。
市販の安定化電源を買った方が安かったです。
さて上手く作動するか?今日か明日に試験してみます。
P.S.
使用した レギュレータ IC は LM1085IT-12 です。
レギュレータ IC の放熱板がアースと接触すると作動しないので、放熱だけでなく絶縁対策が必要でした。
製作翌日の今日、納入検査に合格 ( 笑 ) しました。
半日ほど連続使用してみましたが IC や 電解コンデンサは、連続使用後も異常な熱を発生する事も無く、ほとんどの部品は直接手で触れることができる程度の温度なので大丈夫でしょう。
この自作電源で R8B を使ってみます。