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秋晴れの空に ΔLOOP7 (2008年10月31日)

2008年10月31日 16時58分20秒 | ΔLOOP7
帰省を終えて昼に帰宅しました。今日は ΔLOOP7 の高さを更に 1m 高くしてみます。
どれくらいの効果があるか判りませんが、取りあえず材料は既に仕入れてあるので、製作あるのみです。
実は、以前エレメント部分を地上の庭へ落としてしまい、すこし変形したので、エレメントを作り直すのが第一の目的だったのですが、ついでに高さを更に高くしてみます。
今回は直径 5 mm の太さの銅線を使って作りました。( 以前は径 6mm でしたが軽量化のためです。)
それと Null を確認したら、少しズレていました。これも調整完了です。気持ち Noise Level が下がったような気がします。
これまで地上 15m でしたが、1m 伸びて 16m の ΔLOOP7 になりました。製作に要したのは3時間でした。
心臓部は 7 作目の KIT 基板を使用しています。

土台を衛星用 Antenna の器材で固定しています。強風時や雷雲対策として 90度倒してベランダ内に収納できるようにしました。

さっそくこのエレメントで今夜、週末最後の RAE を狙ってみます。

P.S.
この新エレメントで 18:00 から 19:00 まで快適に RAE を聴く事ができました。満足!

Audio Box その後 (2008年10月17日)

2008年10月17日 19時53分00秒 | BCL周辺機器/雑音対策
Audio Box のその後ですが、たくさんの Switch と VR がありますので、一時的にシールを貼りました。
さて入力 2 系統目を追加しました。右上の Switch で切り替えます。
たいした改造ではありませんが、追加の入力は 51S-1 用に RCA ジャック (レセクタプル?) としました。これもアースから浮かして取り付けなければなりませんので、絶縁ワッシャ付き RCA ジャックにしました。
ヘッドホンで BCL 中、聞いているラジオを変えるとき、ヘッドホン・ジャックを抜き差ししなくて良くなりました。
早朝に静かに聞く時以外 51S-1 は Speaker がいい感じです。。

7作目の ΔLOOP7 と ETFE 電線 (2008年10月16日)

2008年10月16日 15時56分50秒 | ΔLOOP7
7作目の ΔLOOP7.....私の「電子工作したい病」は重症です。7作目ですが、今回も使う目的があります。詳細は、のちほど......。
「受信用ループ・アンテナの実験」2冊目です。すみません。CQ出版社には在庫は無くなったのに、一人で2冊とは.....。

今回の変更点は Null 調整用の半固定 VR を 50オームにしました。以前の Blog で書きましたが、この KIT 基盤は全く発振の気配がありませんので 50オームにしてみました。今回も MOSFET は 2SK439(E) です。

これまでトロイダル・コアに巻く ETFE 電線は、内径 0.5 mm を使っていました。今回初めて設計図通りに内径 0.26mm にしました。
この ETFE 電線を探すのに苦労されている自作家も多いのかも知れませんね。1 作目の時は、秋葉原の親切な別の店の店員が「小柳出 (オヤイデ) 電気商会さんにありますよ。」って教えてくださり助かりました。ところが当時 0.26mm は「小売りしない。」と言われて、仕方なくメーター売りの内径 0.5 mm を買いました。

昨日、仕事帰りに「オヤイデさん」に寄ったら、店の玄関に 0.26mm 5m 6色のセットが置いてありました。
ΔLOOP7 の製作のために小売り希望者が増えたせいでしょうか?もしそうだとしたら嬉しい News です。

上の写真にありますが、基板だけですが Band Switch Control Box と Active Pre-selector も作りました。
トロイダル・コアにコイルを巻くのって楽しいですね。
「電子工作したい病」はかなり重症です。

P.S.
と書いている間に夕方、短波用屋上の自作基板を、このKIT基板へ入れ替えました。
快適っていう感じです。感覚的にTuning時にNoiseが少ないです。Gainも自作基板より高いような、S/N比が更に上がったということでしょうね。

受信周波数をパソコンで見る方法 (2008年10月15日)

2008年10月15日 04時06分50秒 | BCL周辺機器/雑音対策

受信周波数を パソコン で正確に見る方法 ( 簡単・無料! )
上の写真が火山の爆発みたいです.....。
左の火山は 9704.990 kHz ORTN で、右の火山が 9704.180 kHz の R.Ethiopia です。
左側へ行くほど高い周波数になります。
ORTN ; Radiodiffusion Televison du Niger.

※ PERSEUS が買えない自分のために!
※ 影山さんから TCXO の周波数調整法を教わった、その応用です。

まず パソコン に スペアナ ( スペクトラム・アナライザー ) を ダウン・ロード します。無料で使いやすい アプリケーション がたくさん出ています。デジタル 表示よりも上の写真のように アナログ 的に見れる アプリ の方がよいです。私の場合 Mac なので iSpectrum という アプリ を使っています。

次に受信機の CW ピッチ 周波数を決めます。なるべく高めの周波数を選びます。私の IC-R75 の場合 900 Hz の CW ピッチ を選びました。CW ピッチ を設定できない受信機は使えないと思います。
受信機の録音出力端子から パソコン 外部音声入力端子へ繋ぎます。
受信機の周波数 Step はなるべく小さくします。IC-R75 の場合、最小の 1Hz Step が使いやすいです。

受信機を CW Mode にします。AGC は OFF, その他 NB (ノイズ・ブランカー), ANF ( Auto Notch Filter ) などは全て OFF にして、どこか近隣の強い中波放送などを受信します。Filter は CW 専用ではなく、2.4 kHz 程度の Filter 幅を選びます。
この時スペアナ上で CW に ピッチ をかけた周波数 ( ここでは 900 Hz ) 付近に山が急激に立ち上がっていると思います。これを 900 Hz に ピッタリ 合うように受信機の ダイアル をゆっくり回します。パソコン 上で山が 900 Hz に合致した時に、受信機の周波数表示を見れば、ここが正確な受信周波数となります。

※ スペアナ の表示範囲は 900 Hz 付近を広げた表示 ( 300 Hz から 2000 Hz くらい ) が望ましいです。

上の写真で左の山頂の火山を 900 Hz ( 赤い縦の ライン ) に合わせて受信しているのは 9704.990 kHz ORTN です。右に出ている小さめの火山が 9704.180 kHz の R.Ethiopia です。その周波数差となる山が 2つ ( AM にすると 810 Hz のビート 音) が確認できます。表示は右が低い周波数となります。ダイアル を回せば平行移動します。右の山の正確な周波数 ( 9704.180 kHz R.Ethiopia ) を知るには ダイアル で右の山を 900 Hz ( 赤い縦のライン ) まで移動させて受信機の数値を読みます。この方法ですと搬送波の強さ、混信の状況を Visual で見れるのでとても重宝します。
※ ちょっと判り難いかもしれませんが、CW ピッチ 900 Hz ( 左の山 ) が同調して
  いる9704.990 kHzで、右の山 1710 ( 900 + 810 ) Hzが 9704.180 kHz となり
  ます。
  [ 9704.180 + 0.810 = 9704.990 kHz ] 計算よりスペアナを見れば一目です。

正しい確認方法 ( ここがキモ )
最後に耳での確認がとても重要です。CW から USB と LSB に変えてゼロ・ビートが取れている事を確認して ID します。再度 CW に戻してスペアナを見ると、先ほどの 900 Hz の山と一致しているはずです。

※ 受信機の CW ピッチ周波数と、パソコン自体の周波数の精度の合算については、
  これを確認する方法として 5 MHz, 10 MHz, 15 MHz など標準電波を使って精度を
  確認できます。私の場合、TCXO 装備で標準電波を使った精度確認では ± 1 Hz
  前後です。BCL で、そこまで精度はあまり意味はありませんね。± 10 Hz で十分
  だと思います。

※ 受信周波数の決定は、全てをこのスペアナ法に頼らず SSB に戻してゼロ・ビー
  トで放送局の ID を行わないと、混信がある場合、局を取り違えし易いです。

※ この スペアナ 利用の方法の利点は、
(1) 音にならないくらい弱い放送局でも キャリア だけは簡単に パソコン に表示させ
  ることができる。だんだん信号が上がって来る弱い局の待ち受け受信にはかな
  り効果を発揮します。
(2) 混信の状況を Visual で見れる。
(3) 混信が強くて SSB のうちどちらかしか ゼロ・ビート を取れない時の キャリア の
  予測。
(4) フェージング の影響を強く受けていて浮き沈みがある局の キャリア の読み。

  ( スペアナ の機能で過去の周波数が画像に表示される場合 = 上の写真で右の
  火山の火柱の断続部分がフェージングの時間とともに変化するのがよくわかり
  ます。)

などがこの方法の利点です。また混信する2つ以上の局の フェージング の浮き沈みと強さなどは見ていて面白いです。

※ 受信機によって SSB ゼロ・ビート の取りやすさは全然違いますね。51S-1 の場
  合、弱い電波でも ゼロ・ビート が簡単に取れます。IC-R75 ですと ビート を消す
  ような機能があるのかどうか判りませんが、ANF-OFF でも状況によっては ゼロ・
  ビート を取るのが難しい場合があります。

これまで過去 1 年弱、この方法で SSB ゼロ・ビート 法を使っていますが、かなり正確だと思います。


パソコンでヴァーチャル BCL (2008年10月12日)

2008年10月12日 19時00分06秒 | その他のラヂオ・受信機
かなり以前 (2006年5月) から Mac でヴァーチャル BCL が楽しめます。Mac 以外でもあるのでしょうか?
写真のラジオが mRX-8000 です。製造している会社が [ SINPO55555.com ] とは、なんとも BCL っぽい会社です。
制作者が SINPO55555 さんということのようです。ちなみに皆様ご存知の SINPO55555 さんか?どうかはわかりません。
操作部分の雰囲気は以前あった高級ラジオそのものです。AFC, BFO, Zero Beat のライト, Squelch, Fine Tuning やアナログの メータは2つもあって雰囲気抜群です。BFO-ON で Zero Beat を取ったりと面白いです。
下部には宇宙から見た地球が近代的に動画表示されたりします。放送局と流れている曲も表示されます。
ちゃんと Tuning しないと雑音が出たりと、これはまさに BCL ですね。「百聞は一見にしかず。」経験の無い方には是非お薦めです。フリーウェアです。

P.S.
このヴァーチャル BCL ラジオは、BCL したいけどラジオがまだないとか、出張中でラジオを聴きたいけど、ラジオがない。という時に有効です。
私も出張先のホテルで聴く事がほとんどです。

ΔLOOP7 で中波から短波まで連続受信 (2008年10月06日)

2008年10月06日 20時19分04秒 | ΔLOOP7
ΔLOOP7 で中波から短波まで連続受信できるように、中波と短波 2台の ΔLOOP7 を簡単に切り替えれるようにしました。上の写真の右上の Switch で SW と MW を切り替えます。
一台の ΔLOOP7 では難しいので、屋上に設置してある短波用 ΔLOOP7 とベランダの中波用 ΔLOOP7 を卓上で切り替えれるようにしました。2台を切り替えるだけですので、大した事はないのですが 2台の ΔLOOP7 で 560kHz から 20MHz まで聴けるようになりました。
丁度 2500kHz 付近が切り替え周波数です。
写真の Control Box の造りが雑です。もっと丁寧に作るべきですね。

P.S.
写真の Gain の切り替えと、下にある小さい Gain のツマミですが、これは以前 VR-500 を使っている頃に、Gain が大きくて飽和したことがあって、ATT を追加しましたが、 IC-R75 では不要になり使っていません。

6作目の ΔLOOP7 (2008年10月05日)

2008年10月06日 09時26分27秒 | ΔLOOP7
最近話題の CQ 出版社「受信用ループ・アンテナの実験」 ΔLOOP7 を作りました。
ΔLOOP7 の6作目です。当然ですが、全く発振の気配もありません。素晴らしいです。影山さんのHPに記載されている注意事項
「発振する場合はトロイダル・コアの巻き線やプリント基板のGNDの配線で変わります。」
が大切なのですね。これまでトロイダル・コアは同じですので「プリント基板のGNDの配線」がキモなのでしょうね。
これを改めて実験で実証した形です。自作の基盤 4作目、5作目は、ほぼ Gain Max で発振寸前で使っていますが、このキット基盤は発振の気配もありません。もっと Gain を上げれそうです。
MOSFETは 2SK439(E) を使いました。やはりキットの基盤は自作基盤に比べて完成後が美しいですね。
6作目 ΔLOOP7 は、1作目に使っていた中波用に入れ替えました。初代の ΔLOOP7 の基盤は、しばし休憩です。

P.S.
リレーの角を見ますと、ハンダゴテで溶けた部分がありますね。
素人はこれですから困ります。ハンダゴテの技術レベルまでUpするとは.....。