3年半振りに ΔLOOP7の NULL 調整を兼ねて定期健康診断しました。
外観が汚れている以外、中は実に奇麗なものです。
調整は 303WA-2 から ΔLOOP7 へ入力させ、ループ両端をショートさせ Null へ追い込みます。今回は地元の短波放送 ラジオ Nikkei 6055kHz を受信しながら行い、IC-R75 の P.AMP を 2 までゲインを上げても S メータが全く振れないほどに Null へ追い込みました。
※ P.S.
以前から気付いていたことですが、中波局で Null 取る場合と、短波の例えば 15MHz ( 19mB ) の局を使って Null を取る場合の 半固定抵抗器 の位置 ( Null ) が違います。素人考えですが差動回路の上下で多少の周波数特性の差 ( インダクタンスやキャパシタンスなど ) が影響しているものと考えています。所詮は微々たる差ですが主に使いたい周波数帯があれば、そこら付近で Null を取るのが理想ではなかろうかと!精度の高い部品を使うこと、またなるべく対称になるよう部品の値が揃うように部品をペア組するもいいかも!そしてトロイダル・コアもキッチリと対称になるように巻くとか。高周波は奥が深い!
加えて Gain も下げました。以前は Gain は大きい程良いのでは?という超ド素人発想でしたが、適正な Gain が理解できる大人になりました。自作の MLA が 低ゲインで気持ちいいと感じたのが発端です。
やっぱり自作はいいですね~、自分で調整できるし、もし故障したとしても修理できます。
さて今回の作業で一番の注意点は調整後に防水対策をしっかりして組み上げることです。
調整を終えて、成果については今夜から聴いてみます。