昨年末ですが、こんなの買ったりしてます。
一見、短波のマルチ・バンドのように見えますが ...
大きなダイヤル面に、地方別、周波数に合わせて中波放送局名が書いてあります。
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( 新発見 ) ↑ 上の画像一番下に ■ MW FREQUENCY LINEAR SCALE と書いてありました!( 最後にコメント )
短波放送の NSB じゃなかった、ラジオ NIKKEI はクリスタル装備で6局簡単にスイッチで選曲できます。
価値が高いと感じるのは上側波帯と下側波帯が選択できる同期検波が付いていること。
この同期検波は中波と短波 ( ラジオ NIKKEI ) の混信除去に効果があります。明らかな混信が無くても上か下に切り替えると聴きやすい方の側波帯があったり、音質が変化していく様は同期検波ヲタにはたまりません!
がしかし、同期検波の使い方に慣れていない人は 「 何これ!壊れたかも~ 」 ということになりかねないと思われます。実際にレビューを読んでいるとそんな印象を受ける評価の記事があり、万人向けでない機能かもしれません。コツは同期検波を選択する前に NORMAL Mode でしっかり同調してから同期検波に切り替えてダイアルを細かく微調整することです。いづれかの側波帯からもう一方の側波帯へ切り替える時は再度 NORMAL Mode で同調取りなおしてから切り替えないと訳が分からなります。要するに搬送波を中心に Lock している範囲で細かく動かすことです。これがキモです。
FM も聴けて、中波はバー・アンテナの長さの恩恵で感度は大変良く、音も良し、外部空中線を繋げる端子、音質切り替え、感度切り替え、ヲタを満足させる国産 ( 秋田産?) です。
今時(いまどき)の高機能、DSP, 機能満載の中華ラジオもいいですけど、こんなアナログ・ラヂヲを見直すのもいいものです。
AC アダプター ( AC-D4L ) が標準で付属していません。雑音が少ないこのトランス式純正アダプターは価値があります。ただし定価が 3,000 円 (税別) と高いです。実売価格は2割~3割引きくらいでしょう。
電池だけで済ますなら不要ですけどトランス式アダプターが貴重な時代になり、もし将来このラヂヲの生産が終了したら入手が困難になるでしょう。互換できるアダプターがあればいいのですが SONY によくある?プラグ極性のセンターがマイナスなので互換アダプターを使う際は要注意です。
初代 ICF-EX5 は 1985 年発売といいますから ..... 30年目のロングセラー!
私のラヂヲ収集癖の有終の美を飾ることでしょう!
P.S.
最近、気付いたのですが周波数のスケールがリニアになっています。昔 RF-2200 がこれで当時の BCL 少年の話題をさらいましたね。今でも!凄い!って感動している私は言うまでもなく古いアナクロ人間です。スケールの下に
■ MW FREQUENCY LINEAR SCALE
って書いてありました!