72" ~ ICF-2001D
87" ~ R30cc+SE-3
[ X ] は同期検波を作動させます。
[ LOCK ] を押し続けると自動でキャリアに Lock します。
[ OFFSET ] は LOCK した状態で周波数帯域を上下に移動する機能です。
[ FLUTTER ] は電離層伝搬で生じる、わずかな周波数変化に追随する機能です。
[ AR ] は Amateur Radio 局用で FLUTTER より更に周波数が変動する電波に
[ AM - SSB ] は名称通りで SSB の時は 真ん中の丸い Knob を回して復調、
[ Cut - High - Boost ] Volume 右の Switch は高音を3段階変化させます。
[ OFF - Boost ] ← 表示のない Switch.Volume 左の Switch は低音を2段階変化
同期検波に関して電源 Switch はなく Speaker 用の低周波回路のみ Volume に Switch が付いています。
敢えていうなら +/ X Switch を + 側に倒せば同期検波 OFF.
R30cc の電解コンデンサをニチコンのオーディオ用 FG ゴールドへ交換しました。
耐圧が大きいサイズを購入したせいでサイズがギリギリでした。耐圧は高ければ良いというものでは無く、耐圧 ( 結果として大きさ ) も合わせるべきでした。
↓ 交換後の古い電解コンデンサ
今回の交換は電源部付近だけです。回路には今回交換していない無数の小さな電解コンデンサがあります。電源部は IC も交換したので耐久性は上がったでしょう!
とても音が良くなったようです ..... そんなわけないか
自分の R30cc も少し手をかけました。症状はヴォリュームを半分以上に上げていくと音が割れてしまうというものです。低周波出力が 3W なのでヴォリュームを半分以上に上げることはほとんどないのですが、気になります。
以前、1 番古い別の R30c でこれに近い症状は部品交換で直したしたことがあります。その時に保守用部品を多めに買っていたので作業ができます。
最初、原因が VR かと思って交換したんですが、あまり改善の気配なし。この R30 はヴォリュームのコントロールが特殊です。R30 の AF 回路のヴォリュームは信号ではなく電圧で音の大小 ( ボリューム ) を変える IC ( TDA7056B ) を使っています。
↑ 左が取り出した古い VR, 右が交換する新品 VR.
AF 回路の IC と電源部の レギュレータ IC 2 個を交換しました。
治りました!何個か部品を交換したので何が原因だったかは不明だけど。
この筐体は少なくても 20 年は経過しているので電解コンデンサもニチコンの新品へ交換しようと既に注文しました。
R30 シリーズを 3 台も持っている関係で、VR, Power Amp IC, など保守用に追加注文しました。これら部品は製造が終了してかなり時間が経過しているのでストックします。
エンコーダも必要な分は少し机の引き出しの中にあります。
ネットで当ブログにご来店の方がお持ちの PALSTAR R30cc の液晶の照明 1 ヶ所が切れたとのことで、当店に修理を依頼されました。
受信機の雰囲気は大事ですよね!電球切れは精神衛生上早く交換したいものです。
R30cc には 3 個のムギ球が使われています。私は R30A の交換電球 ( 配線ワイヤー付 ) は余分に持っているのですが、R30cc はアッセンブリ毎の交換になり、これに使える部品は持っていません。依頼人の方は米国の PALSTAR に情報を質問されたようですが既に製造から 20 年以上経過していることもあり、電球の規格も分かりませんでした。現在販売されている器材は R30A で回路はほとんど同じですが、R30cc とは液晶や筐体が異なります。
取りあえず筐体を送ってもらって開けたらこんなアッセンブリになっていました。↓
回路図を見て、また実際に計測して同規格のムギ球を通販で手に入れました。なお本体には受けるソケットは無く、ゴムのブッシュにグニュグニュと挿入する方式です。切れたムギ球だけを交換する方法もありますが、経年劣化を考えると全数 3 個を交換する方が精神的に安心です。
↓ オリジナルを真似てアッセンブリを製作しました。
↓ 再組立てして、完治しましたので昨日、所有されている方の元に戻っていきました。
まだまだ現役で使えますね!