Vic's Weblog


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DPA-100B その2

2012年03月28日 16時39分03秒 | BCL周辺機器/雑音対策

DPA-100B 持参で日本から舞い戻ってきました。

 

51S-1 の次に DPA-100B を使いたいのは SONY ICF-2001D 用です。

ICF-2001D は感度が高い反面、BPF が無いこともあり オバケ が出やすいです。

また ICF-2001D の得意技である同期検波は、信号が弱いと ロック してくれません。


そこで今回 プリ・セレクター & プリ・アンプ が同居しているこの 大進無線の DPA-100B を使って 欠点 弱点 を補うことにしました。


↑ 最初に DPA-100B を OFF のままだと リレー により信号は スルー となります。

今の時間 9750kHz NHK World Radio Nippon は、

上の画像のように LED メータ はほとんど振れません。

自作 シールド・マグネチック・ループ という室内 アンテナ 自体の ゲイン が小さいという理由も含めて、

SINPO=23222 と、信号が弱く、混信もあり、聴くに堪えない状況です。

混信を回避しようにも信号が弱いので同期検波が ロック してくれません。


さて ↓ ここからが DPA-100B の効果 ( 一例 ) です。

DPA-100B を ON にして プリ・セレクター で同調を取ります。

次に一番左の ゲイン の ツマミ を聴きやすい位置へ セット します。

ICF-2001D の赤い LED メータ は振り切れて全ての LED が点灯しました。

( 上の画像では赤い LED メータ は白く写っています。)

ノイズ が増えるような感じもなく信号をしっかりと増幅してくれます。

混変調の影響も無さそうで、しかも ゲイン が上がった恩恵で同期検波を ロック でき、

SYNC - USB ( 上側波帯 ) へ変えると混信も綺麗に消えました。

SINPO=45444 となり リスニング・モード となりました。


使えるなあ!これ、かなり好印象です。

自宅の 51S-1 用、こちらの部屋にも計2台欲しいくらいです。


今回の DPA-100B 用、自作の専用電源がこれ  ← ( クリック ) になります。


P.S.

DPA-100B は MLA のような低感度低雑音の アンテナ と ポーダブル・ラジオ と マッチング がいいようです。

ここの部屋では短波の 31mb と、なぜか強電界の FM ラジオ?の混変調が酷いのですが、

DPA-100B を通すと BPF の代用として クリアー になります。

これで台灣でも NHK Radio Nippon 9750kHz 「 ラジオ 深夜便 」 が快適に聴けます。


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DPA-100B その1

2012年03月26日 16時48分53秒 | BCL周辺機器/雑音対策

今回、仕入れたものです。

この大進無線の DPA-100B を使いたい場面;その1は、

コリン's 51S-1 特に 2 MHz 以下の バンド!

51S-1 の弱点は 2MHz 以下です。

この弱点は正規 Option である 55G-1 で補うことができるようです。

しかしこの 55G-1 は超 レア なために 51S-1 本体より高いことが多いようです。

また 英国の Advanced Optics Limited で 55G-1 を再販予定 と書かれていますが、

かなり以前から To Be Announced の文字から変化しません。

本物の購入も、また 55G-1 が再販されたとしても、手が出る価格ではなさそうです。

 

今回 51S-1 に 大進無線製 DPA-100B を付けて長波で検証を行いました。

早速の結論;オバケ を抑え、かなりの ゲイン を稼ぎ、音が奇麗に浮き上がってきます。

DPA-100B 無しだと、夕方 153 kHz は雑音にまぎれて音になるかならないか程度です。( 303WA-2 Antenna )

ここで DPA-100B を ON にして同調を取ると、見事に音が浮いて リスニング・モード になります。

予想以上の効果が得られました。


大進無線 DPA-100B の詳細  ← クリック

 

51S-1 の弱点 ( 2MHz 以下 ) を補うという本当の意味では 大進無線の DPA-25LF の方が合っているかもしれません。


さて次回はこの DPA-100B を台灣の部屋に持ち込んでみます。

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真空管式 ヘッドホン・アンプ 改修 その1

2012年03月24日 14時30分30秒 | オーディオ

今日は雨、でも折角の帰国を チャンス に、秋葉原へ部品探しへ行きました。

買い集めた 真空管式 SRPP ヘッドホン・アンプ の改修部品です。

真空管は米国製を使用し、それ以外は国産部品を使います。

上海 6F2 ⇨ 米国 Philips 製 6U8A へ、

      6F2 と 6U8A はそのまま交換可能

曙光 6Z4 ⇨ 米国 GE 製 6203 ( 6X4 相当 ) へ、

      6Z4 と 6203 ( 6X4 ) ; ピン の位置が違う ので裏の配線を変えます。

( 両方とも データ としては、ほぼ同じ。)

 

電解 コンデンサ は国産の ニチコン 製 KZ  と 日本 ケミコン 製 KMG を、

電解 コンデンサ 以外の コンデンサ は国産の アムトランス 製 を、

( 画像にある白い指月製作所の コンデンサ は全数揃わなかったので キャンセル! )

抵抗は全て国産の タクマン 電子製 REY を使ってみます。

 

P.S.

部品の入れ替えではなくて、現在の基盤はそのままにして、

新しい基盤を自分で全て作り変えることにしました。

更に基盤、必要な部品を探しています。

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「 戦火の馬 」

2012年03月23日 04時55分31秒 | Weblog

帰国して妻と映画を見てきました。

War Horse 戦火の馬 ← クリック

途中、悲壮な戦闘シーンが耐えられないほどでしたが

最後は感動させてくれました。

さすが Steven Spielberg 監督

お薦めの一本です。

映画館へ行くときは

分厚い ハンカチ 持参で!

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12 V 安定化電源製作

2012年03月19日 20時14分35秒 | BCL周辺機器/雑音対策

これから

導入予定の

DPA-100B 用の電源にと

12 V の安定化電源を製作しました。

基本的には前回の ICF-2001D 用 5V と同じ  構成で

違うのは トランス の電圧と レギュレータ IC が 7812 ということだけです。

近日、導入予定の DPA-100B の カタログ を見ると電源は

11V ~ 14 V,  80 mA の消費電流ということなので

小さめの 200 mA の トランス にしました。

DPA-100B は近日中に

公開予定!

 

前回の 5V と並べてみました。

電源製作の自己満足もここまで来ました。

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真空管 6Z4 急速な高齢化?

2012年03月08日 08時04分07秒 | オーディオ

昨年末に製作した 真空管式 ヘッドホン・アンプ・キット HP-AMP-1

まだ使い始めて間もないのに整流管が黒ずんできました。

画像一番左がその整流管 曙光电子の电子管 6Z4 です。

クリック すれば拡大します。

買ってすぐ エージング、エージング とやっていましたが、

本当に急速に Aging ( 高齢化・加齢 ) が進んだように見えます。

今のところ、性能には問題ないようですが、時間の問題 ?

 

6Z4 整流管は、まだ在庫があるようなので予備として 6Z4 を買っておこうかな。

予備球さえあれば、怖いものなし。

 

後日談 ;

互換性のない中国製 6Z4 から高信頼管 GE 製 6203 ( 6X4 ) へ交換することに決定 !

ただ交換するに当たって データ 的には類似球でも足の配置が違うので配線を変える必要があります。

足の配置だけでなく 7 ピン と 9 ピン という ソケット 自体の違いがあるので配線変えだけでなく ソケット 交換が必要です。

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ICF-2001D 安定化電源の製作

2012年03月07日 11時33分41秒 | BCL周辺機器/雑音対策

( 記事と画像の追加 )

こちらの部屋で使っている SONY ICF-2001D

専用純正 AC アダプター は止めて、

安定化電源を製作することに。

理由は2つ

こちらの AC 電圧は日本より 2 割強ほど高いため ラジオ の保護、

電圧を安定させた方が色々な意味で安定するのでは?と思ったから。

純正 AC アダプター の 絵を見ると、

ジャック の外線 ( シールド ) 側が プラス

芯線側が マイナス です。

( これが今回一番の キモ )

正規の AC アダプター の出力電圧を調べたら無負荷で 5.2 V

入力が AC 100 V の場合 DC 出力 5.2V

ここでは実測値 AC 123 V と日本より高いので DC 出力 6.4 V

 

これまで電子 パーツ 店で集めた部品は こんな感じ。

使用する定電圧 IC は 5V / 3A 仕様 ( 1A から後日 3A へ交換 )

 

回路は定番通り こんな感じ。

ヒューズ は基盤に載せました。

この基盤は最初に造ったもので、既に改良基盤へ交換しました。

 

ICF-2001D は見た目と違い大飯喰らいのなので IC の放熱は必要です。

消費電力だけでなく、定電圧 IC の入力と出力の電圧差が熱となるので、

その辺も考慮して ヒートシンク 付けることが必要です。

IC 7805 はダイキャスト・ケース の側面 に張り付けて 放熱

最初に製作した回路の部品を変えました。

平滑用電解 コンデンサ左の 容量を 470 μF から 2,200 μF へ大きくしました。

整流用の ブリッジ・ダイオード も 1A から 3A へ交換しました。

 

ケースは贅沢にも防滴仕様... これしか手元になかった。

ケース の隙間に防滴用 シリコン の シール が付いていました。

圧着すると シリコン の 凹 部分がこんな感じになります。

この タイプ の防滴 ケース、日本で買うと結構いい値段になります。

入力側 AC 115 V 出力側 DC 5V / 3A

早速、17810 kHz, NHK ワールド・ラジオ・ニッポン 「 旅する ラジオ 」 を聴いています。

 

P.S.

半日以上 ラジオ を付けっぱなしにして、

今回製作した電源内部の、どの部品に触っても人肌程度の温度

これなら大丈夫でしょう。

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