昔々のテープ・レコーダーの話。
30 年くらい前、当時人気は SONY のデンスケ TC-D5 でした。
でも " あまのじゃく " な私は、せっせと貯金をして
↓ NAKAMICHI 550 を買いました。
すでに 30 年くらい?経過し駆動部分、電気的に不調となりました。
30 年間、大きな故障無く使って来たこと自体が奇跡かもしれません。
NAKAMICHI の HP を見ると、当製品はサービス終了とありますが、当然でしょう。
やっと修理してもらえる工房さんを見つけました。
修理には相当に苦労されたようです。
そのため修理に要した期間も2ヶ月と長かったです。
でも途中経過も含めて、どういう修復を行っているか逐一画像をメールしてもらえます。
工房さん自ら、米国から中古をもう一台取り寄せて修理して戴きました。( ニコイチ )
( 2台分のボディ、部品から1台を造ることを「 ニコイチ 」というそうです。 )
工房からメールを受け取る度に、素人的にも大変な作業だと想像できます。
メーカーが修理不能という器材を修理するのですから。
大変、親切に対応して頂きました。
捨てるのは簡単?でも修理して大切に使う習慣って大事です。
( 10 年前、故障した RF-2200 を捨てたことへの猛反省です。 )
懐かしいカセット・テープ " Stevie Wonder " の " Part Time Lover " を聴いています。
素晴らしい、当時の音がそのまま出て来ます。
このPeak Level Meter も癒しです。
このカセット・レコーダーの特徴で思い出すのは、当時としては珍しい DC-DC コンバーターが付いていて、
電池駆動で電池の容量の最後の最後まで電圧は下がらないというものでした。
電池を使って、蒸気機関車の音を録音に行ったことを思い出します。
ジャズ喫茶のセッションの録音に使ったこともありますが、電池を使ったのはそれくらい。
また使用するテープに応じてバイアスを変えて最適な状態で録音すると言うものでした。
他にも至れり尽くせり、友人の SONY TC-D5 と比較したものです。
※ この NAKAMICHI-550, 何に使うか?
古いミュージック・テープを聴く、他には ..... 悩むところです。