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ΔLOOP7MW と ALA1530S+ 中波帯比較 (2009年02月28日)

2009年02月28日 18時13分40秒 | その他の BCL Antenna
ALA1530S+ は 8ヶ月ほど使って来たので、ΔLOOP7MW と比較してみます。
今回は中波帯です。中波用 ΔLOOP7MW は ALA1530S+ と同じような場所に設置していますので切り替えて比較できます。
また感度に影響する Antenna の径もほぼ同じです。
厳密に言うと ΔLOOP7MW の方が柱が近くで不利でしょう。

Gain は明らかに ΔLOOP7MW が大きいです。LOCAL 局で Sメーターですと 5dB から10dB ほどの差となります。結果、聴感上では S/N 比が良くなります。

相互変調積は ALA1530S+ の方が極端に少なく、相互変調は確認できません。
ΔLOOP7MW に出るオバケの例として、我が家では AFN 810kHz × 2 = 1620kHz がこれになります。
ΔLOOP7MW の MOSFET を少し Gain の少ない規格に交換すれば収まるのでしょうけど、この High Gain がもったいなくて変えられません。
中波では、短波ほど相互変調は気になりません。
ALA1530S+ に切り替えてオバケかどうかすぐに確認できるということも逃せません。

同調方式と非同調方式の違いは語り尽くされた感がありますね。
ΔLOOP7 の同調方式はマニュアル・シフト・トランスミッション.....
ALA1530S+ の非同調方式はオートマチック・トランスミッション.....
なんて適当なことを書いています。
同調方式は Tuning が面倒ですが、これが楽しいとも言えます。
非同調方式は楽ですね、また2台以上の受信機で違う周波数を聴いたり、サーチしたり、録音したりと、運用の幅が広がります。

ALA1530S+ は、その品番の通り LW 150kHz から 30MHz まで広範囲に聴けます。
資料には FM ラジオも聴けるとありますが、我家では、なぜか?聴けません。
ΔLOOP7は基本的に LW, MW, SW 別々の Antenna が必要です。
今回比較した ΔLOOP7MW の同調範囲は 560kHz から 2500kHz です。

ΔLOOP7 は素人なりに、回路を理解している(ハズな)ので、聴いていても親しみが増す、自作として愛着が湧く、故障しても修理できる、という点があります。

ALA1530S+ が劣るとは思いません。特に非同調方式にも関わらず、対相互変調積の少なさ、楽な操作は、お奨めです。

両方を巧く使い分ける。というのが玉虫色の結論です。

※ 費用を忘れていました。これが一番大切です。
  英国から輸入することを除けば、ΔLOOP7 の方が1/6程度の費用ですね。
  この差はとても大きいです。
  電子工作の道具の購入から始めるとか、工作方法、取り付け方法によっては、
  もう少し費用の差は近づくでしょう。
※ 受信機には潤沢な?資金を注ぎ込む傾向がありますね。
  今更ながら Antenna への投資が、効果大です。ハイ、自分の事です。

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これまでの ΔLOOP7 (2009年02月24日)

2009年02月24日 11時32分12秒 | ΔLOOP7
最近 Blog に Antenna 記事が少ないのは、ほぼ安定したからです。
初心者ですから、さほど自信はないですが.....。

ΔLOOP7 の1作目から、間もなく3年になります。
写真中央の基板が1作目の基板です。我が家の博物館入り(笑)を果たしました。
右の基板は、私がユニバーサル基板から造った最終号機です。これも机の中です。
Gain 調整用に 2段 VR と Omron G6K-2P-Y 小型リレーを使用しています。
最初の頃は、悩んで、悩んで、調整、配線の取り回しの変更、防水処置、接触不良処置の連続でした。
大きな課題は、発振と Null でした。
何とかなるもので、修正を重ねて、1年半くらいで安定しました。

自信を持てたのは2つの出来事があったからです。

1 ALA1530S+ の導入。それまでは ΔLOOP7 本来の性能が出ているのか?
  自信がありませんでした。 ALA1530S+ の導入・比較で自信がつきました。

2 ΔLOOP7 の Kit 基板との比較。
  Kit で影山さんの Original と同じ物ができて、一時期比較しました。
  「Kit 基板は発振しない。」という意味で、自作基板より少し Gain が高いと
  思われますが、確認できるほどの差ではありませんでした。
  それよりも Kit 基板は Gain が Max でも発振しない、という安心感の方
  が大きいです。(MOSFET 2SK439使用時)
 ※ Kit 基板の方が発振し難いというのは、たぶん、配線の取り回し、基板の
   アース、アース面積の影響が大きいと思います。

他に、防水処理、接触不良対策、強風対策、相互変調対策.....など勉強になりました。

ここまでアンテナが安定しますと、次に造るものを探してしまいます。
最初に造ったのが優秀な ΔLOOP7 では、次に来る物がなくなってしまいます。
Long Wire は環境上、無理ですし......。
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R30A と IC-R75 の比較 (2009年02月22日)

2009年02月22日 21時34分33秒 | PALSTAR R30 / SE-3
長期保存の予定から、整理のために一時的に出して来た IC-R75 です。
折角なので、もう少し使って R30A と比較しました。

IC-R75 の長所
 操作性の良さ、Tuningまでの時間は10キーの良さだけでなく全般に早い。
 安定性、特に TCXO の周波数安定度は抜群です。±2Hzくらいです。
 言い過ぎでしょうけど、標準電波で比較計測しても常に安定しています。
 Optionを含めて5つの Filter の選択ができるのは有り難いです。

R30A の長所
 音の良さ。これに尽きるかもしれません。
 アナログ・メータによる癒し。
 シンプルな操作系 ( デザイン )

IC-R75 の短所
 デザイン。これは個人の趣味の世界です。
 音、何が?と言われると明確には答えられないのですが、イマイチという感じ。

R30A の短所
 周波数安定度の悪さ。
 Tuniingのやり難さ。所望の周波数に辿り着くまでに時間がかかる。
 Stepが大きすぎ。( 20Hz が最小 )

以下は受信機の要素、性能基準である、感度、選択度、忠実度、出力、安定度に
ついて書いてみます。

1 感度はほとんど同じくらいです。多少、得意・不得意の周波数帯はあるよう
  ですが、差があると言い切れるほどではありません。

2 選択度は IC-R75 の FL257 3.3kHz Filter のキレが素晴らしいですが.....
  R30A 搭載の 5.8kHz と 2.5kHz のキレ、音の方が好きです。
  ICOM FL257 3.3kHz はCollins の Mechanical Filter に比べると籠る感じで
  す。もちろん選択巾は違うので比較はできません。R75にも 6kHz, 2.4kHz とい
  う標準 Filter がありますが R30A の方が好みです。
  Collins 5.8kHz は AM には丁度いいし、2.5kHz は SSB に丁度良いですし、音
  の切れがよく、長時間も聴いていても疲れません。

3 忠実度は、実践的に R30A でしょう。一概には言えませんが。

4 出力は R30A に魅力を感じます。専用 Speaker SP30 の効果も大きいです。
  あくまで好みの音ということです。

5 安定度は、言うまでもなく IC-R75 です。

安定度の良さ、操作性の良さから IC-R75 は サーチ & Dx 用、
ゆったりと、いい雰囲気で聴くには R30A という感じです。
どちらかの受信機で聴こえるのに、一方では聴こえないという経験はないので、
性能も同等とみて良いと思います。
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Bose の Radio (2009年02月19日)

2009年02月19日 09時26分39秒 | その他のラヂオ・受信機
我が家に素晴らしい音のラジオがあるのを忘れていました。
米国 Bose 社の " Wave Music Station " です。
購入してから7年になりますが Radio として忘れていた割には活躍しています。
この Wave Music Station は見た目と違い ( 失礼!)、とても良い音を出すラジオです。
この Radio で J-Wave FM を聴く事が多いですが、AM も大変音が素晴らしいです。
この Speaker はとても小さい 5cm くらいの口径、System はホーン ( 共鳴管 ) 構造になっていて、小さい割には低音からしっかりと再生してくれます。
設計は CD Player がメインでしょうけど、ラジオ ( AM, FM ) でも手を抜いていない所が好感が持てます。

AM とはいえ、音楽は音楽用に帯域 Filter の広いラジオにはかないませんね。
しかも Bose....Filter は 15kHz 以上はあるでしょう。
AM Stereo で聴ければもっとよいでしょうけど。

「ウェーブガイドとは ? 」 の中の「豊かな臨場感の秘密」をクリックして、動画を見ると共鳴管の秘密が理解できるような気がします。
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アースって何? (2009年02月16日)

2009年02月16日 20時22分42秒 | BCL周辺機器/雑音対策
(一部修正文)
BCL を趣味にしていますが「アースって何?」って質問されると答えられません。
アースは Noise を低減させる特効薬みたいに考えていました。

特にアースと言う表現ですから「地球」が一番効果的なアースかと思ったら、全然、
違うみたいですね。いえしっかり地球アースが取れればよいのでしょうけど、
アース工事で低い抵抗値を出すのは、とても高価、本来、地球アースって電力系の話のようですね。我が家で必要なのは「第3種アース」です。
一般的な話としてマンションなどの建築物の各戸へのアースは当てならないようです。

専門書を参考に、一番大きなアースの 51S-1 を中心に全てのアースを取ってみます。
我が家のアース・ポイントは 51S-1 に決めました。それしか無さそうです。
今回買って来たアース用の太めの銅単線でアースしてみます。
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51S-1 リモート出力用トランス (2009年02月15日)

2009年02月15日 07時45分09秒 | Collins 51S-1
自作 BCL Speaker Box にトランスを追加します。
使用するのは上写真の NOGUCHI TRANS 600 Ω/ 8Ω です。

トランスは基本的に音質を低下させることが多いので付けたくないのですが、
51S-1 リモート AF 600Ω の音をインピーダンス・マッチングを取って聴くためです。

今後の企み(笑)は、居間まで Speaker 配線を引いて Speaker の直前でマッチング
を取って Speaker に繋ぐことです。
AFN は日曜日にカントリー・ミュージックを流しているので、これを聴きたいのです。
居間で 51S-1 を聴く企み、どうなることやら.....。
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BCL 用 Speaker の比較 (2009年02月14日)

2009年02月14日 05時04分39秒 | PALSTAR R30 / SE-3

昨晩から今朝にかけて「春一番」が吹きました。台風並み、それ以上でした。
流石に屋上の ΔLOOP7 は下ろしてベランダの ALA1530S+ で BCL です。

BCL 用 Speaker の比較です。
左は、以前 Blog に書いた Vic 製作の Speaker Box です。
Audio 用ではなく BCL 用というのは、むしろ評価が難しいです。
聴感、特に了解度が求められるからでしょう。
Vic 製作の左は Audio 用の Speaker ですが、なるべく BCL で使えるように、
高音域を押さえた Speaker を選んであります。
さてプロの作品は右の PALSTAR SP30 です。確かに了解度が高いです。
なぜでしょう?当然とも言えますが。
既製品の SP30, 自作の Speakar Box, 費用は同じくらいです。

昨日、少し贅沢して両方に「シンサレート」という収音材を入れました。
この「シンサレート」収音材はグラスに比べて高価です。
両方とも、少し、気持ち、音が落ち着いて来たような?気がします。

※ Thinsulate (シンサレート)は米国 3M 開発の断熱素材です。Audio 用吸音材と
  しても販売されています。一部の車には防音断熱材にも使われているとか。

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WRTH 2009 到着 (2009年02月13日)

2009年02月13日 05時46分22秒 | Weblog
昨年は年末に届いていました。中身が重要ですが、待っていました。
受信機などの情報は少ないです。それぞれ特徴があって.....、
どちらかと言うと PWR 誌の方が好みです。
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SP30 Speaker の中身 (2009年02月12日)

2009年02月12日 15時03分45秒 | PALSTAR R30 / SE-3
買ったら開けてみたくなるのは子供の頃と同じです。
...子供の頃、何でも分解して組み立てられなくて、よく叱られたなあ.....。

昨日、情報もらってから調べた所 DRAKE MS-8 とほぼ同じと知りました。
構造、特殊なネジの位置、配線、大きさ、などです。
MS-8 実物と比べた訳ではないですが、ここまで同じ構造にはきっと理由があるはずです。
あくまで勝手な意見ですが、工作器具、製造法、などもきっと同じだと想像できます。
ライセンスの委譲を受けたのでしょうか。

Speaker Unit 自体はどうなのでしょう?
この Speaker Unit は米国 Ohio 州 MCM 社の製品です。
調べると、以下の3つの会社は全て Ohio 州にあります。

1 PALSTAR Inc.
2 R. L. DRAKE 本社
3 MCM 本社

勝手な想像を巡らすのはこれくらいにして.....、

Speaker Unit は写真のとおり、磁石コアが大きい防磁型です。大きさの割に、とても重いです。
Speaker の仕様は、直径 10.5cm, 20W, 4Ω, Shielded Aluminum Cone Woofer... ということで、
やはり Full Range ではなく Woofer としての製品です。
高音域を押さえた Speaker ということは昨日 ICF-5800 で FM ラジオを聴いて分かりました。

既に、この Speaker Box の改修? 改善? 改悪? を進めています。

昨日も Radio Nacional de Venezuela で音楽を聴きましたが、いい雰囲気の音です。
中南米のラテン系の音楽も合いそうです。
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SP30 の印象 (2009年02月11日)

2009年02月11日 16時44分54秒 | PALSTAR R30 / SE-3
SP30 の印象です。印象を書くには早すぎですが.....慣れる前にと。

音ですが、カタログには 50Hz ~ 17kHzと書いてありますが、そんなに高域が伸び
ているとは思えません。音源は ICF-5800 の FM 音楽を使って聴いた結果です。

AM では、ハキハキした、籠らない音です。アナウンスは明瞭度の高い、聴き易い音です。
高音域が良く押さえ込まれています。R30 専用というのが頷けます。
また Box の構造の恩恵も大きいのでしょう。

1.8kg の金属製 Speaker Box は厚い鉄板?で組まれていて R30A と同じような
ガッチリした感じで、丁寧な造りです。金属製の Speaker Box は初めての体験です。

アルミのコーンはデザイン上もいい感じです。
PALSTAR 製品は、このようなデザインが「聴きたい!」という衝動を起こさせてくれます。
(後記 : Drake MS-8 のデザイン の良さということ??)

「SP30 は R30A の音の良さ、デザインの良さを、更に際立たせています。」
( RAE ウエダ・ケイコ・アナウンサ風表現 )
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