Vic's Weblog


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夏の課題その9、オシレーター改造

2010年09月25日 16時45分51秒 | 真空管式ラジオの修復
前回 455kHz のオシレーター
を造りましたが、

今回は 455kHz と 500kHz を切り替えれるように改造しました。

左上 500kHz のセラミック発振子を追加して 455kHz とスイッチで切り替えます。

センター周波数をスペアナで見たら 500kHz の方は ほぼ 500kHz,


455kHz の方は前回とは別なセラミック発振子へ交換したら、こちらもほぼ 455kHz,


少し、自己満足に陥っています。

さて、オシレーター ではラジオ聴けないので、
肝腎な RS-350, ほぼ部品も揃ったのでハンダ付けを始めます。
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夏の課題その8、455kHz オシレーターの製作

2010年09月18日 20時40分06秒 | 真空管式ラジオの修復
RS-350 用に IF 調整 455kHz オシレーターを製作しました。

秋葉原で 455kHz セラミック発振子 .. やっと見つけました。
上の画像でオレンジ色のキャラメルみたいな部品です。

LED がターミネーターの眼のように赤く光っています。
無駄を省くため、スイッチを省略、電池の外し忘れ防止になります。

455kHz の Filter は沢山販売されています。
でも 455kHz セラミック発振子は、以外と店頭にありません。

やっと見つけた 東京ラジオデパートのアイコー電子2号店さん には部品が置いてあります。
455kHz だけでなく480kHz、500kHz も在庫がありました。
500kHz と言えば コリン's 51S-1 の IF です。調整に使えるかも?

東芝 IC 4069 は 30 円でした。こんな値段で利益があるのでしょうか?
しかも中身の 1/3 しか使っていません。

精度は?
IC-R75 + スペアナ で発振周波数を計ると約 454.5kHz, IF の調整には誤差の範疇だと思います。

※ IC-R75 は計測のため AGC-OFF でメータは振れていませんが AGC-ON だと S=9+20dB ほど振れます。

変調をかけた方が使い易いでしょうけど、
今回はテスターで調整する予定なので変調は要りません。

P.S.
455kHz セラミック発振子 で Google 検索すると「 イーエレさん 」が出て来ます。
muRata 製作所の製品ですね。
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夏の課題その7、トランスの巻き直し

2010年09月17日 05時00分00秒 | 真空管式ラジオの修復
電源トランスをそのまま使うことは、見た感じ、トラブルを起こしそうな予感がしました。
真空管式の場合、出力トランスにも 300V 近い電圧がかかるので、
思い切って、両方とも巻き直しました。
いえ私が巻いたのではありませんが .....


西崎電機さん ではアマチュアの私にも親切に対応して頂きました。
どんなに古いトランスも1個から巻き直してもらえるようです。
このような技術屋さんに今後も頑張ってもらいたいものです。
巻き変え作業がとても早く、早速、巻き直しが完了して送って来ました。


早速、電源トランスをシャーシーへ装着しました。
整流管 KX-80 のヒーター電流は 5V / 2A の規格です。
将来 KX-80 の入手に不安があるので、互換の球を増やすため両波整流管 83, 5Z3 用に 5V / 3A へ容量を増しました。
( すでに KX-80 は 3 本も確保してあるので不用? )
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夏の課題その6、アンモニア水で洗浄

2010年09月16日 05時05分34秒 | 真空管式ラジオの修復
近くの薬局へ「 アンモニア水 」を注文していました。
早川電機 RS-350 のシャーシー洗浄が目的です。
薬店に虫さされの薬として常備かと思ったのですが、最近、虫さされ等でアンモニア水を使う人は居ないようです。
ギ酸を中和させる程度の効能しか無いそうです。
注文してから半月以上経過してやっと手に入りました。

「 コリンズのメンテナンス 」という本の中に、シャーシーはアンモニア水で洗うと奇麗になると書いてあります。

ポイントは希釈の倍数のようですが、教科書には 10 % と書かれています。
もっともっと濃くして 50 % くらいにしたい気持ちです。
「 過ぎたるは、なお及ばざるが如し 」
濃すぎるとペイントが剥がれたりと弊害もあるようです。

製造から 56 年の埃、汚れ、腐食は半端ではありません。
下の画像を見ただけで埃っぽさが臭ってくるような気がします。( 洗浄前 )


洗浄開始、強烈なアンモニアの臭いで気持ち悪くなりました。
換気ファン最強でも、臭いの凄さに換気機能に限界を感じます。

洗浄が完了したので、ちょっとだけ真空管を乗せて写真を撮りました!
奇麗になった RS-350 を見て、ちょっと気分、持ち直しました。
最初の記事の写真 からすると奇麗になりました。

実際には、ほとんどの部品を外しバラバラにして洗いました。
アンモニア水をスプレーする度に、茶色の汚れが溶けて流れて行きました。
上からの画像 ...


下からの画像 ...


アース ( 銀色のスズメッキ線 ) だけ配線しました。
さて、まだ始まったばかり。
今日の作業はおしまい。
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夏の課題その5、マツダ KX-80

2010年09月08日 18時03分44秒 | 真空管式ラジオの修復

やっと両波整流管 KX-80 を手に入れました。
ヒーター電流は 2.0A とかなり大きいです。
中の構造が見えるので、双二極管であることが解ります。


マツダ .. マツダ ランプ .. 東芝のブランドなんですね。
当時はブランド品で他社の同製品より高価だったとか。

専門書によると「 国産の ST 管式整流管は絶滅危機のお宝種 」ということです。
国産にこだわらないので、予備として類似管を探しています。
類似管の代わりにダイオード両波整流も考えていますが、
電圧が高くなり過ぎるので抵抗を入れる必要があるそうです。

さて肝腎な電源トランス、古いのでそのまま使うのは止めます。
代替えにするか?巻き直すか ...
悩みは尽きません。

P.S.
後日、秋葉原で新品の マツダ KX-80 元箱入りを発見、何と 10,000 円
専門店では高すぎて買えません。
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夏の課題その4、部品収集

2010年08月22日 01時09分53秒 | 真空管式ラジオの修復


早川電機の RS-350 レストア用の部品が続々集まっています。

中でも画像左下のコンセント「 袋打ち 」レトロなプラグです。

画像の真空管は米国製 6D6 を 2 個ですが、製造年月日が書いてあります。
1959 年 .....
私が生まれる以前の製品です。それでも新品 ; NOS です。

各種 ST 管用ソケット、今は新品もあるんですね。
熱に強そうなタイトにしました。
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夏の課題その3、回路図

2010年08月14日 03時55分25秒 | 真空管式ラジオの修復

修復中の7球 ST 管ラジオ、配線図が底面にありました。しっかりしていて剥がれ、読めない部分はありません。
よく見ると、この回路図、全ての真空管が逆さまに書いてあります。
( プレートが下、ヒーターが上 )
当時はこのような回路図の書き方が普通だったのでしょうか。


裏を開けた所です、意外にすっきりしています。
見た感じ、パンクしたようなコンデンサーや、焼けた抵抗などもなく、奇麗です。


7本の ST 管を拭いてみました。
惚れ惚れする形、埃にまみれていましたが、拭いてみると奇麗です。
整流管には半波整流の 12F が付いています。
全波整流の回路なので KX-80 のはずですが ..... 修理か何かの時に入れ替えたのでしょう。
マジックアイの 6E5 は、たぶん光らないでしょう。
いずれ正規の部品に変えます。新品の 6E5 は手に入らないかも?
後記;6E5 は新品? NOS 品が見つかり、早速オーダーしました。
KX-80 は見つけるのが大変そう。最後の手段は ... ダイオードで代用としますか。
これら ST 管でラジオが聴けるかと思うと「 ワクワク 」してしまいます。(笑)


16 cm スピーカー、後ろのマグネチック部分に SHARP PM-72 のエンブレムが付いています。
作動するかどうか? TFM-4500 に繋いで FM で JAZZ を聴いてみました。
モソモソ、ボソボソかな?と思ったら、全然違います。
すっきりした低音、奇麗に伸びる高音、素晴らしい!

他の作業として、全体の分解、内部の清掃、アクリルの水洗い、奇麗になりました。
外観はなるべく現状のまま、清掃などで充分でしょう。
塗装を剥がして再塗装まで考えていましたが、内部や裏面に「 検定証明書 」
「 配線図 」「 取り扱い注意書き 」などの紙が貼ってあるので、水洗い、再塗装はしないことにします。

コンデンサー、抵抗類は現代の部品へ交換を予定します。

今日の収穫はスピーカーの音の良さでした。
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夏の課題その2、RS-350

2010年08月08日 05時54分53秒 | 真空管式ラジオの修復


レストア予定の「 早川電機の7球ラヂオ 」初公開です。
57年前の当時としては高周波増幅付きスーパーは超高級ということらしいです。
当時、大卒賃金の約2倍の価格だったとか。
今だと ... 調べたら 20 × 2 = 40 万円くらいです。
40万円の中波専用ラジオかーー。
同じ早川電機の製品だと SHARP AQUOS 60 インチ液晶テレビくらいの値段でしょうか?
なんだかイメージが湧きません。

電源を入れるのは修理後、少なくともコンデンサー交換、トランスなどの導通試験の後ですが、
一応「 鳴る。」そうです。

さて、この大型ラジオの修理方法ですが2つの案を考えています。

1案:なるべくオリジナルを保ちつつレストアする。( 不良部品交換程度 )
2案:最新の部品へ交換、磨き直して長く使えるようにする。

1案を選択すると、
骨董価値が残ります。しかしどこまで修理するか?判断が難しいでしょう。
また聴くラジオとしては安全性・信頼性など不安が残ります。

2案を選択すると、
木箱は磨き直して再塗装。
アクリル類も再塗装。
シャーシーはアンモニア洗浄、一部錆び落とし、研磨。
交換可能な電子部品は全て新品へ交換。

意外と、2案の造り替えの方が楽でいいかなーーと ... 未定ですが。



3連バリコンが見えます。これが超高級の証しですが ..... 難度が高そう。
楽しい悩みです。

「 上手くいきますように!パン、パン。 」神頼み。
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夏の課題その1、レストアを決心

2010年08月06日 07時31分22秒 | 真空管式ラジオの修復
毎日、暑い日が続いています。
更に熱さを感じる「 真空管 」記事です。( 笑 )
2年前に Collins 51S-1 が届いたのもこの暑い時期です。

先日、更に暑さを増すような、ST 管式 7 球ラジオを落札してしまいました。
昭和 28 年に販売されたの高1スーパー ( ジャンク品 ) です。

夏の課題として、レストアしてみます。
この暑い時期に、更に暑くなる物を買わなくてもいいのに。
と自問しています。



上の画像、内尾氏の「 真空管式スーパーラジオ徹底ガイド 」本を引っ張り出して勉強中です。
偶然にもこの本に、今回の回路図が出ていました。

ブログにレストアの進捗状況の画像をアップしていきます。
( ブログに宣言!して、逃げないようにします。 )

高校の時、友人宅の壊れた ST 管ラジオを譲り受けレストアしたことを思い出しました。

まずは、
「 455kHz オシレーター 」
「 シグナル・インジェクター 」
などを自作しますか。

どうなることやら .....
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