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真空管ラジオの予防整備用コンデンサが到着

2023年01月09日 06時09分06秒 | その他のラヂオ・受信機
真空管 3 Band ラジオの予防整備部品到着
探せばあるんですね Can Type ブロック・コンデンサ
Made in the USA 今となっては貴重品、高価です。
この Can Type ブロック・コンデンサだけで中華ラジオが余裕で買えました。
取り付け金具の自作が必要か?
Can Type で部品を集めた後で、敢えて言うなら、
チューブラ・タイプで代替して、
オリジナルの本物はダミーで残した方が、
安価でオリジナルの回路図に忠実になります。

回路図に 2 つあるカップリング・コンデンサも音響用に変えて、
耐久性のみならず、音質向上になるか?

年末年始の仕事が一段落、年始の休みです。

2023年01月05日 05時05分05秒 | その他のラヂオ・受信機
年末年始も出張仕事でよく働いた。
年末に誕生日だったのですが、意図的に忘れて仕事していました。
この歳になると誕生日が来るのが嫌、歳を取りたくない。
遅ればせながら、私にも年始の休みがやって来ました。
が、たった 2 日しか休めない💦
嘆いても仕方ないので、いつもの休みの日のルーティン、
早起きして、洗濯、アイロン掛けから開始です。

今年の『電子工作初め』は真空管 3 バンド・ラヂオの予防整備です。
今日は電解コンデンサなどの交換準備として部品を注文します。

この電源部のブロック・コンデンサの交換は必須でしょう。
このような CAN タイプの同等品の入手はまず無理と思ったのですが、
全く同じ容量ではないけど同等品が注文出来そうです。
新品の電解コンデンサとは言え、製造から年月を経ていると、
スライダックで低電圧から時間をかけてエージングが必要かも。
今となって Can Type ブロック・コンデンサは希少な部品で高価です。

以前、コリン星から来た 51S-1 の Can Type 複合電解コンデンサが、
不良となった時に米国で復刻版が売られていたので交換しました。
⬇︎ 当時、故障したオリジナル・ブロック・コンデンサ

⬇︎ 米国から仕入れた復刻版ブロック・コンデンサへ入れ替えたところ。
残念ながらアルミの鋳造ではなくスチールの溶接のケースです。
想像ですがスチール製の Can にチューブラ型の電解コンデンサが並列に
入っている復刻版と思われました。

Can Type はいずれにしても、見た目はいいけど、
電解コンデンサは熱に弱いので放熱的には不利でしょうね。

話は脱線しましたが、他にも、
などの容量を見て購入準備です。
また部品の大きさ次第ですが、耐圧と耐熱は大きめを選択します。
他、フィルム・コンデンサも交換予定です。

真空管 FM ラジオでクリスマスソング

2022年12月20日 06時00分00秒 | その他のラヂオ・受信機
真空管 FM ラジオでクリスマス・ソングを聴く ❣
Bring me Love,  John Legend
76.5MHz FM COCOLO, 

内部のセレン整流器、信頼性・耐久性向上のため、
シリコン・ダイオードへ入れ替えました。
電源部の整流器に不具合が出ると下流の電解コンデンサ等が壊れるので。

理想の電源回路は両波整流で、
両波整流後にチョーク・トランスを通して
リップルを減らすというのが理想かと考えましたが
現時点ではオリジナル通り半波整流のままとしました。
半波整流なので VR 最小では電源ハムの小さなブーン音が聴こえますが、
VR を上げて普通に放送を聴く分には、ほぼ問題無しと判断。

その他、内部は美品なので、
問題はありませんでしたが今後のために
接触不良対策として真空管の足とソケットを掃除、
将来に向けて、電子部品専用液で電気的接点改善と防錆処理をしました。
色々と問題を起こしそうな接点復活剤は使用しません。

真空管 FM ラジオの補用品を調達開始

2022年12月18日 06時00分00秒 | その他のラヂオ・受信機
まずは使用されている真空管を調達
12DT8, 12BA6 × 2, 12BE6, 19T8, 35EH5 
これらは NOS の試験済み性能確認品の真空管が入荷しました。
こちらは予備品ではなく補用品となります。

- 12DT8 は富士通 TEN 製、他は GE, RCA製です。

- 次は最新の電解コンデンサへ交換予定。

極力オリジナルを守りながら
安心・安全を第一に、末長く聴けるラジオへ少しづつ改修します。

クリスマスに向け 3 バンド真空管ラジオ

2022年12月14日 08時08分08秒 | その他のラヂオ・受信機
クリスマスに向けて FM, SW, MW 3 バンド真空管ラジオを入手。
FM が聞ける真空管ラジオは珍しいと思います。
当時 FM 放送の普及と時期を同じくして、
真空管ラジオからトランジスタ・ラジオへの移行時期が重なったのが 、
FM が聴ける真空管ラジオが少ない理由かと思います。

レトロな雰囲気で鳴っています。
発売開始は昭和 39 年 ( 1964年 ) 三菱 6P-375
製造年は 1971 ( 昭和 46 ) 年とあるので最終期の製造かと思われます。

パイロット・ランプの淡い灯りにも惹かれます。
3 Band Hi-Fi
スピーカーは三菱 DIATONE 製

使用真空管は

12DT8, 12BA6 × 2, 12BE6, 19T8, 35EH5 

の 6 球でヒータ電圧からトランス・レスです。
35EH5 を 50EH5 に変えれば米国など輸出仕様になりますね。
またセレン整流器が使われています。

久し振りに自宅でラジオを聴く(記事修正)。

2022年12月07日 06時00分00秒 | その他のラヂオ・受信機
去年に続き今回の年末年始も仕事が忙しくて帰宅できないので
今回の関東出張がよい帰宅の機会となりました。
今朝の自宅の最低気温は 0 ℃, 寒いです。
出勤前に早起きしてラジオを聴いています。
久し振りに DRAKE R8B に灯を入れます。

以前、自分でフル・レストアした昭和 28 年発売 ( 69 年前 ) 
早川電機 SHARP RS-350 にも灯を入れます。
この ST 管ラジオで聴くクリスマス・ソングは最高の雰囲気です。
⇩ 内部の ST 管の灯りの様子

NEC Radio NT-802 開封

2022年11月02日 02時02分02秒 | その他のラヂオ・受信機
トランジスタは 8 石とあります。
サーミスタも 1 石、以前真空管アンプの電源投入時のヒーター異常発光を
防ぐためにサーミスタを挿入して突入電流防止に使ったことはありますが、
この携帯ラジオのどこにサーミスタを使っているんだろう?
梱包とテーピングの状態から、私が初めて開封したようですが、
製造後何十年でしょうか?
大変綺麗で、タイム・トラベルした気分です。
専用ケース、ケース付きイヤホン、キャリング・ケース、全て綺麗です。

電池の入れ方がわからない 💦
底の右ネジを外したら、そこはアンテナ基部の固定ネジでした。
底の真ん中に開腹する切り込みがあり、やっと開腹、
いえ、たいした操作では無いのですが、
裏の蓋を全部開けて電池交換するという発想がなく、
電池専用の蓋があるという思い込みでした。
大好物のゲルマニューム・トランジスタが AF 段に 4 石ほど使われています。
Speaker は DAINICHI 製、今の大日電子❓

朝早く起きて「ラジオ深夜便」を聴いています。
懸念していた VR のガリはありません。
NEC Radio NT-802 
Zamfir, Pan Flute ( ザンフィル、パン・フルートの調べ )  

NEC, 2-Band Transister Radio をポチっ! ( 記事を追加 )

2022年10月26日 05時05分05秒 | その他のラヂオ・受信機
NEC, 2-Band Transister Radio ヲ、ニュウシュシマシタ。
NOS だと思いますが、
見るからに未開封の綺麗な筐体に付属品説明書も未開封です。
私の宝物とします。
明日から妻と末娘と旅に出るので、
開けるのは帰ってからの楽しみとします。
というか、妻が風呂に入っている間に、届いたのですが、
妻が見ている前で開けるのも気が引けて ... こっそりと開けました。
今回がラジオ収集癖のトリを飾らせてもらいます 😎 

P.S.
付属の電池は液漏れの心配していましたが、
付属電池は無く一安心。
その代わりに電池交換券が付いていた。
現時点で NEC に持って行ったら単 3 電池 4 本貰えるかな?
無理だろうなあ 😎 

三菱 JEAGAM FIC-404 の整備?掃除? ( 一部追加記事 )

2022年09月08日 09時00分00秒 | その他のラヂオ・受信機
ポチる事 2 台目の三菱の JEAGAM FIC-404, これは希少機種、
当時 SKYSENSOR とか COUGAR が流行ったころ一部愛好家のラジオです。
たぶん量産機種としては初めてダブル・スーパー・ヘテロダイン回路を謳っていました。
残念なのは短波の受信周波数範囲が 3.8MHz - 12.0MHz で狭かったこと。
BCL を謳う当時の対抗機種は 5 バンドが増え、
短波だけで 3 バンドで 3.8MHz - 28MHz の範囲をカバーしていた他のメーカーの機種の方が人気があったのと、
JEAGAM のデザインは作業現場の据え置きラジオっぽく、
JEAGAM 後続の JP-505 でも短波の受信周波数範囲は変わらず人気は上がることなく
終焉した JEAGAM Series. 
FIC-404 には BFO, JP-505 は BFO Fine Tuning が付いてマニアックでした。
FM Wireless 機能もあり、トランシーバーみたいな使い方も出来たんですね。
私はこの FIC-404 の作業場の据え置きっぽいデザインが好きです。
唯一残念なのは、立てて置いて聴くと自慢の VU Meter の動きは見えない。
癒し系 VU Meter だけはスピーカー側の正面に置いて欲しかった。
当時の NSB 日本短波放送 肝付兼太『ハロージーガム』のスポンサーである三菱電機の番組がありました。
話は元に戻って 2 台目を先日ポチッたので掃除を兼ねて調整します。
この JEAGAM はかなりマニアックと言うか複雑怪奇な構造になっていて、
職工人泣かせだったのでは?
分解と組み立てでかなり苦労します。
ちなみにスピーカーは伝説の三菱オーディオ DIATONE ではなく PIONEER 製
外していくネジも順番があり、またダイヤルの糸巻きは複雑怪奇、
私は決して糸巻き部分は外しません。
ここに 12 年前に苦労の末に作成した分解組み立ての手順書を張り付けておきます。
見るには goo blog 登録が必要かも
ダイヤルの糸掛けは外さずに調整が可能です。
このダイアルのフィルムが緩んでいたのとスリップ気味だったので調整しました。
FM の受信周波数範囲は 76MHz~90MHz ですが、
ダイヤルを枠外まで回すと 92MHz 付近までは Wide FM 局を受信できます。
フィルムは拭いてプラスチック保護液で見違えるようになりました。
低周波増幅回路に使われている IC は Rohom 製の BA302 です。

12 年前に将来の補修用にオーストラリアから仕入れていました。
出番はあるかな?
電力増幅回路にはゲルマニューム・トランジスタ 2SB495 が PP 回路となっていて、
シリコンみたいなヒート・シンク用のゲル状の物が塗られています。
取り付け直したところ ⇩
本体の金属部分がヒートシンクになっています。
ドライバーに IC を使い、
最終段には ゲルマニューム・トランジスタ
この組み合わせは今で言う真空管と OP-AMP 組み合わせなどのハイブリッドの先駆けか?
いや、うがった見方をすれば、カタログに IC を使っているというアピールだったのかも?
1 IC, 2 FET, 12 TR みたいな。
それでも現役で通用するから選択は間違いなかったという事でしょう。
さて肝心なのはクリーニング、人が触れていたスイッチなどは酷い汚れでしたが、
綺麗に消毒・掃除して気持ちよく使えます。
三菱のゲルマニューム・トランジスタ 2SB495 は在庫あるうちに補修用に注文しました。

調整とクリーニングが終わり、
折角だから 日本短波放送ではないけど 6115kHz Radio Nikkei 2 を聴いています。
自宅に保存している 1 台目は音がボヨンボヨンという感じで色々と苦労の末に改善しましたが、
今回の 2 台目の筐体は問題なくいい音です。