予報より早く朝から雨、
グラウンドゴルフの予定が空いたので「朴の木だんご」作り。
朴の葉は大きくなり初めたところで、柔らかく美しい緑。
生地は小麦粉、米粉、もち米粉をブレンド、
砂糖、塩、ヨモギをたっぷり練り込みます。
熱湯で捏ねるので、パン用のニーダーを使っています。
生地やあんこを等分準備しておきます。
この準備で、手早く大きさを揃えて作ることができます。
緑の葉にヨモギの緑のおだんご、爽やかな初夏の色。
朴の葉で包み、シュロをさいた紐で結びます。
蒸し器で20分位、
美味しい香りがキッチンに拡がります。
素朴な田舎のおだんご、
「朴の木だんご」「でんがら」「野上り饅頭」と呼ばれています。
母が得意だったおだんご、田植えの終わった6月頃、
たくさんのおだんごを作ってお世話になった家に配るのです。
たくさんの人が一列になって手植えをしていた時代、
朴の木だんごは、大きい羽釜に蒸し器を据えて作っていました。
私のお手伝いは、おだんごを皮に包むこと、蒸し器のかまど番、
そして出来上がったおだんごをご近所へ配ること。
熱くて湿ってくる包み、美味しい香り、今も鮮明に浮かんできます。
母の実家では「サンキライ」の葉に挟んだ蒸し饅頭でしたから、
朴の葉を使うのは母が嫁いできてからのこと、60年以上作ってきたのです。
昔の生地作りは小麦粉だけでしたが、米粉やもち米粉をブレンド、
母が長年試行錯誤した生地は柔らかく餡が無くても美味しいです。
「お母さんのレシピは私とお姉ちゃんのもの、他人には教えないで!」
妹に釘を刺されているので、分量はここには掲載できない(笑)
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