今日は色々忙しい日だが、世田谷梅まつりが始まったので羽木根木公園を
歩いてみた。夫と時々散歩したが、階段を上がるのが疲れるらしく、スロープに掴まって登っていたが、そのスロープを昇る前に必ず一休みするベンチ
があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b6/c4bcaed6752d3801f1f4b68a5242b400.jpg)
そこに座ったら、淋しくて涙が溢れた。「長年介護をしていると夫が亡
くなるとほっとする。あなたのように淋しがる人は珍しい」と3人に聞い
たが、私は寝たきりでも良いから、ずっとそばにいて欲しいと思っていた。
また元気な内にできるだけ楽しんでもらおうと、ツアーでいろいろなところへ旅行もしたし、去年はコロナのため何年か休演した、サントリーホールの「ウイーンホルプスホパー交響楽団」の、ニューイヤーコンサート
を楽しんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/43/7407b8be365377f7780618855d654c2a.jpg)
でも、彼はもういない。諦めてはいても涙が零れるのは、プロデュサ―
思考の夫、プレイヤー思考の私、感覚的な私と、思考優先二人は波長が
合っていたのだ。ときどきたまらなく夫に会いたくなるが、それは叶わない。
幸せな状態で介護したので心残りはない。でも、きれいな梅の花を見ながら、傍に夫がいたらどんなに良いだろうと思った、胸が痛くなる様な淋し
い日だった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/90/edd615c86a268ffa6bd4ad723f4ecd69.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/90/edd615c86a268ffa6bd4ad723f4ecd69.jpg)