ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

懐かしいインドの夢を見て(4)

2021-03-31 07:07:43 | エッセー

  朝の瞑想後に瞑想の先生から「マハラジに会いたいか?」と聞かれた。

滞在している修行をしている人達に「アシュラムで最高の指導者のマハラジはご高齢

のためしばらく指導をしていない、ここに滞在している間にぜひお目にかかりたい」

と聞いたことがあった。思いがけない先生の言葉で、私達は「喜んで、ぜひお目にかか

りたい」とお返事をした。長く逗留している人達さえ、まだお目にかかれないマハラジ

にお会いできるなんて・・・私達は何とラッキーなのだろうと思った。

もしかしたら「日本から来て期待通りに修行ができず、その後の観光をパスして

修行をしたいと滞在している3人の指導者」ということで(初めて気づいたが、あれほど

全員に関心を持たれたのは、もしかしたらそれが原因だったのかも)

マハラジもアルナ先生たちからそれをお聞きになり、興味を持たれたのかも知れない。

 私達は先生に案内されて、メディテーションホールの屋上に上がった。

そこには修行者に尊敬されているマハラジが(スワミ、ヨーゲシヴァナンダラ師

その以前すでに日本で「魂の化学」をたま出版から発売)こうもり傘を差してベッドに

座っていらして、ニコニコしながら私達を迎えて下さった。私達は英語で話し、アルナ

先生はマハラジにサンスクリット語?で通訳して下さった。

 私達が日本から来た理由などを聞かれたが、とてもお元気そうに見えたが、しばらく

お話をしていたら突然「マントラを上げようか?」おっしゃった。

 私達は嬉しさより本当に驚いたが、「無論大変光栄です、思いがけないお言葉に

私達はとても驚くと同時に、本当に有りがたく嬉しいです」とお答えした。

 するとそのマントラにはインドの神様か、ブッダを入れるが、3人それぞれ神様を

選んだが、私は破壊と創造とダンスの神様の「シバ神」をお願いした。

 そして私達はそれぞれ一人ずつ、マハラジから祝福を受けて、「世界でただ一つの

マントラ」を授与された。何とラッキーなのだろう。でもこれは修行者達には絶対に

言わないことにしようと、3人でかたく約束をした。

 そのマントラは毎朝必ず唱えているが、そのため、私は比較的幸運なのかも知れない。

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電車だけの一日花見旅

2021-03-29 07:08:00 | エッセー

 昨日の朝NHKTVを見ていたら、いすみ鉄道の桜と菜の花についてやっていて

私は急に行きたくなった。思い立つともう我慢できない子供の性格の私は、お天気も

良くないのに、一緒に見ていた夫を誘ったら「行こうか」と、実にノリが良い。

 ネットで検索したら、10時に家を出れば6時前に帰れるのが分かり、急いで支度をした。

夫は認知症のためまるで子供で、すべて着るものなど揃えて家を出たら、明るい日差しが

差してきた。

 梅が丘から新宿まで15分、東京駅まで急行で行き特急しおかぜに乗る予定

だった。東京駅の京葉線の乗り換えは呆れるほど凄く遠かったが、時間は十分

あったがよかったが、帰りは総武線のルートにしようと思った。

「特急しおかぜ」がいすみ鉄道の始発駅へ着くのは12時18分、買って来たお弁当を

食べ大里に着いた。田園風景を走る電車は随分古かったが、満開の桜並木、線路際に

沢山咲いている菜の花は風情があり、とても美しかった。

 終点まで急行で約1時間、折り返しすぐに電車に乗り反対側の席に座ったが、急行

ではなく途中で乗り換えたが、向き合いのシートではなかったが、天井にキレイなラン

タンが沢山ついていた。

時々雨が降ったが、往復の田園風景、里山、色々な景色を楽しんだが、連絡時間の

ためコーヒー一杯も飲めなかった。JR大里駅から千葉行に乗ったが、きれいな電車

だったが、だんだん薄暗くなり、都会病人間の老夫婦は「田舎の風景ばかり見ていたら

何だか淋しくなったね」と話した。千葉から快速の京葉線で、錦糸町乗り換えて、また

お茶の水で中央線急行に乗り換え、帰宅したのは約6時。

 電車だけの一日旅だったが、それなりに楽しかった。あまり桜ばかり沢山見たためか

ベッドに入り目を閉じても、桜と菜の花がありありイメージできて、しばらく眠れな

かった。そう言えば東京の市谷あたりから、どこにも満開の桜が咲いて、私の瞼は一日

桜づけだったからだと思った。今朝起きて「昨日千葉まで桜見に行ったの覚えている?」

と、夫に聞いたら「どっかへ行った気がするけど、全然覚えていない」と言ったが、でも

案外感覚的なので、瞬時の記憶は必ず潜在意識にきざみこまれているはずだから、精神性には

絶対に効果的だと信じている。

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老夫婦の健康の元は食生活

2021-03-27 05:51:39 | エッセー

 私は食には大変関心があり、おそらく30歳代の初め頃から、色々とアンテナを張

ったり、勉強をしたりしていた。現在認知症11年目の夫は、色々な病気がありながら

「認知症優等生」なのは、栄養バランスを考え、ほとんど手づくりの毎日の食生活が

大いに関わっていると思う。何故なら人間の第一欲求である食は、心身共に大きな

効果があるからで、「満足度」が欠かせない。研究会で学習したいつまでも腐らないハンバーガー

おにぎり、その他のさまざまな食品類などを見ると、出来合いの物はあまり食べたくない。

※ お冷の麦ご飯をチンしてお酢をかけた

 食材は選べないので、せめて添加物の入らない手づくりの食生活歴は、もう長く続いている。

40年以上前に同志社大学の西岡一教授が、ある雑誌に書かれた「唾液は発がん物資の毒消し効果がある」

と言う記事が発端で、京都の同志社大学の西岡先生にお目にかかりご指導頂いた。

 それ以来出来合いの物はほとんど食べない。現在夫は毎週3回デイホームへ通っているので

お昼はお弁当を食べているのそのため、家にいるときは、夫が「美味しいと満足できる」

ものを作るようにしている。

※きざみ海苔をタップリかけた

今日のお昼ご紹介 海鮮丼は・・・

お冷のご飯にすし酢をかけてチンして冷ました。それを丼に盛り細切りノリをタップリ

かけた。乗せたのはマグロ、イカ、しらす干し、しめさば、お店で食べるより上に載せる

魚類は多い、イチゴとカイワレを飾り色をきれいにし栄養はタップリ。

 味噌汁は白菜、シイタケ、ニラ、「おかず味噌汁」我が家では昔から定番だ。最近野菜や果物

をあまり食べないので、ごまかして何とか食べさせたいので、いろいろ工夫している。

 夫は「美味しかった」と完食してくれた。

今はタップリある時間を有効に生かして、いつも夫に満足してもらう食生活を心

がけている。今の私は男性の平均寿命より、夫を10年は長生きさせたい。

私は長生きしたくないけど、死ぬまで元気でいたいから・・・今夜も88歳と85歳の

二人で晩酌できる幸せは、すべて食生活が基本だと思っている。

 

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懐かしいインドの夢を見て(3)

2021-03-25 07:15:40 | エッセー

 瞑想タイムは私が今まで経験したことがないほど、心の奥の魂が癒されるような

空間だった。朝晩必ず瞑想に参加したが「これが瞑想だ」と感じる状態を体感したとき

歓喜と感動で涙が止まらなかった。アーサナ(ヨーガポーズ)は瞑想の後や、昼間にも

あり必ず毎日参加した。食事は朝夕だけで、そのため街の見学しながら毎日3人で昼食

に出かけた。リシケシの街へは馬車に乗り、ガンジスの対岸の街には渡し舟でいったが

色々なものがあり、本当にエキサイティングだった。どこを歩いても必ず男性が何人も

付いてきたり、蛇使いに追いかけられたり、3人でキャーキャーしながら逃げたのも

面白く怖い、でも楽しい時間の流れだった。私が見た夢はそんな懐かしい情景だった。

その頃日本女性は珍しかったらしく、瞑想の指導をしている女性の先生に、食事や

お茶に招かれたり、男性の先生はタクシーで美術館や、寺院に連れて行って頂いたり

スタッフのご夫婦にもお茶に招かれたり、また修行している方達からも関心を持たれ

たようだった。男性のヨーガの先生と街を歩くと、人だかりがするほどで「人生でこれほど

大勢に関心を持たれたのは初めて」と、3人でよく話したが、どこに行っても面白く、本当に

夢のように楽しい幸せな時間だった。

夕方になると男性達はベンチでギターを弾いて歌っていて、誘われた私達はいろいろ

な話をしたり、歌をうたったりした。ときどき知っている日本の歌を弾いてくれて、

毎夕楽しかった。色々な会話から私がヨーガ教室と、ダンススタジオを経営している

と話すと、みんな驚いていたが、それらの噂が流れて、余計に私達は関心を持たれた

のかも知れない。滞在したコテージは粗末なベッドだけで、シュラフの中で眠ったが

水道も、水洗トイレも付いていたが、3人で続けて使うと水が無くなるので、交代で

時間をずらせて使った。山の上のアシュラムはまるで星が降るように美しく、時々眺め

たが淋しがりの私なのに、ホームシックにならなかったのは、それだけ充実して、楽し

かった時間が流れていたのだろう。

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代々木公園の桜の園

2021-03-24 09:26:00 | エッセー

 昨日は夫と二人で代々木公園へ行った。何度も行っている公園なにまだ一度も

桜の季節に行ったことはなく、「桜の園」と言う場所もあるので、来年は必ず

行こうと約束していた。そして満開だという情報もあり楽しみに行ったら、広い

代々木公園はウイークデイに関わらず、人が大勢いてことに若い人達が多かった。

 ところが「桜の園」辺りはすべてオレンジ色のシートで囲われていて、直接桜の

木の下にも、沢山あるベンチにも座れなかった。これもコロナのためだろう。

 二人でゆっくり桜の園辺りを歩いたが、上野公園も同じようだが、現在の状況

では仕方がないのだろう。私が大好きな噴水の近くにも入れなかったが、それでも

暖かい日差しを浴びて、樹木の多い公園を歩いたのは、それなりに楽しかった。

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