★心の心の揺れ幅を少なくするために
そのためには、感情を波立たせないことが必要です。感謝、思いやり
やさしさ、許し、賞賛などの感情は、心臓を膨らませるため、心拍数が
安定するそうです。ところが、怒り、悲しみ、罪悪感、攻撃心、敵対心
イライラなど、ネガティブな感情は、心臓が縮んで心拍数が早くなる
そうです。そう考えると「穏やか気持ち」を意識的に持つことは
心拍数をゆっくりさせることになり、精神状態を安定させるのでしょう。
また、呼吸は心そのものなので、精神的にも安定すると、自然にゆっくり
しますが、怒ったり、緊張したりすると、胸がドキドキして呼吸が早く
なるのは、誰でも経験があることでしょう。日常に生活の中で、健康と
ともに幸せなのは「精神的な安定」だと、私は思いますが、そのためには
他人事で、イライラしたり、腹を立てたりしないことがベストですね。
見方を変えれば、もしかして「幸せだから感謝するのではなく、感謝
できるから幸せになる」と言えるかもしれません。
先日わたしは、真言宗の僧侶のお話を聞く機会があり、その一言一言が
我が身に当てはまり、自分自身を戒める良い教訓になりました。
また、心理カウンセラーとして観察すると、すべてがそうとは限りま
せんが、クライアントだけではなく、病気がちの人や、あまり運が良く
ない人は、比較的文句や愚痴が多く、感謝の気持ちが少ない人が多い
ように感じます。感謝は他人に押し付けられて、決してできるものでは
ありません。それは「自分の心の中から自然に湧き出てくる感情」だと
私は思います。
偉そうにこんな話をしているわたし自身も、我儘な面があり、いろいろ
なことを学ぶ度に、少しずつ自己改革してきたつもりです。
でも、ホンネでは「年齢の割には人間出来ていない」と反省することが
よくあります。毎日出合う些細なことでも、できるだけ「有難いな」とか
「幸せだな」などと、感じるような「心のクセ」をつけると、気持が
だんだん穏やかになり、不平や不満や、嫉妬心などがきっと少なくなる
ことでしょう。少しの努力が必要ですが、今日から早速トライしては
如何でしょうか!すると、必ず体調も良くなりますよ。何故なら
「体は心そのもの」なのですから。