ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

遅ればせのバースデイ

2021-11-30 06:57:06 | エッセー

 経堂の英会話で知り合ったが、偶然誕生日が同じ11月12日生まれの私達

2人で、品川駅近くワインが沢山ある、おしゃれなお店で乾杯した。

ここ何年間かは、二人だけで誕生日を祝うことにしているが、友人は今

横須賀に住んでいるので、最近私が品川まで行くことにしている。

品川駅の変わり様は、昔を知っているので本当に驚くほどで、おしゃれな

お店も多いからだ。とても年齢の差があるのに、もう15年以上長続きして

いるのは,やはり波長が合うのだと思う。

同世代の友人達は、だんだん少なくなるし、また年齢なりにコンサバティブで、時折

もどかしい思いをする。でもT子さんとはゼネレ―ションのギャップがほとんどなく

色々な話題で話せるのが楽しい。気づいたら3時間近くも、ワインを飲みながら

おしゃべりをしていた。いつもちょっとしたプレゼント交換をするが、私は梅が丘の

美味しいと評判のケーキ屋さんで、梅が丘、経堂、豪徳寺などの駅名が付いた

クッキーにした。ご主人と食べられるよう何種類が詰め合わせたが、数年前まで経堂に

住んでいたので、経堂は多くした。

T子さんと別れて山手線に乗って考えた。親しい友人とのおしゃべりは、驚くほど

早く過ぎ3時間も経っていた。これは「心の中の濃密な時間の流れベルグソン時間」

家庭環境もお互いに良く知っているので、ストレートにホンネで話せる。

何と楽しくステキな時間だったのだろう。コロナの状態が変わらなければ、また

自宅で少人数で「サロン会」を開くそうで、私も参加するとお願いした。

 あの素晴らしいピアノ「ベーゼンドルファー」の音色を、また聞きたい!

「私達はソウルメイトかも」と話したが、知的で美しく感性の合う20歳も年齢が

違うピアニストの心友がいるなんて・・・私はとても幸せと、心がフーンワリ

ほぐれたほろ酔いの帰り道だった。

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澄み切った青空を見ながら・・・

2021-11-29 08:30:05 | エッセー

久しぶりに羽根木公園へ行った。雲一つない真っ青な青空には、まだ残っている黄葉が

ひと際映えて美しかった。二人で入口のスロープから上がったのに、夫は「息がはー

はーするよ」と言っていたが、呼吸もとても苦しそうで、老化は加速していいると

痛感した。公園は日曜日のためか人影が多かった。梅林はほとんど枯れ木状態だったが

その周りのつつじが何輪か咲いていてきれいだった。

 公園の中のジョキングコースは約660メートル、夫は40代私は30代の頃二人で

走っていたが、その頃発会準備をしていたジョキングクラブに誘われ入会したが

私達が一番若かった。その時代は毎朝何週も走ったのに、今は1周をゆっくり歩くだけ

月日の流れは過酷だ。ベンチに座つていたら、落ち葉がハラハラふりかかる。

 その頃のメンバーはこの世に一人もいない。真っ青な青空を見ながら

私達もいずれはと・・・ちょっと楽しくなった昼下がりだった。

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やさしいお花に会いたくて

2021-11-27 21:24:03 | エッセー

 誕生日に頂いたお花はみんな華やかだつたが、それらはすっかりダメになった。

すると何故か急に、華やかではないやさしい色のお花が欲しくなった。

 そのため「かすみそう」だけ買って来て、過敏に入れたらやはり淋しい気がした。

 もう一度お花屋さんへ行き、淡い色のガーベラを買ってきた。

 ガーベラを加えたら、とても柔らかな雰囲気になった。お花が大好きな私だが

実は嫌いな花もある、それは蘭の一種だ。花束によく入っているが、まだ誰にも

言ったことはなかった。

 これを書きながら、昨日帰ってきたパソコンのデスクトップに張った、大好きな

お花の写真を紹介したくなった。それはパリ郊外ジベルニーにある「モネの花園」

で撮った写真だ。モネの花園は二回行って、沢山のお花の写真を撮ったが、この

写真が最も大好きだ。もう一度行きたいと思うが、それは実現できるだろうか?

と思ったら急に淋しくなった。でも・・・・パソコンがない時間は、何だか羽を

もぎ取られた鳥のような気がしたが、物書きの私は今発信できるのはブログだけ。

読んで下さる方が大勢いるので、とてもやり甲斐があるし、高齢者としてはちょつと

ユニーク私なので、お若いあなたにも多少刺激があるかも・・・

 これからもどうぞ宜しく!

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時の流れのためか・・・ (PC不具合のため明日から3日間お休みします)

2021-11-24 08:58:27 | エッセー

 今朝の読売の人生案内を見て、私は本当に驚いたが、ふだん仲がよく良く付き合って

いる友人が結婚するが、数人で結婚祝いする意味が分からない、自分はしたくない。

 と言う相談だったが、時代の変遷とともに、価値観や考え方もどんどん変化する

のは理解していたが、現在の若者は昔の人間とそんなに変わったのだ。

 私自身は人一倍義理人情に厚い方だと自認しているため、余計にそう感じるのか

も知れない。でも、昔の常識ではたとえ内心したくないとは思っても、「お付き合い

だから」と割り切って付き合うのが一般的だった。

 「でも意味がない」と言う考え方は、人が大好きな私にはどうしても理解できない。

皆様方はどう思われますか?

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11月22日「いい夫婦の日」に思う

2021-11-23 07:42:35 | エッセー

 最近の30代は4人に一人が独身だそうだが、時代の変化とともに、一人でも全く

不自由のない現代では、そんな価値観になるのかも知れない。

私の世代は結婚が至極当然だったが、親友は独身だったし、仲が良かった友人達

はみんな独身だった。私は「23歳で結婚、その相手は憧れの00大学卒業のジャー

ナリスト」と決めていたが、それが私の思春期の願望だった。

そしてインテリでなく、私の想定外の夫と結婚して数十年、「凄いな」と我ながら

思う。夫と知り合ったのは19歳、結婚相手がほぼ決まっていたのに、会う度にだん

だん好きになっていく彼に私は悩んだ。でも、私は夫を選んで本当に良かったと思う。

価値観や感性はとても良く似ている私達、大家族の長男だったため、色々な葛藤は

あった。でも、波長が合い趣味も同じだったためか、争ったことがほとんどない。

高齢になっても、認知症になっても、二人で仲良く暮らせる幸せ、私はそのため夫

に一日でも長生きして欲しい。

 私達が知り合ったのは、もしかして運命的だったのかも知れない。

昨夜も「もうお腹いっぱい、ゴメンネ」と言ってベッドに入った夫、本当に食べる量

が減ったが、それが自然なのかも知れない。ちょっとオシャレな料理だったのに

でもビールはしっかり飲んだ。少しずつ目減りしていく二人の時間、色々あったが

私は妻として、母としての幸せを十分堪能できた。

私の年齢ではひとりが多い。二人でより添える今を大切にしたいと思っている。

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