経堂の英会話で知り合ったが、偶然誕生日が同じ11月12日生まれの私達
2人で、品川駅近くワインが沢山ある、おしゃれなお店で乾杯した。
ここ何年間かは、二人だけで誕生日を祝うことにしているが、友人は今
横須賀に住んでいるので、最近私が品川まで行くことにしている。
品川駅の変わり様は、昔を知っているので本当に驚くほどで、おしゃれな
お店も多いからだ。とても年齢の差があるのに、もう15年以上長続きして
いるのは,やはり波長が合うのだと思う。
同世代の友人達は、だんだん少なくなるし、また年齢なりにコンサバティブで、時折
もどかしい思いをする。でもT子さんとはゼネレ―ションのギャップがほとんどなく
色々な話題で話せるのが楽しい。気づいたら3時間近くも、ワインを飲みながら
おしゃべりをしていた。いつもちょっとしたプレゼント交換をするが、私は梅が丘の
美味しいと評判のケーキ屋さんで、梅が丘、経堂、豪徳寺などの駅名が付いた
クッキーにした。ご主人と食べられるよう何種類が詰め合わせたが、数年前まで経堂に
住んでいたので、経堂は多くした。
T子さんと別れて山手線に乗って考えた。親しい友人とのおしゃべりは、驚くほど
早く過ぎ3時間も経っていた。これは「心の中の濃密な時間の流れベルグソン時間」
家庭環境もお互いに良く知っているので、ストレートにホンネで話せる。
何と楽しくステキな時間だったのだろう。コロナの状態が変わらなければ、また
自宅で少人数で「サロン会」を開くそうで、私も参加するとお願いした。
あの素晴らしいピアノ「ベーゼンドルファー」の音色を、また聞きたい!
「私達はソウルメイトかも」と話したが、知的で美しく感性の合う20歳も年齢が
違うピアニストの心友がいるなんて・・・私はとても幸せと、心がフーンワリ
ほぐれたほろ酔いの帰り道だった。