ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

長生きする現代だからこそ(終わり)

2021-10-31 13:08:01 | エッセー

 若さと健康と美しさは、決して一朝一夕で得られるものではありません。

それはがんばるのではなく、年齢に添った努力と工夫と、持続性が必要だと思って

ます。人生100歳時代の現在、まだ若さを満喫している方々にお伝えたいこと。

 これから長く生きてしまう人生は、食生活が重要で、好きなものだけを食べたい

だけ食べ、飲みたいだけ飲んだりではでは、決して健康な状態で長生きすることは

できません。いくら一生懸命に心身を鍛えても、基本の食生活ががきちんとしなければ

長生きできませんし、真の健康は絶対に不可能です。

 食生活と鍛錬は両輪であることをお忘れなく。

またおよそ30年間「ヴィフィジス菌」を服用していて、体調がすっかり変わった

ことも大変私の人生を大聞く変えました。

 ☆ブレスリーの7つの健康習慣とは・

 これは大変古いのですが、ブレスロー博士が唱える「7つの健康習慣」で、健康で

長生きできる生活習慣です。現在でも大変役立つ方法なので、ご紹介しました。

     1)たばこを吸わない。

     2)お酒を飲み過ぎない。

     3)運動習慣がある。

     4)毎日7、8時間以上睡眠時間をとる。

     5)間食をしない。

     6)朝食は必ず食べる。

     7)平均体重を維持する。

 さてあなたにいくつ当てはまるでしょうか?私達老夫婦はほぼ当てはまっています。

これが二つ以下の人は、30歳代ですでに平均より健康度が落ちているそうなので

どうぞご用心。まだ若い2・30代は多少破目を外しても大丈夫ですが、向老期の40歳

代の後半から、遅くても50歳位から日常生活に注意をしなければ、早ければ中年から

健康を害することになるかも知れません。長生きする現代だからこそ、この習慣を

一つでも多くすることが大切だと思います。

 我が家の食事の基本は、毎日野菜類7種類(緑黄色、根菜、イモ類、実類、ネギ類

キノコ類)タンパク質類4種類(肉類、魚介類、豆類、乳製品、卵)を目標に

栄養素とバランスを考えて毎日作っています。

 ☆私の心身面へのコントロール歴

感覚器(耳、目、鼻)歯ぐき、顔、膝、インナー的には口腔内、声、腸、脳脊髄液

リンパ液刺激法、骨など。長いものは40年以上、短くても5年は続けています。

 またマインドフルネスは、長年一日も欠かしたことはありません。

でも、決して無理ではなく、楽しみながら続けていて、気づいたら長い年月が

過ぎていたのです。「継続は力なり」と、今私はしみじみ実感しています。

 健康診断は、年齢に比較すると、パーフェクトだと思います。

最近は多少疲れやすくなり、家事もきついなと感じることもありますが、齢だから

仕方がないと、無理をすることなく適当にこなしています。

 ついでだから申し上げますが、治療済みの歯はありますが、まだ入れ歯や差し歯は

1本もありません。また、風邪も予防接種をしないで、おそらく20年間以上老夫婦は

ひいたことはないのは、おそらく手づくりの食生活が影響していると思っています。

 それから、運動にはパワー系とストレッチ系がありますが、だんだん年齢が増える

とともに鍛えるだけでなく、ケア(労わる)も必要だと思います。

 私は自分で考え工夫し、それらも70歳代から行っていますが、自分でも驚いた

のは80歳のときには34度8分しかなかった体温が、ある事を毎日続けたら、2年程前

から36度3分のこともあり、体温が明らかに上昇しました。

 この年齢でどこも痛くなく、60歳代より高齢になった今の方が体調が良い私

こんなやり甲斐のあることはありません。これからも自分なりの創造性を活かし

老化と対峙するのではなく、上手に付き合いながら生きたいと思っています。

 高齢だからこそ気づくこと、その効果的で具体的なノウハウを、機会があれば

発信したいと考えています。「老化をネガティブに捉えず、有意義に、元気で

明るく、楽しく、また小ぎれいに」が、私の生涯の目標です。

 まだお元気で人生を楽しんでいる方も、元気で長生きするために

「エイジポジティブ研究家」としてお伝えしたいことです。     

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若さと健康はつけ焼き刃では得られない(中)

2021-10-30 20:42:42 | エッセー

 もしもとても素晴らしい化粧品に巡り合えて、お顔のシミやシワやタルミがすべて

なくなった。たとえ顔だけピカピカに若返ったとしても、首や、手など年齢がもっと

も老化が出やすい部分がそれなりだったり、姿勢が良くなかったり、歩き方が

とぼとぼしていたり、声がしわがれていたり・・・老化は必ずどこかに現れているはず。

 私は思うのは「アンチエイジング」は、無理だと思うし、その言葉も好きではない。

そのため、老化に逆らうのではなく、上手に付き合うことが必要だと考えている。

 今は死語になったが、昔は「若作り」「ねーちゃん、バーチャン」と言う言葉が

あったが、それが私には「アンチエイジング」と同様に感じる。

 

 とは言っても、私だって本心は「若く見られたい」と思うのは至極当然で、その

証拠は「実年齢は言いたくない」からだ。街を歩くと杖を付いていたり、歩行補助車

を使っていたりする高齢者が実に多い。「老化は脚から」と昔から言うが、一見元気

そうでも足が弱くなると、行動がかなり束縛される。私のルーツはダンス教師だから

死ぬまで自分の足で歩けるよう毎日努力をしている。それは運動、ケア、健康器具に

よる刺激だが、今現在は不自由を感じたことはない。

 「鍛えるのではなく現状維持」が目標で、お蔭でまだ人混みの中も、その流れに合わ

せてふつうに歩いている。ルックスには恵まれなかったが、私が今目指すのは

「カッコイイ高齢者」だ。

たとえ、顔は老化していても、白髪だらけでも(無論今は染めているが)背筋を

のばして歩きたいと思っている。そのための毎日の努力が、私は楽しくて仕方がない。

 また、認知症11年目の夫も「研究材料で生きたモデル」で、「平均寿命より

10年間は長生きして欲しい」と、欲張って介護しているが、その基本は長年の食生

活だ。さらに毎日精神的な効果、感性の刺激(心理のプロとして)、最近愛のケア

を加えたが、その効き目は実に顕著だ。なぜなら、認知症以外に余病がある

89歳の夫は、未だに私と毎晩楽しく晩酌できるほどの元気さで、それらの努力と

工夫は現在も進行中である。次回は私の長年にわたる、心身のコントロール法)

をご紹介したいと思っている。

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アンチエイジングは好きではない(前)

2021-10-30 08:45:43 | エッセー

 毎日毎日シワ、シミ、タルミなどを無くす、隠すなどの化粧品、また若さや健康や

痛みを無くすためのサプリメントなどが、ページの大きな新聞広告、今朝はまた

「老化を食い止める名医のワザ」「若返り革命」の本が大きく宣伝されていた。

 人はそれほど「アンチエイジング」を望んでいるのだろうか?と私は考えた。

人生100歳時代と言われている現代だが、100歳の体はどんな状態なのだろう?毎日努力

している自分の年齢を踏まえても、大体イメージができる。

※老化を感じはじめた頃の私

 私は長生きはしたくないと感じたが15歳だった、その頃の平均寿命は一体何歳

だったか知らないが「年取ってまで生きていたくない」と、随分傲慢な考えだが本気

でそう思っていた。もしも何も努力しなければ、私はもうとうに死んでいるはずだ

それなのにまだ元気で生きている。老化を初めて意識したのは多分40歳代の前半

だと思うが、それ以来「長生きするためではなく、見苦しく老いないために努力」を

している。それは、ダンス教師、ヨーガの指導者、また二つのスタジオ経営指導者と

して、職業的に若さと健康度は欠かせないからだった。

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重さを勘違い肉体労働の日

2021-10-29 08:40:22 | エッセー

 先日ある方から2キロの新米を頂き、その3か後にまた5キロ頂いた。

新米はとても美味しいが、二人家族で食べていると、なかなか減らずに、折角美味しい新米の

味が落ちてしまう。そのため、美味しい内にと以前はクラスメート達に少しずつ分けていた。

 今回はとてもたくさん頂いたので、「5キロ頂いたので、その半分を差し上

げるから」と、今都内で仕事をしている友人と渋谷で待ち合わせ差し上げること

にした。リックに入れて背負ったが、物凄く重たくて、これ程思い荷物を持った

のはていた生まれて初めてだった。

 駅前に停まる渋谷行のバスが、見えても重くてとても走れない、「2キロ500って

こんなに重かったかしら」と驚いた。何とかバスに乗って渋谷に着いたが、井の頭線

のエスカレータ前で待ち合わせたが、途中で「とても重いから宅急便で送った方が

良いと思います」とラインした。友人は横須賀から都内に定期的にピアノの指導に

来ているので、その合間に渋谷まで取りにきたのだ。

こんな重たいものを持って、また職場に戻り、それをまた横須賀まで持って帰る

なんてとても不可能だと思ったからだ。

 友人に会ったら「そんなに重いの?」とビックリしたが、私がフーフー言って

いるのに、軽々と持ち階段をふつうに降りていた。結局宅急便で送ったが、それは何と

5キロ以上あったそうだ。私の頭では5キロ頂いたとばかり思っていたが、実は10キロ

だったのだ。私は物凄く鈍感な面があり、その半分ならリックなら持てると思っていた。

 そんな自分に呆れたが、何だかとても可笑しかった。しかし5キロとは重たいものすね。

フーフー言いながら初めて運んだけど。もしかしたら、太めの胴体に比べて、手足が細す

ぎるからかも知れない、と感じた肉体労働の日でした。

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エイジポジティブ研究家 小池能里子のアドバイス

2021-10-28 06:54:22 | エッセー

☆声の若さと好感度を高める

「声」は「その人の印象の約40%」と言われますが、年齢と共に低くなったり

しわがれたりしますが、容姿は気にしても、意外と気にしないのが声だと思います。

若々しい声はある程度の高さと、透明感がありますが、前傾姿勢で声を出すよりも

背筋を伸ばし、お腹から出すように意識をすると、ハリのある若々し声が出ます。

うつむき加減で話すと、声が暗くなるので注意しましょう。

だんだん声に響きがなくなったり、かすれてきたり、ぼそぼそしたり、細くて弱い

声などになりがちで、何度も聞き返さないと、理解できないこともあるようです。

また一音ずつ区切るように、はっきりと話すことも大変役立ちますが、お腹から

声が出るようイメージすると、かなり若々しく聞こえます。

私自身は話すことが仕事ですので、多分40年以上前から、毎日ヴォイストレを続け

ています。これは私のスタジオや、講演の時に行ったオリジナル声のレッスンですが

滑舌(明瞭でよどみない話し方)が悪い人、声が小さく低い人などは、こんな

言葉をくり返し練習すると、発音もよくなり、元気で大きな声が出るようになります。

一人の時やお風呂に入っているときなど、ぜひ繰り返してくださいね。

☆頭を活性化し、滑舌を良くする声のトレーニング

これらはほとんど破裂音ですが、唇を強く合わせることで、頭も活性化します。

   1)ラブ、ラブ、ラブ、ラブ、ラブコール!

     バリ、ラブ、ルルレレ、バカンスを!

     薔薇、バラ、バラ、バラ、ビューティフル!

     ボロ、ボロ 、ボロ、ボロ 思い出が!

     ブルッ、ブルッ、ブルッ、ブルッ ブルドーザー!

     バレ、バレ、バレ、バレ、 ばれちゃった!

     ベリ、ベリ、ベリ、ベリ、ベリーナイス!

     ブラ、ブラ、ブラ、ブラ、散歩する!

     ビリ、ビリ、ビリ、ビリ しびれちゃう!

     バリ、バリ、バリ、バリ 裂いちゃった!

 ☆私は知らないで作りましたが、これは脳梗塞のリハビリに使われている言葉

  だそうです。

    2)ドレミファソラシド・ドシラソファミレドで2回歌いましょう!  

      ルーレー ルーレー ローレー ローレー(ドレミの音階で)

            ラーレー ラーレー リーローリーロー

     ルーレールーレーローレーローレー

     ラーレーラーレーリーローリーロー

   ☆やや上向きで発音することがたいせつです。

 余談ですが先日40年以上前からお付き合いのある編集者と、久しぶりに電話で

しばらく話しましたが、するとKさんはこう言ってくれました。

「先生のお声は初めてお会いした時と、ほとんど変わらないですね。ということは

声は40歳位お若いですよね」と。ちょっと嬉しくなった私ですが、努力の成果は

必ず現れるものです、お心当たりのある方にぜひお勧めしたいと思います。           

         (エイジポジティブ研究家 小池能里子創案)

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