昨日は志村けんさんがコロナ性肺炎で亡くなり、世代を問わずに人気者だった
ので、大勢の人がショックを受けた。そのために沢山の方々が、コロナウイルスの
恐ろしさを改めて再確認し、きっと生活態度も随分変わるのではないかと思った。
また、先月私が属しているある学会の、理事仲間の歯科医のSさんが、お風呂の
中で亡くなったと聞いて驚いた。まだ50歳代で、とても元気で明るく楽しい方
だったが、きっと心臓病による突然死だと思った。ところが昨日知人からの電話で
病気ではなく、泥酔して入浴したためて溺死だったと知り、私は何とも言えない複雑
な気持ちになった。
年齢にはまったく関係なく、事故、事件、病気、天災などで、私達はいつ命を落
とすかも知れない。言うなれば「一寸先は闇」で、いつも薄氷の上を歩いているの
だろう。そう捉えると、高齢になっても一応元気で生きていられるだけでも
「幸せで感謝」だと感じた。結婚以来大家族の葛藤から、長年自分を抑圧していたが
社会に出てある程度自由に生きられるようになり、その開放感が嬉しくて、30歳代の
終わり頃から現在まで、「自分自身のためだけならいつ死んでも惜しくない」と思って
長年生きていた。でも、これは、不遜と言うのか、傲慢というのか、ピッタリした言葉
では表せないが、良くない考えだと改めて大いに反省した。
これからはもっと謙虚に、命を大切に生きなければと思ったのは、私は相当愚か
なのかも知れない。