ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

命の目減りかも・・・

2023-11-30 07:05:35 | エッセー
 お天気も良いし急に思いついて「祥月命日にもお彼岸にも行かなかった
から、森厳寺へお参りに行かない?」と、夫を誘った。
 森巌寺は下北沢にある菩提寺で、渋谷行のバスを降りて徒歩10分ほど
下北沢駅から行くと15分位の距離だ。最近はバスを利用することが多い。
 バスを降りて遊歩道に入ったら「苦しいどこか座りたい」と言ったので
ベンチでしばらく休んでから歩きだしたら、また同じことを言ったが座る
ところがない。よそのお宅の玄関わきに大きな石があり、そこに座らせ
ていただいた。
※森厳寺は「世田谷名木100選」選ばれた大イチョウがあり、幹の太さは
716メートル、世田谷区で二番目に太い木だ。今とても美しく見学者
も大変多い。

 お寺はもう目の前だ「俺ここで待ってる」と言ったので、「もうすぐだ
からがんばって歩いて」と言うと、何とか立ち上がりお寺に着いた。.
  すると「俺ここで待ってる」とまた言ったので、きっと苦しいのだろうと夫をそこに待たせ、一人で墓地に行きお参りした。
 しばらく前まで下北沢と、実家の高輪白金、実母のお墓四谷3丁目を
お彼岸には一度でお参りしたのに・・・最近買い物に行ってもそんなこと
があり、素人考えでは多分また「冠動脈が狭窄したのでは」と思った。
 主治医に「長年お世話になっている東邦医療センターに紹介」をお願い
したら、「もう高齢だから検査自体もリスクが大きいし、もしかしたら
病院でも断られる可能性もある」と言われた。

 3年前は変調を感じ診察に行ったら、検査は2週間後と言われ、私は先生
に訴えた。その時はまだ体力があったのだろう、即入院しカテーテル手術
を受け二日間で退院し、また元気になったのに。
 夫はいろいろな病気がありながら、男性の平均寿命より満10年長生きし
ているが、見た目は元気そうだが、やはり末期高齢者に違いない。
(もうそう長く一緒には暮らせないのだ)と思うと悲しくなる。
でも、そう長くはない命をより「幸せな状態で過ごさせたい」と
心を引き締め覚悟した昨日だった。

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専門的な会話ができない淋しさ

2023-11-29 11:20:36 | エッセー
 コロナのため緊急外出制限が出た頃、ある学会に所属し常任理事だった
私は、その月に発表することになっていた。コロナのため学会がしばらく
休会になり、論文はまだそのままになっている。
 それから理事長が病気のためか、会員には何の連絡もなく、自然にその
学会は閉会になったようだ。今迄幾つかの学会に所属していたが、年齢と
共に最後の一つにしぼったた学会だった。
※ロシア

 それからしばらく私に合う学会をいろいろ検索したが、なかなかに見
つからず現在に至っている。学会によってそれぞれ違うが、私はその
アカデミックな雰囲気が好きだった。自分の中の寂寥感の一つは
「アカデミックな場に出入りできないこと」だと最近気づいた。
 そんな心境の昨夜、国際心理学会、世界心理学会に何度も一緒に参加し
未だに現役の大学院教授の友人が、「来月世田谷へ行くので、久しぶり
に会わない?」と電話があった。来月の初め合うのをとても楽しみに
している。
※オランダ 上の写真はウイーン



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世界心理治療学会で発表した小池能里子のアドバイス

2023-11-28 08:35:29 | エッセー
★ いつも誰かのお世話になっている私達
 ベランダに出たらごみ収集の車が来た。何気なく見ていたら、前の
お蕎麦屋さんは大きなごみ箱が二つ出ていた。作業員の人達が二人で素早く
作業していたが、中のビニール袋のごみはとても重そうで、容器ごと持ち
あげで車に投げ入れていた。我が家も玄関の前にごみを出すが、ビニール袋
のまま出すので、できるだけ持ちやすい形にするよう心がけている。
 手早い作業を3階から見て「いつも有難うございます」と、心の中で
思わずお礼を言った。

 心理学を勉強し始めた頃「カウンセリング入門」講座で、先生が「あなた
方は今まで生きていて何人位にお世話になっていると思いますか?」と
質問された。両親、先生などと数え、一番多い人は100人位と答えたが
私は30人位ではないかと思った。すると、先生は100万人と言われ
全員がビックリした。その説明では、電車に乗るとしたら、運転手さん、車掌さん、駅員さんだけではなく、電車を作ってくれた人、線路を敷いてくれた人など、細かく調べると、物事には大勢の人たちが関わっている。
 それらの結果が100万人になるのだそうだ。
 
 私は「なるほど」とその時初めて「大きな気づき」を得た。
それがきっかけで感謝の気持ちが強くなり、いつも自分本位だった
態度が少しづつ変化したようです。また、先生はこうおっしゃった。
「働くことは「他(ハタ)をラクにすること」で、たとえどんな仕事
でも、必ず誰かの役に立っているのですから」とも教えて下さった。
 あなたは「誰の世話にならず、自分一人の力だけで生きている」と
思ってはいませんか?もしもお話したような観点で捉えると、決して
そうではないのだと、改めて気が付いて下さったでしょうか?
 すると、あまり文句やグチも少なくなり、精神状態が安定して「幸福感」
や「充実感」も高くなるかも・・・
 30代の初めに学習したことを、ゴミの収取集場面を見て、今朝突然
懐かしく思い出してお話ししました。

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「ばびぶべぼ語」ご存じ?

2023-11-27 15:55:07 | エッセー
 先日テレビで「若い女性が「ばびぶべ語」をしゃべっていたが、私の
10代の頃とても流行っていて、友人達とは何時も「ばびぶべ語」で
しゃべっていて、今でも私は流暢に話せる。
 それは言葉の間にすべてばびぶべぼを入れることで、つまり
「あいうえお」は「あばいびうぶえべおぼ」となる。
 慣れるとやさしいいが、知らない人は何を話しているのか分からない。
そのため、他人の前で話すのが余計面白かった。

 たとえばパンは「ぱばん」りんごは「りびんごぼ」「美味しい」は
「おぼいびしびいび」となる。子供たちが小学生の頃教えたが、二人
ともしゃべれなかった記憶がある。昔を思い出して「ばびぶべぼ語」で
思い切りおしゃべりしたいが、今はもう誰一人生存していない。
 今日投稿するつもりの文章が、何故か全部消えてしまったので、
以前書いてあってそのままになっていたのを投稿しました。

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これから地球どうなるのかと不安

2023-11-26 06:46:37 | エッセー
 夏が長くて秋がなくなり、急に冬になった。大雪が各地に降った
あまりにも昔と変わってしまった現在の気候。そして自然がだんだん
遠くなってきた、昔は都会でも朝は雀が鳴いて、朝の匂いがしていたし
8月の終わり近くなると虫の鳴き声が聞こえた。
 淋しいなと、思ったのは、今年の夏は8月なのに、まだ一度もセミの
鳴き声を聞けなかった。買い物ついでに遠回りして遊歩道を歩いてみたが
セミは全く鳴いていなかった。夏の風物詩セミの声が聞けないなんて・・・
あまりにも淋しい、朝早く羽根木公園へ行ったら、いろんなセミが鳴いて
いてとても嬉しかった。

 我が家は梅丘駅前通りの商店街だから仕方がないが、でも去年の夏は
3階のベランダにセミが来て鳴いていた。渇水の反面の大水、台風、山火事
など世界中が異常気象で恐ろしい。多分20年以上前に夫とスイスへ行った時、「ここまであった氷河が短くなった」と説明された、大変驚いたが、すでにその頃から地球は温暖化していたのだろう。異常気象もその影響であることに違いないが、これから一体どうなるのだろう?と不安な気持ち
でいっぱいになった。

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