ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

今日はペット17歳の誕生日

2018-09-30 08:00:04 | エッセー
 吉祥寺のデパートで孫娘に買い与えた、ミニチュア・ダックスフントは今日で
17歳になった。それが我が家で飼うことになってから、もう長年経った。
足を痛めたり、ガンにならないようにと手術をしたことはあるが、一度も風邪を
引いたこともなく、健康でおとなしくて、とても飼いやすい犬だった。
 今は肝臓の薬を飲んでいるが、目はほとんど見えず、耳も、嗅覚も相当に衰えて
いるようで。最近は尻尾も全く降らず、呼んでも聞こえないようで知らんふりしている。



でも食欲があるので、もうあまり長生きする訳ではないので、ドックフード以外のものも
ときどきやっている。味だけは分かるようで、美味しくないと絶対に食べないのは
感心してしまう。今日はビーフステーキ、パンプリン、スープをお祝いに食べさせる
つもりだ。歯が悪いのでそれぞれ小さく切って与えると、美味しいそうによく食べる。



 長年飼っていると、家族の一員でたまらなく愛しいが、無理して長生きさせず
自然に任せようと思っている。あまり歩けないが、時おり散歩に連れて行くと
何となく嬉しそうだ。とても愛らしい顔をしていたが、今は片目が半分潰れている
今日公園へ散歩に行くつもりだったが、このお天気ではダメだった。
 今現在元気なので、多分もう少し生きてくれることだろう。


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「いつまでも元気できれいな人」 著書より

2018-09-29 06:50:45 | エッセー
これは2004年2月に史輝出版から出た本だが、高齢化の現代にぴったりと感じ
ときどきその中から抜粋してご紹介しようと思った。
 
プロローグ「心」の柔らかさが「体」の若さにつながる。
 時間は神様がわたし達に只一つ平等に与えてくださった、かけがえのない大切な
ものです。少しオーバーな表現すると、生まれた瞬間からわたし達は死に向かって
いるのです。まだ若いあなたも、年長者のわたしも、時間という同じ速度で人生を
生きています。しかし人生は、物事の捉え方、見方、考え方などの違いで、天と地
ほどの開きがでてきます。例えば、これまで生きてきた人生を振り返ってみて
「今日はもっとも齢をとっている日だ」と感じるか、反対に「今日が最も若い日だ」
と感じるかで、世の中の価値観や見方が大きく変わってきます。
※インドの聖地 リシケシのアシュラムとその近辺

 大切なのは「今現在」です。過去も現在も、そして未来も、みんな同じ線の上に
続いていますが、今のあなたを変えられるのは、現在と未来です。
 今を充実して生きていれば、それが明るい未来につながるのす。
たとえあなたが何歳になっても「今日が人生の中で最も若い日だ」と考えると
何だか心が弾んできませんか?そして、希望ややる気が湧いてきて、「わたしにも
いろいろなことができそうだ」と、ワクワクした期待感を持てるのではないで
しょうか。

わたし自身はいつもそうして過ごしていますので、今でも「まだまだわたしには
たくさんの可能性がある」と、自分でも少々呆れながら、しかし本気で考えています。
ですから「もう年だからきっぱりあきらめよう」などと、思ったことはありません。
もしも、あなたにいろいろな問題が降りかかったとしても、あまり深刻に考え過ぎな
いことです。無論問題解決の工夫や努力は、それなりに必要ですが「いずれ必ず“時‘
が解決してくれる」「自分は運が良いから、きっとうまく行く」と考えて、決して
焦らないことです。すると不思議なことに、どんな難問も自然と解決に向かうのです。

 体は心そのものですので、あなたの体のすべての細胞に、いつも話しかけ、励まし
たり、ねぎらったり、感謝しながら生きましょう。心や体は自分の意思でかなり
コントロールできるのです。わたしはヒーラーとして、いつもこのことを実感している
ためか、年齢の割にはとても健康で、毎日幸せを感じながら生きています。
 決して、自分をやたらに責めたり、むやみに怒ったり、過剰にけなしてはいけ
ません。そんなネガティブな思考や言動をくり返していると、あなたの細胞が
すっかりヤル気をなくしてしまい、体の抗体能力や、免疫能力がどんどん低下
して、病気になりやすかったり、老化がスピードアップしてしまいます。
 心がイキイキしてくると、間違いなく体も元気になれるのですから・・・
わたしは、これまで自分で工夫し、沢山の方に紹介もして、わたし自身も
続けている、とっておきのノウハウをまとめてみました。

 本書は長年、心身両面の指導に携わってきたわたしが、一番書きたかった
テーマです。そのため、私は気持ちが高ぶって、夜中に起きだして夜中に原稿を
書いたりしました。けれど私は、まったく疲れを感じることはありませんでした。
 きっと、私の体の中の「愛しい細胞さん達」ががんばってくれたのでしょう。
「心やわらかさやポジティブな考え方は、体の若さと健康にそのままマダイレクト
につながる」これはわたしの経験から、声を大にしてお伝えしたい紛れもない事実
です。有意義な楽しい人生をつくりだすために、ほんの少しだけ努力しては
いかがでしょうか。すると、あなたの人生が何倍も素敵で心豊かものに変わって
しまうでしょう。

☆14年前に書いた本ですが、これを書き移すのに約一時間かかりましたが、実は
 一気に書き上げた原稿でした。私をいつも駆りたてている、気持ちはまったく変わ
らないことを感じ「これが私自身のパーソナリティーなのだ」と、再確認しました。
沢山本を書きましたが、これは私が読者の方々に、もっともお伝えしたいこと
でした。「心も、体もすべてが細胞」であることを意識すると、コントロールが
上手にできるかも知れませんね。



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久しぶりの快晴、朝から幸せな気分

2018-09-28 09:27:12 | エッセー
 そううつタイプの私は、お天気に気分を左右されることが実に多い。
久しぶりに明るい日差しに、とても気分が良く、朝起きてから沢山たまった洗濯を
して干したが、ご機嫌になったのはそれだけではなく、こんなことがあった。
 昨夜8時半頃友人に心配させたり、ご馳走になったりしたので、そのお礼にメール
ではなく、手紙を書いてポストへ出しに行った。
 すると「能里子先生」と声をかけられ振り向いたら、ニコニコしているその人を
よく見たら、5年ほど前まで、ヨーガを習いにスタジオへ通っていたYさんだった。
 友人が一緒だったが、駅で別れて、それから喫茶店に入りしばらくおしゃべりした。
夫が一昨年亡くなり、それ以来体調がすっかり悪くなったそうだった。

(これではいけない何とかしなくては)と思い始めた頃、突然「いつも前を向いて
自分は運が良いと信じること」と、いつも私がお話していた言葉を思い出したとか。
 子供達にも随分心配をかけたけど、いくら悲しんでも夫は戻ってくる訳では
ないし、と考えを変えたら急に元気になったそうだ。
 そして「私先生に長年ヨーガを教えて頂いたので、心理的なご指導も沢山あり
それは全部ノートに書き留めてあったので、もう一度読み返したのです」と言った。
 元は私の著書の愛読者で、それがきっかけで私のヨーガスタジオへ入会し、1時間
かけて長年通ったYさん。確か間もなく70歳になるYさんが、これからもきっと明るく
元気で生きて行くのだ、私の影響力はまだ続いていると、朝から嬉しくなった。
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センチメンタル日比谷公園

2018-09-27 12:40:26 | エッセー
 昨日は銀座で飲もうと友人に誘われて、約束は5時だったが、早めに家を出た
のは、久しぶりに日比谷公園をゆっくり歩きたいと、思ったからだ。
家を出るときは雨も止んで明るくなったので、もう止むのだと思っていたら
霞が関駅で降り、地上に出たらかなり強い雨が降っていた。
 4年前に亡くなった親友は、有楽町駅前の電気ビルに勤めていたので、友人と
会うときは、早めに家を出て日比谷公園を抜けて、「日比谷シャンテ」でお茶を
して退社時間を待つ、それが長年の習慣だった。
※ 霞が関からの入り口


※心字池

親友が亡くなってから日比谷公園から、足が遠くなったが、幼いころからときどき
来たので、もしかしたら「心のふるさと」のような公園だ。
雨脚がとても強くとてもゆっくり歩いてはいられない、まだ4時なのに夕暮れの
ように薄暗い。靴がびしょびしょになったが、時々立ち止まり写真を撮った。
 いつもお花がいっぱいの広場は、季節的だろうかお花もほとんどないし、人影も
まったくなく、薄暗い公園はとても淋しい。足早に歩きながら何枚か写真を撮った。
 すると、親友を思い出し胸がいっぱいになった。
※まだ緑が濃い銀杏並木


※松本楼


※「桑原豆歌手隊」キングレコード専属 海外にも紹介され有名だった。
  幼い頃このステージで歌った私、懐かしい古色蒼然とした屋外音楽堂

 この雨ではとてもゆっくりしていられず、日比谷公園を出て、友人と会うまでの
時間を日比谷シャンテでつぶした。久しぶりに会った旧友と飲みながら、楽しく沢山
おしゃべりした。やはり心理の専門家とのおしゃべりは、普通のお会話と違って
深く心に入ることが多いし、共通の話題も多く、とても有意義なベルグソン時間だった。
 初めて食べた「ローストビーフピザ」がとても美味しかった。外に出たら、まだ強い雨が
降っていた。
※人影がない広場

※少しだけお花がありました
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8年間頑張っている自分にご褒美

2018-09-26 07:46:18 | エッセー
 暮らしている相手に絶えずイライラさせられたら、あなたは耐えられますか?
私は夫が生きている限り、永久にこの精神状態を強いられるのだ。
 と言っても淋しがりの私は、夫がいない生活なんて考えられないが・・・ 
彼は穏やか人だけれど、もしも私がそのネガティブな感情を毎日ぶつけたとしたら
恐らく凶暴になることだろう。そう短気な私ではないけれど、時にはどうしようも
ない感情に襲われることもある。そうかと言って、唯々諾々として言いなりになって
いるわけではなく、無論大きな声を上げることもあるが、それは必ず1回だけにして
いる。
※モネの花園、パリ郊外ジベルニーのランチを思い出しながら・・・

 すると彼は黙ったり、おどけたりするが、素直で人柄が良い証拠だと思う以外
私が何故怒っているかを、よく理解しているからだ。
 でもそれは一度に限りにしているのは、もしもその状態を続けたら大変なことになる
のは目に見えているからだ。これから高齢者が増えるにつれ、ますます認知症が多くなる
と思うが、その扱い方は決して楽ではない。時にはどうしようもない気分になる。
 そんな時は、「夫は心理カウンセラーとして、私の実験台で、プロとしていつまでこの
穏やかな状態をキープできかは、私の力でその勝負どころだ」と、自分に言い聞かせ
割り切ることにしている。

 日常生活もほとんど不自由なくでき、治療を受けながらも健康を保ち、毎日晩酌を
楽しめるのも、人一倍神経の細やかな妻の私の貢献度だ(これ自慢?)と思っている。
 穏やかに進行していくが、ホンネでは「これが私にとって一生続くのだ」と思う
と、時にはうんざりすることもある。でも、子供に迷惑をかけないためにも、自分の
気持ちをコントロールしながら、毎日夫を最高の機嫌状態をキープするよう努力
している。生まれつき気分転換が上手なのも幸いしているが、今夜も久しぶりで
認知症をよく理解している心理系の友人と、銀座でお酒を飲みながら、言いたい放題が
とても楽しみだ。



 



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