ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

9月23日早朝夫は穏やかに旅立ちました

2024-10-02 20:38:32 | エッセー
 夫は狭心症のため70歳でリタイアしました。79歳で認知症歴になり
その他の病気もあり救急車で緊急搬送14回、心臓カテーテル手術13回
という有難くない記録もあります。でも、お陰様で一度も怒らず穏やかで
した。横須賀に住むピアニストの友人の世界三大のピアノ「ベーゼンドル
ファー」で演奏を聴きましたが、亡くなった日が3年前に行った日と
同じだったと写メールを頂きました。
※長年生育した梅丘のピンクの夕焼け

入院して5週間、私はどうしても家で介護したく、お願いして9月5日に退院しました。家庭では先生、看護師さん、ケアの方々の、手厚い手助けで
私は自分なりには最後まで幸せに介護できました。
 一番嬉しかったのは、ベッドから見える「15夜のきれいなお月様を一緒
に見られた」ことですが、二人きりの時間を十分に享受できたことです。

 元気な時は二人で旅行、日帰りのちょっと遠出、近い植物園、公園など
よく行きました。また、サントリホールのニューイアーコンサート、「ウイーン・ポルプスポパー管弦楽団」は、毎年行きました。去年はコロナのため久しぶりでしたが、音楽を楽しんできました。長い介護期間でしたが、趣味や価値観も合う私達ですので、唯の一度も嫌だとか、辛いなどと思ったことはなく、喧嘩した事は一度もありません。でもお陰で男性の平均寿命より10年間長生きして、92歳で天命を全うできました。
※ 孫とひ孫のお見舞いに嬉しそうでした

「お別れの会」は代々幡斎場、家族自由葬でお経もなく、大好きなモダン
ジャズのBGMで、孫3人、ひ孫3人、甥姪や我が家族、親戚だけの予定
でした。ところが参列して下さる方も多く、明るく和やかに見送りしました。
 そのお別れの会は、夫もきっと満足してくれたことでしょう。
超淋しがりで臆病な私ですが、大きな写真に毎日話しかけていて、今夜も
ノンベの私は夫と乾杯しました。

 介護は大変で辛く厳しいイメージですが、こんな介護もあると言う
意味で心臓病のため70歳でリタイアした夫と、仲良く楽しく暮らした
長年の実際の生活をご紹介したいと思いました。
 これから何度かにわたり書きたいと思ったのは、ご両親を介護なさって
いる方、またご主人や、奥様を介護なさっている方に、私自身の長年の
介護経験が、もしかしたらお役に立てるかもと、感じたからでした。
 これらはすべて真実ですが、心理カウンセラーとしても知識を応用
下ことは事実です。ときどき書きますのでお読みくださいね。
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1 コメント

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Unknown (ゆとりらYOGA 加島あけみ)
2024-10-04 11:21:03
能里子先生

暫くご更新がなかったので、もしやと思いながら日々お祈りをしておりました。
ご主人様、穏やかに旅立たれたのですね。今生で能里子先生と長く連れ添われ、本当にお幸せだったと思います。

誠実に生き、支え合い、天寿を全うするご主人様を見守る…先生ご夫妻が素晴らしい人生をお示し下さったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

どうか、ゆっくりご自分を労わって頂いて、またいつかのブログ再開をお待ちしております。
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