ピアニストの反田恭平さんの番組を何度か見て、モスクワの「モスクワ
音学院」のチャイコフスキーの像が時々流れるので、ロシアへ行った
昔のことを懐かしく思い出した。2007年ロシアで開かれる「国際心理学会」
に参加し、私は初めてのプレゼンをするつもりだった。
ところが、開催されるのは首都モスクワではなく、そこからおよそ
2000キロも離れた地方都市「エカテリンブルグ」だった。
ヨーロッパなのに「中央アジア国際心理学会」で、そのため、私は次
の年に北京で開催される「世界心理治療学会」で発表する事にして
その年は参加だけで見送った。
※モスクワ音楽院
※モスクワ広場
エカテリンブルグは遠隔地のため、日本からはホテルも予約できず
ビザもロシア大使館へ取りに行った。どうせなら少し早く出発して
モスクワ観光をしようと,、基調講演をなさる有名なS教授と、プレゼン
をする大学教授の友人と相談し、モスクワ観光することにした。
モスクワは 地下要塞のためにつくられたという、物凄く深く立派で
まるで美術館のような地下鉄だった。エスカレーターはスピードが速く
傾斜が急で、日本と違って歩くことなどできず、乗っている人々は
体が前や後ろにかしいでいたのは驚いた。
モスクワ広場へ向かう途中で、素敵な音楽が流れていたのが、モスクワ
音学院で、3人で記念写真を撮った。初夏のモスクワ広場で色々見学したが
とても暑く3人とも汗だくになった。
※エカテリンブルグ 国際心理学会の会場
また飛行機に乗りエカテリンブルグに着いたのは、ウエルカムパーティ
が開催される夕方だったが、それはまるで、ソシアルダンスパーティの
ようで驚いた。食べるものはほとんどなく、お腹を空かせてホテルに
辿り着いたが、ホテルでも食べられなかった。
また、エカテリンブルグでは英語がほとんど通じないため、学会では
日S教授や私達に、日本語を勉強している学生を通訳に付けてくれた。
22歳の彼女はとてもきめ細かく親切で、観光にも付き合って
くれて、ヨーロッパとアジアとの分岐点や、お城などいろいろな名所
を案内してくれた。沢山の楽しい思い出がある懐かしいロシア、今
ではより一層遠い国にになった。
※※ ヨーロッパ・アジア分岐点