事件はこうして起きた。新宿へ買い物に行ったが、小田急線は西口側にあり
JRの連絡口があり、以前は駅のコンコースを通り東口で降りられた。
ところがしばらく前西口と東口を結ぶ「自由通路」ができて、それからその連絡口
はJRだけの乗り換えだけになった。小田急線の改札を出て東口へ行くのは随分遠く
なった。そのため帰りはJR口から乗り、渋谷まで行きバスで梅が丘へ帰るか、それ
とも代々木で降り、昔駅前にあり私が教えていた「東京高等ダンス学校」辺りの道を
懐かしい思い出を辿りながら、小田急線の「南新宿」駅まで歩こうと考えていた。
電車に乗ったら、山手線ではなく色が違う総武線に乗った、ホームグランドだった
新宿駅で、電車を間違えるなんてヤッパリ齢だと感じた。
※しばらく休ませて頂いた代々木駅救護室
千駄ヶ谷で降りまた代々木まで戻り、降りるつもりだったが、山手線が滑り込んで
きたら、急に渋谷へ行きたくなりホームを走ったら、車両の一番後ろ辺りで転んだ。
痛くて立てない、すると車掌さんが近づいてきて「大丈夫ですか?」と声をかけられ
すぐ駅に連絡してくれたが、山手線はドアを閉めたまましばらく停車していた。
「今駅員がすぐきますからね」と電車は走っていった。
周りには誰もいないからよかったが、痛いけれど猛烈に恥ずかしかった。
何とか立ち上がったら、車椅子を持って駅員さんが二人きて、「大丈夫ですか?
救急車呼びましょうか?」と言われ「とんでもない、大丈夫です今痛いけど・・・」
「とりあえず駅で休んで下さい」と、駅の救護室で20分ほど休ませてもらったら
痛いけど起き上がれたので、丁寧にお礼を言ってそこを出たが、車掌さん、駅員さん
達の丁寧で親切な対応は、本当に有難いと思い、とても感謝できた。
少し痛かったが、ほぼふつうに歩けたので、南新宿駅へ行き、電車を待ったが
ホームドアがないため、進行してくる電車がよく撮れた。
しばらく前から、「青信号に点滅では決して走らない」「階段を降りる時は手すり
に掴まって」と心に決めていたのに・・・
左手にかすり傷、膝も打ったようで赤くなっていたが、左肋骨の下あたりがとても
痛かったが、夫の帰ってくるまで何とか夕食の準備はができた。
やはり体を動かすととても痛い、寝る前に体と対話し「朝まで良くなるように」と
知っている限りのマントラを唱え、入浴もせずにベッドに入ったが、後悔と反省とで
しばらく眠れなかった。そして今朝・・・まだ動くと左下の肋骨の辺り痛いが、整形外科
へ行かなくてもよいと判断できた。「いい年してご迷惑をかけて申し訳なかった、これ
からは何があっても走らない」と心に決めた。大変お恥ずかしい事だったが、でも軽く
すんで良かったと、神様にもとても感謝もできた。これからしばらくはおとなしく
しているつもりです。