動物や人間は腸からできたそうだが、腸は生物が進化する過程で、体内で
最も古くからある器官だそうだ。脳の発達していない下等動物でも、栄養を
吸収するために腸はもっとも重要で、脳、脊髄、心臓がない動物でも、腸が
ない動物はいないそうだ。またがん細胞は、健康な人の体でも3000~5000個
も発生しているとも言われている。それを防ぐために、24時間活躍している
のが「免疫細胞」(リンパ球)で、その働きが活発だと、ガンになることは
ないそうだ。また腸内細菌と免疫細胞は共棲しているので、腸の元気は
善玉菌が活発に働くことが大切だ。
※昨日の羽根木公園
腸内フローラでは、常に善玉菌と悪玉菌が闘っている状態で、腸内には
たくさんの菌が棲みついている。腸には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌がある。
日和見菌は約50%あり、優勢な方に加担するそうで、善玉菌は消化吸収
を助けたり、病気に対する抵抗力をつけたりなど、とても役立つ働きをする。
反対に、炎症を起こしたりする物質や、発ガン物質、発ガン促進性物質を作る
など、有害な働きをする菌を悪玉菌と言う。
善玉菌は悪玉菌を抑制する効果があり、腸内フローラでは常に2つの菌が
せめぎ合っている状態で、この時、悪玉菌が優勢になると、様々な健康リスク
が高まると言われている。健康のためには、善玉菌が優勢であることが
腸内フローラのバランスがとれた良い状態。
腸内環境には、乳酸菌よりビフィズス菌が大切だと言われている。
天性腸の働きが大変悪く、何時も悩まされていた私は、それらについて
若い頃から、いろいろな勉強をしていて、効果的と言われるさまざまなもの
を試したが、なかなか改善されなかった。およそ30年程以前だと思うが
読売新聞の記事で「カプセルに入って、生きたまま腸に届くヴィフィズス菌
ができた」と読んで、「これは絶対に良いはず」とピンときて、早速取り
寄せて、それ以来一日も欠かさず飲んでいる。