ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

免疫力を高め、健康と若さを保つために(前)

2021-09-29 10:08:48 | エッセー

 動物や人間は腸からできたそうだが、腸は生物が進化する過程で、体内で

最も古くからある器官だそうだ。脳の発達していない下等動物でも、栄養を

吸収するために腸はもっとも重要で、脳、脊髄、心臓がない動物でも、腸が

ない動物はいないそうだ。またがん細胞は、健康な人の体でも3000~5000個

も発生しているとも言われている。それを防ぐために、24時間活躍している

のが「免疫細胞」(リンパ球)で、その働きが活発だと、ガンになることは

ないそうだ。また腸内細菌と免疫細胞は共棲しているので、腸の元気は

善玉菌が活発に働くことが大切だ。

※昨日の羽根木公園

 腸内フローラでは、常に善玉菌と悪玉菌が闘っている状態で、腸内には

たくさんの菌が棲みついている。腸には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌がある。

日和見菌は約50%あり、優勢な方に加担するそうで、善玉菌は消化吸収

を助けたり、病気に対する抵抗力をつけたりなど、とても役立つ働きをする。

反対に、炎症を起こしたりする物質や、発ガン物質、発ガン促進性物質を作る

など、有害な働きをする菌を悪玉菌と言う。

善玉菌は悪玉菌を抑制する効果があり、腸内フローラでは常に2つの菌が

せめぎ合っている状態で、この時、悪玉菌が優勢になると、様々な健康リスク

が高まると言われている。健康のためには、善玉菌が優勢であることが

腸内フローラのバランスがとれた良い状態。

 腸内環境には、乳酸菌よりビフィズス菌が大切だと言われている。

天性腸の働きが大変悪く、何時も悩まされていた私は、それらについて

若い頃から、いろいろな勉強をしていて、効果的と言われるさまざまなもの

を試したが、なかなか改善されなかった。およそ30年程以前だと思うが

読売新聞の記事で「カプセルに入って、生きたまま腸に届くヴィフィズス菌

ができた」と読んで、「これは絶対に良いはず」とピンときて、早速取り

寄せて、それ以来一日も欠かさず飲んでいる。

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ニンニクは我が家の常備薬

2021-09-27 20:13:16 | エッセー

 我が家の食材は数多い。食べる訳ではないが、最も沢山使うのはニンニクだ。

それはおそらく10年前位から、手づくりのサプリメントを作っている。

 ニンニクを黒酢に付けてしばらく置き、それを朝晩二人で少しづつ毎日

飲んでいる。ニンニクの栄養素は高いが、また黒酢も同じで「黒酢ニンニク」

と言うサプリメントも大変売れているようだ。しばらく置くので、酸っぱさ

はあまりなく、まろやかなで飲みやすい。作り方は自己流だが「これは絶対

健康維持に最適だ」と思って、作り初めてから長年過ぎた。

 ニンニクを剥くのは大変手間がかかる、でもそれは夫が進んでやってくれる。

  時折薄い皮が残っているので、それをまた取り除くのは私の仕事だ。

※作り初め左と、出来上がり

「手は外の脳」と言われているが、ことに指先を刺激するのは大変効果的で

認知症の夫には最適で、これこそ「まさしく一挙両得」だと思っている。

 またニンニクオイルも大分前から作っていて、それもニンニクを沢山使う。

 ニンニクチップは油で揚げるが、それは食べずにもっと火を通して、ニンニク

の成分をオリーブオイルの中に抽出する。そのニンニクオイルは炒め物とか

時にはサラダなどに使うが、これも随分長く続けている。

 また、たまには「バーニャカウダー」のためのソースも作るので、我が家に

ニンニクの消費量は大変多い。そのため年齢の割に元気なのかも知れないと

思っている。手間暇はかかりますが、あなたもいかがでしょうか?

※オリーブオイルの中に入れたばかりのニンニクと出来上がり

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ベーゼンドルファーの美しい音色を全細胞で感じて

2021-09-27 09:00:25 | エッセー

 昨日は横須賀に住んでいる心友のレッツン室で、ベーゼンドルファーの

ピアノを聞かせて頂いた。それは若い頃音楽関係の仕事をしていて、音色に

敏感な夫のためにお願いした贅沢な企画だった。

 友人のピアノを初めて聴いたのは、目白のフォーシーズンホテルのラウンジ

だったが、後で知ったが、シューマンの奥さんの「クララ・シューマン」の

ピアノだった。彼女とは15年ほど前に、経堂の英会話教室で知り合ったが

とても美しく、ムードのある方だと思った。

ピアニストと知り、友人とその演奏聴きに行ったが、私は比較的敏感で、感性

を刺激されると、体がしびれたり、頭がしびれたりするが、その日は、胸の中

を暖かいものが巡るような不思議な感じを受けた。

 それから親しくなったが、ある日誕生日が同じだと気づき、確か都心の

地下鉄のホームで思わず二人でハグしたのも、とても懐かしい思い出だ。

 「ベーゼンドルファーを買いたいけどどう思う」と相談されたが、「欲しい

と思ったらぜひ買った方が良いと思う」と私は勧めた。

 

 自宅でのコンサートを何度か開いたが、本当にその音色の美しさや、ダイナ

ミックさは素人の私で分かり、とても素晴らしいと思った。

 そのため、認知症の夫の感性を刺激するため、お願いしたのだが、リクエスト

もしたが、2人だけで聞いたピアノはとても幸せだったが、夫もとても嬉し

そうだった。3人で乾杯し美味しくオシャレなご馳走を頂いた。

 往復二時間あまり、でも夫は帰り路も大層機嫌がよかった。記憶はほとんど

できないが、今朝「昨日の事覚えている?」と聞いたら、「横須加へピアノ

聴きに行ったんだとね」と、ハッキリ覚えていた。

 少しずつだが確実に認知症の進行は進み、ますます老化している夫、でも

元気な限り彼の心が潤うことを、できるだけ沢山経験させて上げたいと

思っている。今朝も元気でデイホームのお迎えの車で出かけた。

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予感は的中した

2021-09-25 19:52:52 | エッセー

 その友人は40年以上のお付き合いだが、心理の研究会仲間で、彼女とは

その道では世界的に知名度の高いS教授と、ヨーロッパ、アジアなどの

国際心理学会や、世界心理学会へ6回も一緒に参加したことがあった。

 臆病で個室は怖いと言う私に、いつも同室にしてくれたやさしい人

だった。国際学会の帰りに、教授と別れ二人だけで、オランダ、ドイツ

チェコなど観光したこともあった。また心理学者の大学教授なので、私の

相談相手になってくれたり、また、楽しい思い出をたくさん共有する友人

だった。

※デイホームでは毎回写真を付けて報告してくれる

 8月の半ばにTさんの夢を見たが、昨日今日と続けてまた夢を見たので

何故か気になりメールをした。するとすぐに電話があったが、何とご主人が

亡くなったそうだ。「やはり」と私は思った。Tさんにはことのほか敏感で

職場の大学での人間関係、紛争問題その他、何故か私から気になり連絡して

遠隔ヒーリングを送ったりしたことも何度かあり、「やはりあなたはヒーラー

なのね、お陰様で相手の態度が変わりました」など、何時も感謝されていた。

 ご主人は画家で以前銀座の画廊で展覧会を開いて、お邪魔したがたまたま

席を外していて、まだ一度もお目にかかったことはなかった。

 家の中で椅子に座るときに骨折したらしいが、あまり痛みもなかったそう

だが「大腿骨骨折」だったそうだ。過去に心臓その他色々な病気があったが

比較的元気で、リハビリのため転院も考えていたそうだ。

※敬老の日に頂いた色紙

 それなのに突然亡くなったのは入院して半月足らずで、そろそろ退院と

考えていたのに、そのショックは大変なものだろう。

「突然いなくなったので、まだ実感がないが、たまらなく淋しい」と話して

いたが、私の友人達はまだ60代の一人を残し、すべて未亡人になった。

 淋しがりの私はまだ未亡人にはなりたくない、そのためより一層愛を

こめて、注意して夫を介護しなければと思った。

 毎週3回元気でデイホームに通っているが、夫がいてくれるだけで幸せ

なのだと感じたが、夫は介護ベッドでスヤスヤ眠っていた。

 

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夜中に目覚めて

2021-09-25 03:11:18 | エッセー

 最近夜中に目覚めることが多くなったが、その原因は自分では明確に

分かっているが、考えると眠れなくなる,少女時代の癖がまだ治らない。

 私の友人は神経がタフで、メンタルな意味で逞しく、本当に羨ましいと思う。

さまざまな心理学、心理療法、精神世界など、学習したからこそ、まだ私は

生きているのだと理解している。そんな意味では心理カウンセラーとしては

資質に恵まれているのかも知れない。

 昨日も夜中に本を読んでいたが、何とか眠ろうとして1時間以上努力したが

ダメだったが、今日もまた同様だ。比較的楽観的、ある意味で開き直れる

こともできる私だが、それだけではコントロールできない感情がある。

もう少し感受性が鈍ければ、年齢なりに達観したり、諦観できたりすれば

生きて行くのがどんなにか楽になることだろう。

 夫は認知症になり初めの頃は「頭の中の線がどんどん切れていく」と、夜中

に飛び起きたりして、可哀そうでならなかった。

 でも、今は泰然自若で自然体「呑気で良いな」と、時折思うことがある。

私にはあまりにも寛容だった夫、そんな彼を「幸せな状態で長生きして欲しい」

と介護するのも、私の生きがいの一つだ。もう一度ベッドへ入るが、果たして

眠れるのだろうか?こんな時間に起きているのは、美容にも健康にも良く

ないと思うけど・・・

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