からの続きです
とにかく広い公園の中に展示してある
F-16、F-1、T-2、P-3、F-4EJ改
を紹介してきました。
引っ張りに引っ張りましたが
続いては建物の中の紹介をしていきましょう
まずは入ってすぐ
三沢淋代海岸から離陸し、太平洋無着陸横断飛行に成功した
ミス・ビードル号の復元機
この機体は燃費向上の為(空気抵抗を減らすため)に離陸したら主脚が取れるようになっていたそうです
なので着陸は胴体着陸
ライト兄弟が世界で初めて飛行に成功した航空機
ライトフライヤー号の復元機
因みに、本物のライトフライヤー号は
アメリカスミソニアン航空宇宙博物館にあります。
戦後初の国産旅客機
『YS-11』
敗戦国の日本は第二次大戦後、航空機の開発・製造・研究を禁止されていましたが、1952年の解禁に伴い、1958年から本格的に設計を始め1962年に試作第1号機が生産されました。 1973年までに182機生産されアメリカをはじめ世界の航空会社に採用されました。
Y『輸送』S『設計』 - 1『1番目のエンジン案』1『1番目の翼案』
でYS-11と命名されたそうです。
続いては隣の航空科学舘格納庫にて真打登場
これを見るために500km走ってやってきたと言っても過言ではない
日本海軍 零式艦上戦闘機二一型
いやぁ~
美しい
残念ながらこちらは実物ではありませんが
平成23年に上映された、
『 連合艦隊司令長官「山本五十六」~太平洋戦争70年目の真実~ 』
で映画撮影用に使用された実物大のレプリカです。
映画で使用された後も、当時の証言を元に色々手を加えられ更に本物に近づけられているそうです
エンジンカウルの質感
主翼の枕頭鋲
など非常に良くできていますね
このシルエットの感じ イイ
『V-128』号機は、日本海軍エース坂井三郎氏搭乗機
平成10年に小川原湖から引き上げられた零戦実機のプロペラと左主脚部
なんかの展示もありました
実物の持つ重厚感は何とも言えません
娘と零戦
そしてコチラも忘れてはイケマセン
日本陸軍一式双発高等練習機 (キ‐54)
平成24年9月5日、十和田湖に沈んだ級日本陸軍の『一式双発高等練習機』が引き上げられました。
在りし日の一式双発高等練習機
こんな感じで大空を飛んでいたんですね~
主翼先端の味方識別帯は退色無く残っている感じですね
垂直尾翼の骨組みも、赤色の部隊マークも残っていますね
約70年という月日が経っていますが、このような状態で残っているのは、水深57m強の湖底に着底し、年間を通して水温が2~4℃で淡水のため機体の腐食が少なかったことによるものだそうです。
この機体は、1943年9月27日
操縦訓練と資材運搬を兼ねて、秋田県能代飛行場から飛び立って青森県八戸市高館機構上へ向かう途中、エンジントラブルで十和田湖に不時着水し、搭乗者4名のうち3名の方が殉職したそうです。
世間的には、コチラの方が歴史的重要度が高かったりします
皆様も、青森県三沢市に行かれる機会がありましたら、一度見てみてはいかがでしょうか・・・
本物の持つ迫力、
そして約70年もの間十和田湖の湖底に眠っていた姿に圧倒されます