映画『こころの通訳者たち』
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この映画をお勧めしたいのだが、どういう言葉を使えばいいかが分からない。
1回観た後、また見なくちゃと思った。
2回目、やっぱり勧めたいと思った。
私はあと3回か、10回くらい見ると思う。
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聞こえない人とのつながりを大事にして生きている人と、見えない人とのつながりを大事にする人たち。
つながりの言葉の形は違うけど、大事にしているものは必ず同じ、という了解でつながっている。だから、相手の一番大事にしているものを壊さずに、対話しようとする。
こんな人たちが、この世にいること、それだけでほっとして泣きそうになる
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私には思い浮かべる聞こえない友人や見えない友人がいないので、映画を見ている間ずっと「言葉を話さない」子どもたちの顔や声が浮かんでくる。
一人ひとりの子の顔を思い出す度、名前を思い出す度、私は「言葉のない子のことば」を大事にして話してこれたかなと思う。そして、やっぱり泣きそうになる。足りな過ぎたものが、いっぱいある。そのことに、何度も気づく。
そんな不思議な映画です。