《この社会は「入試」を利用して15歳の子に何をしているか?》(その17)
《「定員内不合格」以前》
合格の可能性がないのに、受検料を取り「試験」を受けさせた「選抜制度」。
受け入れる気持ちがないのに、「合理的配慮」だけをした「教育委員会」。
だから、入試が終わったとたん、来年の「入試制度」変更の話をする。
1月30日に教育長が話した通りに、事が運ぶ。
□
初めから「合格の可能性がない」制度だったのか?
「受け入れる気のない」配慮だったのか?
いかに不当な扱いを受けたのか、そのからくりを告発する術を、伊織君はもたない。
「制度外」の受検生として扱われたことの不正義。
それは「合否以前」のこと。
伊織君の「3年間の入試」は何だったのか?
やはりこの話を抜きに、私は次に行けない。
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