なぜと問わなくてすむように 2021(その7)
《○て△=1》
「なぜ助けてと言えないのか」?という「問」がふつうに使われ、「答」が語られる。
長年、そのことにこだわってきたが、ふと気づいた。
答がおかしいのは、問のせい。
だって、答はどれも「1」になる。
どんな答えも「一人」「個人」~「孤立」に向かう。
□
それは、「て」のせい?
「助ける」+「て」。
「て」は接続助詞。
「て」の代わりに、「る」や「れ」「たい」を入れてみる。
① 《る》⇒「なぜ助け」る「と言えないのか」?
② 《たい》⇒「なぜ助け」たい「と言えないのか」?
③ 《れ》⇒「なぜ助か」れ「と言えないのか」?
□
「なぜ助けると言えないのか?」
「なぜ助けたいと言えないのか?」
「なぜ助かれと言えないのか?」
これなら、答えの方向が変わる。
「一人」じゃなく、「つながり」に向かう。
はて、私は何を言いたい?
(つづく)
最新の画像もっと見る
最近の「手をかすように知恵をかすこと」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- ようこそ就園・就学相談会へ(494)
- 就学相談・いろはカルタ(60)
- 手をかすように知恵をかすこと(29)
- 0点でも高校へ(393)
- 手をかりるように知恵をかりること(60)
- 8才の子ども(161)
- 普通学級の介助の専門性(54)
- 医療的ケアと普通学級(90)
- ホームN通信(103)
- 石川憲彦(36)
- 特別支援教育からの転校・転籍(48)
- 分けられること(67)
- ふつう学級の良さは学校を終えてからの方がよくわかる(14)
- 膨大な量の観察学習(32)
- ≪通級≫を考えるために(15)
- 誰かのまなざしを通して人をみること(134)
- この子がさびしくないように(86)
- こだわりの溶ける時間(58)
- 『みつこさんの右手』と三つの守り(21)
- やっちゃんがいく&Naoちゃん+なっち(50)
- 感情の流れをともに生きる(15)
- 自分を支える自分(15)
- こどものことば・こどものこえ・こどものうちゅう(19)
- 受けとめられ体験について(29)
- 関係の自立(28)
- 星になったhide(25)
- トム・キッドウッド(8)
- Halの冒険(56)
- 金曜日は「ものがたり」♪(15)
- 定員内入学拒否という差別(97)
- Niiといっしょ(23)
- フルインクル(45)
- 無条件の肯定的態度と相互性・応答性のある暮らし(26)
- ワニペディア(14)
- 新しい能力(28)
- みっけ(6)
- ワニなつ(351)
- 本のノート(59)
バックナンバー
人気記事